ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

雷小僧、スイカ小僧

2013-08-28 | 5~6歳
 こないだの雷でクーラーがダウン。うちはガスを併用したセントラルヒーティングシステムで、リビングを親機として各部屋のエアコンがつながっている。なんかねー、あの晩、部屋にピリッと音が走った瞬間があったのよ。その直後から送風だけになった。アリエスが私の部屋でぐっすり寝入っていたから、夜通しうちわであおいでなんとか+2℃でしのぎ、夜明けとともにリビングをチェック。当然ダメだと思ったら、大丈夫で号泣(ウソだけどそれくらいホッとした)。なにせ毛皮のヒトがいるからね・・・

 子機の配線が分かれて室外機に到達する、それまでのところがやられたらしいと判明。ガス会社の人やら電気屋さんやらが断続的にやって来て、アリエスもまた忙しい。修理は無理な見込みなので、入れ替えることになりそう。15年経ってても配管に錆びもなく、「不運な落雷さえなかったら、まだ使えましたねぇ」とおじさんが目を丸くしていた。そろそろエコなやつにしろよ、って天からの声だと思うことにしよう。

 暮らしてゆくということの中で、生活の物を手入れし、労わり育てて共に年を重ねることの重要性が、このところやっと分かるようになった。それからは芝刈り機、掃除機などの道具、扇風機、車、台所、なんでも、使ったときに手入れして大切にするようになりました。以前からアリエスの物品だけは特別扱いだったけどさ。「物」をとかく軽んじがちな自分だったけど、大事に作られた物の素晴らしさに目覚めたかもなーーその後ろに、丹精込める人の姿が見える・・・


 

つい先日「デビュー」したばかりのくせに、いっちょまえに種を出したりします。びっくりだね。
「大人分量でお願いします」




骨付き肉をかじる時もそうだけど、夢中になるとこんな顔になります。寄り目になって、耳が緊張感ゼロでピロッと左右に開き、やたら鼻とヒゲが接近してきます。まるでネズミ。

鼻の謎

2013-08-26 | 5~6歳
 犬って嗅覚がすごい。それはそうとして、匂いの好き嫌いはずいぶん幅があるのでは?という気がする。華やかな香りつきシャンプーとか、トリミングサロンでうっとりした顔してる犬を見かけると、ほーゥと思う。あれってあの子にとってはいい匂いなのだろうな。アリエスだったら多分、くしゃみ連発→顔こすりつけ大興奮→うらみっぽい目つきで見上げる・・・の連続行動になるに決まってる。

 ところがそんなアリエスにも、得意な香ってのがあるんだな。意外と大丈夫なのは、ペパーミントとかラベンダー。渋いティーツリーなんかも平気っぽい。逆に甘いフローラルな香は苦手だし、爽やかなのに意外にダメなのは柑橘系。アリエスの石鹸や体につけるものはできる限り無臭のものにしているけど、もし使うとしたらちょっとだけ、アリエスの好きな種類から選ぶようにしている。

 

 ↑ 台所に立っていると、すかさずやって来ました。何にでも興味津々。ミツロウとオイルを湯煎しているところだよ。



↑ ここで見守ることに決めました。



↑ 昨日のアレは、コレになったのよ。今回は無香にした肉球クリームです。ミツロウ自体の匂いは、アリエスはあまり好きな分野ではない様子だけど。

 このクリームを塗って乾かないうちにアリエスが歩くので、勝手にワックスで床ツルツル。まんべんなく動き回ってくれるお陰で、けっこう均一に塗られています。あぁプラス思考な私。



 

 

ちょびっとサプリに助けてもらう

2013-08-14 | 5~6歳
 計算が完了するまでの過渡期であり、お腹の調子が心もとないアリエスに、短期間だけサプリメントを食べてもらうことにした。



 ↑ 左は整腸剤としていつもお世話になっているマイトマックス。これはアリエスにはとても合っていて、いいです。カプセルを開けて粉をごはんに混ぜます。
 ↑ 右は悩んだ挙句に突然思い出したペットタブ。犬舎から来た時飲んでたのだったか、生後1年くらいまでは使っていたもの。食事日誌を見返すと、ちゃんと書いてあったので即注文。現在のアリエスにとっては、ビタミンや微量元素の必要量の6-7割を補給する内容です。

 実は私は、サプリメントに対しては「腹に一物」持っている。いわゆる健康食品、トクホを取得した食品、あと漢方薬についても同様。「よく注意して使わなくちゃ」という警戒音が耳に鳴る感じというか。

 健康食品は、エビデンスがあいまいなものや、薬事法とのからみもあって効能の表現が微妙なものが多い。「薬品」か「食品」かの二択になれば「食品」で、臨床試験(治験)はあってもユルそうだし、何だかウゾウムゾウ出てきそう。
 トクホの食品って、どうやって審査されるのだろう?医学論文に掲載できるデータが取れているのかな?といつも思う(そこまで興味ないので調べないけど)。元のデータはもっと大きいのかもしれないが電車内の広告なんかを見ると、nが少なすぎると思っちゃう。えーこんなんで消費者庁が「有効な可能性がある」お墨付き出しちゃうんだ・・・。
 漢方薬はちょっと別な領域だし長い脱線になりそうなので割愛・・・

 そのうえペット用品って、ヒトの物品より劣る製造過程や管理を受けていそうな、払拭しがたい悪いイメージがあるんだよね。劣悪ペットフードの実態が暴かれているせいか、私だけか、・・・。だから「ヒトの薬も作ってる製薬会社ですよ!」とかいう売り文句も、リアクションに困っちゃう。

 そんなこんな色々な雑念を抱えながら、ビビりつつ使ってみるというのが現状。初めての食品でもそうだけど、薬もサプリメントも可能なら午後以降は試さないし、かかりつけ医の休診日と前日は避けるようにしているかな。

 これからの食事についても、サプリメントで補完する必要のない内容を目指したい。です。

  

オドロキの・・・母というものは

2013-08-12 | 5~6歳

↑↑ 約束通り、アリエスにポタージュを作りました。ゆでたとうもろこしと肉の煮汁と牛乳。ホブズさんで細かくしてゆっくり濾す。レバーをトッピングして、召し上がれ~・・・っと、もうペロしてるし。


 さて、まずは今まで食べていた食事を調べてみよう!ということで、標準的なある1日の成分を計算してみた。

 たとえばカロリー。フードは3種類をミックスして計330g。これで1341.05kcal摂取。加えてトッピングと果物、それに昼ごはんの肉類は、全部で16種類。計581.11kcal。これらを合わせて、1922.16kcal。NRCやその他の様々な推奨摂取エネルギーが体重50kgで2070~2350kcal(けっこう幅がありますね)。歯磨き用を含めちょっとしたおやつをあげるので、ほぼこの数値にはまっている。へーえ。すごい。

 何がすごいって、この献立は多少相談しつつも、アリ子母がアリエスの体調をみながら調整しているものなのです。フードのカロリーも成分も別に把握してないはずのアリババは、いったいどうやってぴったしカンカン(歳バレる)の量を知ったのか。・・・・・・・・・・

 調査の結果、一に観察、二に観察の賜物と判明。考えてみればアリババは、アリエスのわずかな体調のゆらぎも見逃さないし、その違いを察知した時の頭の回転の速さには舌を巻く。知識と経験の脳内アーカイブをバラバラバラバラッとめくる音が聴こえちゃいそう。そうやって、一生懸命考えるのです。

 そんな時の母ちゃんはえらくかっこいい。「原因」を逃がさない狩人のようでもあり、対策を講じるについては現場をグイグイ引っ張っていく親方のようでもあり。思わずぼんやり「私のこともこうして育てたんだろうな」と考えてしまう。アリエスが私自身の来し方を教える瞬間です。

 エクセルなんかで計算をしようとしてる私は、いつまでたっても母の背中に追いつくことはないのだろうな・・・

あわててアリごはん

2013-08-11 | 5~6歳
 意気込みだけは立派?だった手作り食挑戦の件。いろいろな食材を試したり本を調べたり、ちびちび進めていたのだけれど・・・

 今夏のまさに「経験したことのない」猛暑で、アリエスの胃腸事情は本当に気がかり。時折下痢をしたりするのだ。新たに取り入れた食べものが悪いのか、控えているつもりだけど運動のし過ぎなのか、・・・と悶々と考えたりしたけど、どうも気温が急上昇するとお腹がゆるくなる。便の匂いがおかしくなる。そんな時は固形物をやめて鶏と昆布のスープで様子をみるのだが、すぐに普通の状態に戻ることもあれば抗生剤を飲まねばならないこともある。そんなことを繰り返すので、腸上皮もきちんと再生していないのではないかと心配だ。

 もっとも、本人はいたって元気で「もっとくれろ」攻撃が止まない。アリエスが本当に調子が悪い時は横になって寝ない(腹ばいで耐える)ので、ゆうゆうと横臥している今はそんなにひどくない状況とみえてはいる。

 まだ暑さの続きそうな現在、お腹の調子が良い時でもフードを混ぜる気にはなれないというのが本音だ。開封の瞬間に酸化しているだろうし、消化には相応の負担がかかるのだし。
 チキンスープで落ち着いていれば、鶏+豚+牛ひき肉入り卵とじスープにステップアップする。そこに徐々にフードを加えていくようにしていたわけだけど、さて今度はどうするか。ーーーーー

 で、これを機会に手作り食に移行してしまう可能性も考えて、栄養計算に挑むことにした。世の中にはド根性の人が居るもので、自分の家の犬や猫のためにものすごく正確な計算表を作成してレシピを蓄積したり公開したりしている。横着な私はそれをお借りしようかとも思ったのだけれど、入手には一定の困難が伴ったり、正確すぎて参りそうでもある。結局は借り物なので(試験の時の友達のノートみたいにね!)、使い勝手が微妙に合わないし、何より自分で理解せずに進むのが不安だ。学問一般と同じで、その場しのぎはやっぱり後で柔軟な対応ができず大コケする気がする。しかたない、やるか。

 とうとう買いましたよ、「食品成分表2013」。始めてみると、これ見るのって結構おもしろい。「日本国勢図会」やら「理科年表」的データブックなのね。和牛と輸入肉の成分にはこんな差があるんだとか、存在感イマイチの野菜の驚きの栄養素とか。って楽しんでる場合じゃないんだが。数字の合計だけでない、ある特定の効果を狙った食事の構成も考えられるし、のぞいてみたら本当に奥の深い世界だ。


あちこちつまみ食い・・・

 どう頑張っても独自街道に迷い込むことは間違いなく、アリエスと試行錯誤でやっていくしかない。あまり細かく神経質にならずおおらかに進めようと、早くも逃避&アリエスの体頼みの決意を固めた。この日記に「今日のごはん日誌」をアップできるようになるのは、いつのことやら。