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快適ぐっすりこん~
以前北海道に引っ越そう計画があって、土地を見に行ったりまでしました。そして家を建てる心づもりだったのですが、諸々の事情により現状を維持しています。その頃から、建築やらインテリアやら生活道具やらに興味を持って、ネットや本で情報収集を続けています。最近は冬にちょっとやってみた花壇がうまくいったのに気をよくして、土いじりにも手を出そうとしています。緑の配置も奥が深い・・・
そんなことから結構デザインって大事だと思っていて、「美しい」と感じることのみならず、問題をデザインによって解決することの素晴らしさにも感銘を受けることがあります。
しかし、よくある「デザインか機能か?」という問いには、迷わず「機能!」と答えていました。しかもシンプルに限る。一芸のみに秀でていて無駄がないこと、その役割や動作に徹する姿勢があること。そういうわけで、近い例でいえばスマホよりガラケーです。
けれども、なんか違うんだよな~とも思っていました。デザインの対極としての機能?自分が大事だと思うのは果たして「機能」なのか??機能を突き詰めてものすごく便利になってしまうと、頭も手先もどんどんバカになっていくし、生物として生きていく大変さみたいなものが薄れていく危機感があるのです。これまで何でもなくやっていた動作も、あれこれ便利グッズなるものが必要になってくれば、それこそ物ばかりが増えてしまうし。
ある時、著名なプロダクトデザイナーの言葉がまさにドンピシャとはまったのでしたが、それは「心地」という単語でした。使い心地をデザインする、というのが難しくも大切なのであると。
そうですそうです!心地です!使い心地、触り心地、居心地。そういう感覚こそ、私にとっては何より大切です。「見心地」がデザインの形状や色の大きな要素ってわけですね。
アリエスにも、そういった「心地が良い」という感覚を日々感じてもらいたいものだと思っています。寝床にも散歩や身づくろいの道具にも、散歩の風景にも、ごはんの味にも匂いにも、ごくごく飲む水にも。一緒に過ごす時間そのものを、滋味豊かにご機嫌に送り出していってくれるようにと願っています。