Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

物凄いボランテイア山本先生

2007-07-15 12:33:31 | Weblog
物凄いボランテイア山本敏晴先生       2007年7月15日

先週の七夕、私の69回目の誕生日でした。この日私は、山本
先生の講演を聞くために横浜mm21にあるJICA(独立行政
法人国際協力機構:有名な活動としては青年海外協力隊員を
募集し世界各国に派遣している)のビルに出かけました。その
講演は強烈なインパクトを私に与えてくれました。若し私があの
講演を20代30代の時に聞いていたら、現職の会社を辞めて、
国際協力師になる道に進路を切り換えたかもしれない。そう
言った講演でした。

山本 敏晴氏         http://www.ets-org.jp/ets.html
                  http://www.ets-org.jp/

1965年12月生まれ。宮城県仙台市出身。医師・医学博士・
写真家・国際協力師。12歳のとき、南アフリカ共和国の人種
差別を目の当たりにして以来、開発途上国を中心に、70ヵ国
に及ぶ国々を訪問、各地の撮影を行い、世界中で写真展を
行う。以後さまざまな国際協力団体に所属し、アフリカや中東
で医療援助活動をした後、自らの団体「NPO法人・宇宙船
地球号」を創設。40ヶ国以上でプロジェクトを実施。現在同団体
の理事長兼事務局長。(国際協力師になるために・白水社の
著者略歴より)

今私は「国際協力師になるために」を読み終え、引き続き、
「世界と恋するおしごと・小学館」を殆ど読み終えるところです。
他にも著書多数、上記url参照。

私が受けた強烈なインパクトはなんと言っても先生がアフリカ・
シエラレオネに行き、そこは平均寿命が日本人の半分以下で
乳幼児と妊産婦の死亡率が高く、放っておけば目の前で、そう
いう人たちがバタバタ死んでいく。そこに診療所を建て、1日に
何百人と診察をし、治療を施す。その物凄い行動力です。

一方翻って地球全体を見渡すと、総人口は50億から60億へ
向っているが、多産多死国の多死が減少すると100億への
到達点が急速に手前になってくる。宇宙船地球号をどうするの?
いま人類が依存する燃料は圧倒的に化石燃料であるが、これ
は有限のものである。あと数十年で無くなるもの、数百年で
(実際は石炭の100数十年が一番長くもつらしいが)無くなる
ものと言われているが、要は1000年はもたない。人類の歴史で
1000年なんて一瞬である。水もこのままでは枯渇するらしい。

すると人類はどうなる?今、60億の人類でもアフガンやイラクで
石油をめぐって戦争をしている。100億に近づけば争いはもっと
激烈に、水が無くなれば争いはもっと、あちこちで発生するだろう。
水を奪い合う農耕民族と遊牧民の争いは、調停不能になるかも
知れない。

しかも問題なのは、いま生きていて、この問題を考えなければ
ならない人達は、直接には何の問題も無いことなのだ。私が
死ぬ時は、こういうことに一切関係なしに、脳か心臓か肝臓が
だめになって死ぬ。あ、腎臓かも。山本先生もそうだろうと
思う。私達の孫の代になるとかなり深刻。ひ孫の代なら直面
している筈だ。

国際協力に従事するには、英語が必須で出来れば他の国連
公用語が出来ればなお良い。医師や看護師はとても大事な
仕事だが、私も含めてそうじゃない人が多い。そういう人達も
国際協力には必要で、事業計画の立案と実施状況の中間報告
最終報告、評価や監査、各種団体間の意思の疎通・調整、建物
の建設管理運営、物資やお金の出入りのチェック、人材調達
登用など技術屋や事務屋のやることも多い。こういうことをプロ
としてやるのが国際協力師と山本先生が呼んでいる。その
登竜門が青年海外協力隊で、ここでの実績が有ると、その後の
国際関係の仕事に就く時に役に立つし有利。若い人達に、是非
挑戦して貰いたいものです。

外国語が苦手の大多数はどうする?実際は地球全体のことを
考えると外国語なんかは二の次で、総人口100億時代に備え
ての宇宙船地球号の保全が非常に大切なことが判る。自分が
出すゴミは減らす、再使用する、リサイクルできるように分別を
する。これは皆がやらなければならない。物を買うときは、地球
保全環境保全に熱心な企業の製品を買う。そうではない企業の
製品は買わない(市場から撤退して貰う)。これは外国語が
出来なくても実行できる。私も家内も実行しなければ行けない。
貴方も実行して頂きたい。

さて、私のボランテイアだが、国際展示室に来る幼稚園から小・
中学生を接遇する仕事も大事だが、もう少し自分の語学力を
活かした仕事に就きたいと思う。いくら山本先生の講演に触発
されたからと言って、今から私がカンボジアやミャンマーのNGO
の事務所で、毎日働く・・・うーん、無理でしょうなー。