ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

大切な日々

2008-06-17 | 0~1歳
 昼からまた下痢。元気はあるものの食欲が落ちた。症状も便の状態も前の初期と同じなのでまた整腸剤にお世話になることにした。フードを変えることも一案とのことなのだが、あまり気が進まない。一粒の重さや材料の明確さから、今使っているものが一番いいと思うからだ。「下痢しにくい」ということと「材料や作成工程が信頼できる」ということは全く次元が違う話だ。今のところ、整腸剤の経過を見ながらの内服で経過を見ることにする。マイトマックスをビン買いしたからよかったな。

 健康上のことでも日々のしつけのことでも、医学的なことなのか方法論的な話なのか、はたまた精神論なのか、私にとっては見分けることが難しい。便ひとつ取ってもアリエスのように「腸内環境が・・・」というのもあるだろうし、ストレスやおびえも一因かもしれない。または、甘やかしているという状態なのか。けれど、たったひとつ言えるとすれば、彼に関することなら小さな変化を絶対に見逃さないということだ。この3ヶ月、迷い間違い失敗しながらも一緒に過ごしてきたのだ。たとえば今日お腹を下すだろうということは、実は昨日から予測していた。そういったことの積み重ねは、情けない親である自分にとって、心の拠りどころとし自分を信じる根拠にできることだと思う。歩き方が変化した日、目の表情、声の違い・・・。プロに教わっても本で学んでも、「彼の場合」という一点については誰にも分からないことなのだから。でもその意味するところを理解するのが難しいなぁ。これからも彼との時間を大切にしよう。

 庭から他犬を見ると吠える。遊びたいにしろ警戒にしろ犬としてある意味自然かもしれないが、そんな必要はないから回避策も実行することにした。フェンスの内側を覆う木々の下の隙間かがちょうど犬達の高さ。直接見えないように人工芝を張った。効果は上々。匂いでは分かっているに違いない。段々理解できてきたら外そうねという決意も込めて。

 早朝の散歩は決行。リードを離しても先には行かない。

 

ホネホネ

2008-06-16 | 0~1歳
 「100本ノック」は相変わらずやっている。今日気づいたが、アリエスは私の投げたり転がしたりの方向を読んで動いている。転がすフリをすると、サッカーのキーパーみたいにびょーんとスタートを切る。・・・と見せかけてこっち!とやると、即座に修正してボールに追いつくのだ。すごく機敏。そのうち「フリ」もばれちゃうんだろうな。

 梅雨とは思えない晴天続きで日中の日射しは結構強いが、時間がある時はできる限りアリエスを庭へ出す。朝夕の散歩&遊びタイム以外にも、午前・午後1回ずつ。室内犬って外飼いの犬に比べて汚れが少ないし、ホワイトシェパードについて言えばより白いのかもしれない。けれど、なんだかその泥臭くないところが妙によくない気がしてしまうのだ。骨が細くなりそうだという懸念も。暑い寒いもあり土で茶色く擦り傷もあちこち。それでこそ!なんて思ってしまうなぁ。
 気温が高ければアリエスも自分で調節して無理な動きはせず、日陰でうまく休んでいるようだ。もっとも、骨に大切なビタミンDが活性化されればある程度の目的は果たしているので、長時間ではないが。大きく立派でなくていい、白くなくていいから、丈夫な体であるように。毎日そう祈る。

 首周りが増大。すごく太い。とはいっても筋肉の他に皮のたるみと毛の伸びのせいもある。短かった毛が長くなって、カラーをして前に引っ張るとエリザベス女王みたいになる。教科書のイメージの。ぷっ。

 つい最近リビングのドアを開けたと言ってみんなで驚いていたら、もう家中のドアを開けられるようになったのに驚愕。取っ手が全部統一されているのではあるが、「押し」だけじゃなくもう「引き」もできるのだ!・・・前は家政婦は見た!ばりに申し訳なさそうにのぞいていた部屋もトコトコと入り込み、へっへーと未知の場所を楽しんでいる。不可侵領域はやめようよ!私と共に家を追い出されるぞ・・・知恵比べになりそうな気がしてきた。生後25週と3日、家へ来てちょうど3ヶ月になった夜。

 

自転車デビュー(リハーサル)

2008-06-15 | 0~1歳
 今朝はあまり遊ばなかったので、夕方たっぷり運動した。お陰でアリエスは今ぐーぐーと寝ている。ごはんになったら速攻で起きるだろうけど。

 ボールばかりでは飽きて集中力も落ちる。途中は引張りっこや追いかけっこをしているが、彼の体力は日々増すばかり。よし、自転車だ!他の犬に出会ったらまず自転車ごと転倒し、おそらくそのまま引きずられるだろうが。夜は地面が見えないので足裏に怪我しそうだし、やっぱり早朝になるか。家の周りは犬の散歩が多く「台風銀座」(古すぎ?)ならぬ「犬銀座」とでも呼びたいくらいだが、町内情報筋によると朝のラッシュアワーは6時半から8時半までだ。私達はもっとずっと早くに済ませてしまうので、まあ大丈夫だろう。しかしたくさんの犬のお陰か、市内で頻発している車上荒らしや空き巣の被害がこの一帯は極端に少ない。

 単身赴任先では自転車が私の足であり、よほどの降りでなければ雪の日も透明ビニ傘で乗り回していた(極めて危険)。昔取ったキネヅカで、勇ましく点検なんかしてみた。うーん、さすが海の町に置いてただけあって、サビサビ。タイヤもふにゃふにゃだが乗ってみよう・・・おー行ける行ける!庭の芝生の上だが。アリエスをまずこの物体に慣らさなければならないが、彼は怖がる風もなくちょっと笑顔で着いてくる。やったーできるじゃん!スピードを出してみるとちゃんとあわせて走る。それ使うと急に早くなったねーと思っているかな?とにかく楽しくて、ふたりともバテるまでぐるぐる回っていたのでした。リードなくてもここでいっか、と妥協しそう。

 アリエスが洗面所にくっついてきて、腹ばいで眠って待っている姿を上から見ると、アルプスの少女ハイジに出てくる子ヤギのユキちゃんみたいだ。耳が両側にぺたっと開いて、顔が見えなくてもあどけない風情だ。寝ぼけがとれると急にいたずら坊主に変身するのだが・・・。

熱闘甲子園

2008-06-14 | 0~1歳
 最近すっかり野球少年になったアリエス。転がる白球に青春(早すぎ)を賭けている。2個のボールをかわりばんこに放って取ってくるの繰り返し。まるで100本ノックのようだが嬉々としてやっている。お陰で細かった(?)おしりから後脚がだんだん太くなってきた。そろそろ自転車で走ろうかな。

 家の中では大きな木の棒をガリガリやるのが定番。ホントはそれ、投げて遊ぶやつなんですけど。端を両手で持ち、反対側を攻撃。ノッてくると、もう無我夢中で噛んでいる。目は半開き。そうなった時、自分の歌に酔ってマイクを離さないヒトにそっくり。家では「ザトウイチ」とも呼ばれている。

 基本的に我が家は、「ある程度は自然と共存派」であった。虫も蛇もまあしょうがないよねー。ところが、アリエスがやってきてからハエや蚊は完全なる敵。先日アリ子母が、「ちょっとーっ!あれ、あれ!」と慌てていた。ハエが元気に飛び回っている。アリエスに卵でも産んだら許さん!とキンチョールを要求していたのだ。しかし「あれよ、ハエ殺し!」と言うので、え?新聞まるめたやつ?特殊器具??と一瞬分からなかった。それにしても、ハエ殺しって・・・

やっと内服

2008-06-13 | 0~1歳
 5月に消化器症状が出てから体調が万全となり、やっとフィラリア駆虫薬イベルメクチン(カルドメックチュアブルP錠)を内服。予定より2週間遅れたが、いたしかたない。下痢していても飲んでいいと言われていたのだが、体調不良時の初めての薬は何となく心配で。

 イベルメクチンは「虫」のグルタミン作動性クロライド(塩素)チャンネルに結合して神経細胞の塩素透過性を上昇させ、細胞の過分極→麻痺を起こさせ駆虫するという肝代謝薬らしい。コリーやシェルティ、オーストラリアン・シェパードは遺伝的にこのイベルメクチンの中毒にかかりやすい個体が多いことが指摘されている。イベルメクチンを含むいくつかの薬剤は、MDR1という遺伝子の遺伝子産物p-gpという糖蛋白によって細胞内から細胞外へ輸送される。このp-gpはATPを加水分解して駆動力を生じるポンプのような分子で、小腸・肝・腎と脳血液関門に分布する。MDR1に変異や欠損があると、p-gpが少ないか作られないので薬物を細胞外へ出せず副作用が出やすくなる。重要視されるのは中枢神経症状だ。

 飲ませる前にMDR1を調べようかとも思ったが、犬舎で彼の血縁犬達にそういうトラブルはなかったとのことなので内服させた。朝一番に飲んで(食べて)経過観察。大丈夫そうでよかった。

 それにしても犬用の薬って、形がかわいいものがあるんだ!今回のは骨型だ。かわいいのでこのままフードに載せたが大きいので、さすがの鈍感アリエスも「なにこれ」とくわえて持ち去り、口に含んだり触ったりして観察を開始した。細かく砕いて載せ直すと、ガブガブと食べちゃったのでした。