Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

8月になって

2006-08-07 16:32:41 | Weblog
8月になって

学校にも新たな動きがありました。7月末で辞めて行った人が
居ましたが、8月に入ってきた人も居たのです。噂では、日本
から5-6人来たそうです。この人達は、その人達だけで、
1クラス編成されていて、私達とは交流はありません。年齢
と最初から中級であることから判断して、日本の大学で中国語
を取って居る人達のようです。

水曜日の午後は、市内見学であることは既に書きましたが、8
月2日、8月最初の水曜日、集合場所の大学北門に所定時間の
2時半に姿を現したのは、私の他では阿楽庫と日庫だけでした。
この日は物凄い猛暑で外を歩くには不向きですが、仕方があり
ません。案内してくれたのは、この大学で日本語を履修してい
る中国人学生の長谷川さんと竹内さんです。勿論彼等には、
中国名があるのですが、「私達には日本名が有ります」と言っ
て、こう名乗られたので、こう呼んでいます。

長谷川さんと竹内さんには、3回連続で市内を案内して貰って
るので、すっかり顔なじみです。彼らも案内する学生が3人
だけなので拍子抜けのようです。この時、私の頭の中には、
以下のことが過ぎりました。これは大学事務局の連絡と言うか
指示がまずいからではないかと言うことです。7月の最初から
居る学生は、既に今回で5回目の見学会ですから、そして天津に
来て、1ヶ月も経っていますから、学生の案内で見学するところ
は残ってないのは判ります。

ですが8月になって来たばかりの日本人学生の中には、きっと
この見学会に参加したい人が居る筈です。それなのに、参加
希望者がゼロと言うのが腑に落ちません。でも、時間が来て
私達は出発しました。公共のバスに乗って馬場道で降りて、
馬場道⇒睦南道⇒大理道⇒常徳道、フランス租界やイギリス
租界の跡、ヨーロッパ建築が残された、雰囲気の良い町並み
です。私にしてみれば、6月末まで毎日会社の帰りに歩いて
帰った懐かしい道です。

翌日の朝です。授業の開始前に大学事務局の人が教室にやって
きました。今は夏休みなので、1日置きに、交替で誰かが来る
ようです。その人が私達に発した質問です。「昨日の見学会は
有りましたか?」私と阿楽庫と日庫「ありました」「集合時間
と場所は?」「午後2時半、北門です」「あらー、あの学生達
南門に集合してたらしい・・・」。私「授業開始の日に貰った
講座の案内に、はっきりとそう書いてあります」「あら、そう
なの?」 ・・・って、おいおい。俺はその案内をあんたから
貰ったんだぜ・・・これは言いませんでした。

私の頭の中を過ぎった心配は、的中していたのです。中国では
よくあるケースで、これは当分なくならないでしょう。

西瓜(スイカ)が安い

2006-08-07 16:29:35 | Weblog
西瓜(スイカ)が安い

今、日本もそうでしょうが、天津では西瓜が真っ盛りです。
普通の果物屋でも売り出し中ですが、トラックで売りにくる
人達があちこちに店を出します。店を出すと言っても、団地
の中とか、道路端にスペースを見付けて、そこに車を止めて、
さーいらっしゃいとなるだけの話なんですが、トラック一杯
の西瓜が売れるまで車で寝泊りしている人達も居ます。見て
ると、だいたい3日で売り尽くして、1日居ないなと思ってる
と、また車にいっぱい積んで、やって来ます。それの繰り返
しのようです。この単品売りは、西瓜に限らず、桃も多い
です。桃だけを車に積んで売りに来てます。時々見掛けるの
が、葡萄、じゃがいも、枝豆などです。

西瓜は、中国でも同じ字で、発音はシーグワ。これが日本に
来てスイカになったようです。因みに東瓜がトングワ、日本の
トーガンです。南瓜がナングワでカボチャです。北瓜は在り
ません。北では瓜が採れないんでしょうね。にがうりが苦瓜で
発音がグーグワ、沖縄のゴーヤの語源になりました。甘味が
少なく美味しくない瓜が馬瓜、発音はマグワ。昔、日本にも
そういう瓜でマクワ瓜と言うのがありました。今は見掛けま
せん。美味しい果物が豊富な現在は、商品価値が無いんだと
思います。

今、天津で売られている果物、但し、露天で売られている
庶民向けのもの:西瓜、桃、葡萄、杏、スモモ、マンゴー
(これは、大中小、何種類も有ります)、最近になって時期
到来でしょうか、梨、林檎、姫林檎、洋梨が出てきました。

西瓜は、浅緑に濃い緑の縞模様のものと、濃い緑の無地一色
のものと2種類あります。今は最盛期で、値段が安く、1kg
0.5元程です。つまり10kgの西瓜が5元、75円で買えます。
安く買えるのは良いんですが、食べるのが大変で、3日で半分
がやっとの状態です。あ、また今から食べよう。


小母さん頑張る

2006-08-07 16:27:38 | Weblog
日記







#121 小母さん頑張る





















作成者 : あるい♂ 返信 : 0 / 訪問 : 8
2006.08.06 15:31


小母さん頑張る

朝、学校に行く時でした。私がバスに乗ったら前の方しか空席
が有りません。それで前から2番目の席に座りました。次の
バス停で65~6歳の小母さんが乗ってきました。天津では、
車掌が乗っていないバスを無人バスと言います。運転手が
居るんですが、これは当然必要と言うことで、無人バスなんで
すが、当然客は前の出入り口から乗ることになります。運賃の
支払いを運転手が確認する必要があるので入り口が前になり
ます。

その小母さんは、乗った瞬間、bagからお金を出したのですが、
一番小さいお札が5元でした。私の真ん前なので、よく判り
ます。小母さんは私の方を見て、ニコニコしながら何か言って
います。聞こえなくても判りますよね。「このお金小さくなり
ませんか?」この場合、これしかあり得ません。

中国では、100元(1500円)札が最高額で、50,20,10元と続き
ますが、これを整銭と言い、5元以下の小銭を零銭(リンチェン)
と呼びます。小母さんは「零銭有没有」リンチェンヨウメイヨウ
小銭有りますか?と聞いてきたのです。因みに運転手はお金に
触りません。料金箱にお金が入ったかどうか、或いはICカード
が正しく感知されたかどうかを確認するだけです。このバスの
料金は一律1.5元です。日常生活では1クワイ5マオと発音します。
普通、最後のマオを省略しますので、イークワイウーです。

私は「有」ヨウと答えて、ポケットから1元札5枚を取り出し、
小母さんの5元札と交換しました。小母さんは今度は0.5元、
つまり5角(マオ)が必要なんですが、私も5角を2つ持ってい
ません。そうこうするうちにバスはスピードを出してきている
ので、小母さんよろよろして危ないです。

運転手が、小母さんに座るように言い、更に、2元入れて、後か
ら乗ってくるお客さんから5角貰って下さいと言ったのでしょう。
小母さんは、私の隣の椅子に座りました。その席は一番前の席に
なり、その前は乗車口です。

次のバス停に着き、お客さんが乗ってきました。小母さんは、
一人一人に、「私に5角下さい」と言っています。最初の3人は
ICカードでピッピッと感知させながら乗り込みました。4人目
のお客さんが、小母さんに5角札を渡して料金箱に1元を入れて
1件落着です。一部始終を見ていた私もホッとしました。