ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

自分でできるリハビリテーション

2015-06-28 | 7~8歳
 アリエスは左後脚をいため、それをかばうために四肢のバランスがあまり良くない状態になっているようです。ほかの足で荷重を負担している形になり、カイロプラクティックの医師によると特に右前脚に体重をかけてねじれた感じになっているみたい。私は彼がただ立っているだけではそれを見分けられませんけれども、散歩から帰って足を洗おうとすると右後脚を上げたがらないことから、それと分かります。

 いろいろ調べてみたら、あちこち痛めがちなスポーツドッグの世界で、専用のリハビリ器具を使って理学療法をおこなっているのを見つけました。バランスボールを様々に利用して、体幹と四肢の筋力強化を目指します。ヒトもよく、これで痩せようとしてますね。

 先日新しいパソコンを購入した父ちゃんは、“あーぁアリエスにもボール欲しいな欲しいなーっ!!”と私にわざとらしく言われて、早速プレゼントする羽目になりました。こんな顛末で、アリエスのバランスボールが家にやって来ました。毎日少しずつ、トレーニングしていくのが楽しみです。

 

ハーネスをつけ、危険のないようにおこないます


チャレンジ最中の写真はさすがになし。はじめは5分程度で終わりです。疲れました~?

 

~おまけ~

 新しいしつけトレーニングの理論も疾患の治療も民間療法も、この時代でもやっぱり欧米から輸入されることが多いなと感じます。イヌと向き合う社会のあり方の差、といえばそうかもしれないけど、私は自分の観察や洞察の至らなさが身に沁みます。色々な考え方を耳にするにつけ、誰であれどこであれ、それはイヌを真剣に知ろうとすれば発見できることのように思えるからです。

 イヌの専門家ではないけど、アリエスの専門家ではあるはずだ。そう思うと、なんにも気づいてくれない母ちゃんと暮らすアリエスが不憫でなりません。彼が少しでも幸せだと感じてくれるように、感性を磨いていきたいなと思うこの頃です。

初カイロ

2015-06-14 | 7~8歳

昔っからこのうしろすがたが大好きだー


 半年ほど前から、走り回った後に左後脚を引きずることがありました。先月の8種ワクチン時の診察では、やはり股関節かな・・・ということでした。中年期以降は運動量を減らしてきましたが、その中で後ろ足~腰の筋力をいかに維持するか、というのは、おじいちゃんになった時のQOLを考えれば一番と言っても過言ではない重要課題。はたして、それを真剣に検討すべき時期になったなと感じました。

 運動では砂浜を正しく歩くというのが最善だと思いますが、おいそれと海に行けるわけでもないし。次善策としては緩やかな坂道をきちんと昇降する、という方法もあるようです。これは普段の散歩でもできそうだから取り入れる。ほかにサプリメントや食事の見直しも必要ですね。

 愛用しているバーバラ・フューシェ『ペットの自然療法辞典』では、専門資格を持った獣医師からカイロプラクティックや鍼・指圧を受けて気持ちよさそうに半目になっているイヌたちの写真がたくさん載っています。関節をあるべき位置に戻したり、トリガーポイントを発見したり、症状に応じた経穴を刺激したりといった理学療法が述べられています。これ見てみたいな・・・!!


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 先日、探してお願いした先生が我が家に来てくれました。訪問診療です。体のちょっとした歪みなどについて、いつもより興奮した状態で正確に診察しうまく施術できるものだろうか?という疑問が常々あったので、往診でおこなうという方針には(先生は大変でしょうが)大賛成です。

 初診ということで3時間超かかりました。8割は問診とよもやま話、図説による説明とマッサージの指導。残り2割で視診・触診・施術という内容。私達の関わり方やアリエスとの暮らしについてお話しするのもとても重要なことで、そんな中で彫像を掘り出していくように、アリエスと彼の問題点とを明確に削り出してゆくのです。

 痛くてはいけない。そういうスタンスで的確に進められていく診察は、見ていて安心できました。体が大きくアスリートのような先生ですが、アリエスに触れる手は非常に繊細で、思わず自分の粗暴な動作を恥じました。施術の後、アリエスの筋肉はすごく柔らかくなり、心なしかヒップアップしたようにも見えました。これは一時的な変化でしょうが、目指すべきコンディションの指標になりました。しばらくは定期的に診察してもらえることになったので、習った手技を毎日ぼちぼちやっていこうと思います。
 
 何事も指導者は重要ですけど、そこから学びおぼえて生かすのは自分です。アリエスと一緒にすることというのは何でも楽しいから、その点はすごーく助かります。



母ちゃんの宝物のおしり。