ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

霧雨の日

2008-09-30 | 0~1歳
 またまたそこですか・・・ 

  





 いつのまにか右のマロに切り傷。まるで刀傷じゃん。たぶんボールで遊んでいて木の枝で引っかいたんだな。かさぶたになって治りかけるとかゆがってまた出血。鼻も擦過傷がありかゆくなると元の木阿弥。いつ治るのかしら・・・
 アリエスは幼い頃から右目と鼻周辺のケガが多い。生まれてしばらくして、犬舎で大きな子達と遊んでいて右目の下を切っている。5月に犬舎で1週間滞在させて頂いた時も、帰る日にお姉さま達にしかられ右目の下にトホホの負傷。ブリーダーさんがものすごくかわいそうがってくださったのだった。鼻の上はネットやリードでこすって皮がむけるパターン。特定部位の厄払いが必要?・・・それにしても、右前になって突っ込んでいくのだろうか。変なの。

 昨日からしとしとと雨が降り続き、今朝はさすがに寒くて雨に濡れる気にならず休養。昼から小降りになったので遊歩道へ出かけた。まだ行ったことのないところまで歩き、東屋で休憩し、ロングリードで土手ダッシュをしながら数時間を過ごした。彼はまたもや足元で倒れて熟睡中。
 2市にわたる遊歩道だと思っていたら、実はもっと長大らしい。サイクリングロードとして関東では著名なもので、東京まで開通する予定だとか。松尾芭蕉並みの健脚が要るな。もっとも、ぐるりとめぐる道もあり、半日以上かければ何とかなるかもしれない。私のトレーニングが先じゃなかろうかと、ちょっと不安になった。

 こんな天気でも、アスリート達は休まない。ランナーにも結構会ったし、マウンテンバイクが途中の「道の駅」にたくさん止まっていた。近くの高校のサッカー部はカラフルないでたちでスタートラインについたところだった。横を通り過ぎるアリエスを見て「すげーオオカミだ!」「オオカミでしょ絶対!」と大騒ぎ。中のひとりがなぜか英語で「ハロー」と呼びかけるので笑ってしまった。自転車に乗った先生が、「コラー怒らせたら怖いぞ」とちょっとまじめに慌てていたのでまた笑った。責任あるからね、先生は。コワモテだけど怖かったのね。

 コワモテの人ほどアリエスを怖がる。これは最近までの統計で結構顕著な法則だ。不謹慎かな・・・
 

氷雨の日

2008-09-29 | 0~1歳
 鼻に白いのついてるよ。ガードレールの塗料でしょ

 体が冷えたからね

 昨日・今日とアリエスはパワー全開。このところだいぶ疲れがたまっていたのか、体のキレがいまひとつな感じであった。一昨日に私が用事で遠方に出かけ、アリ男も仕事。散歩を休みにしていたところ、こんこんと眠り続けていたという。昨日目覚めてからはやたらと跳ね回り遊びたがり、外に出すとものすごい速さでボールを取りに走る。バイタリティあふれる姿に戻ったのだった。

 今朝も遊歩道の土手や芝生の平地をダッシュで昇り降りしてクタクタ。アリエスは足元でピクピクしながら眠っていた。しっぽまでパタパタやっておもしろーい。冷たい雨が降っていたがやむ気配もないので昼のうちに歩きに出た。結果的には一番雨足の弱い時間帯だったんじゃないかな。
 戻ってよく体を拭き、落ち着いて眠そうになったアリエスに毛布を進呈した。寒いからねー。はじめこそ前脚で抱えていたが、そのうちに端をかじり始めた。まあいいよ、あんたのだから。

感動の再会

2008-09-26 | 0~1歳
 ちゃんと挨拶できるんだ

 おぼえてる?

 ひとかたまり 

 あたしのお姉ちゃんよ! 

 合宿ですか

 同じバケツの水を飲む 

 アリエスの姉妹、ツナデちゃんがパパさんママさんと共に近くまで会いに来てくださった。ツナデちゃんの「姉」、アニーちゃんも。

 貸切でないドッグランであることやアリエスの吠えを考えると不安で仕方なかったが、あまりにも興奮していたら車から降ろさなければいいのだと自分に言い聞かせて出発した。何より、いつも「大丈夫」と言って機会を作ろうとしてくださるアニツナパパママさんの気持ちがうれしく、それを無駄にしたくはなかった。

 大型犬エリアには他に誰もおらず、アニツナちゃん一家の後に入場。二重扉の外側で既にワンスカワンスカと吠えるアリエス。ネットから中を見せようとしたら、高跳びのベリーロールみたいな状態で彼だけ中に入ってしまった。ゲゲッと焦りながら自分も入場。吠えまくるアリエスに為す術なく、リードを握ってネットを張っている杭につかまった。するとアニーちゃんとツナちゃんがゆっくり近づいてきてくれる。こんなふうにしてもらえることなど散歩の時は考えられない。やがてアニツナちゃん姉妹がそっとノーリードになり、もう一度近寄ってくれる。ではアリエスも、ということでとうとうフリーになった。一直線に彼女達のほうへ駆けてゆく。私の胸いっぱいの不安をよそに、ツナちゃんに「いいかげんにしなよ」と吠え返されたアリエスは黙り、すぐにお互いの匂いを嗅ぎ始めた。

 彼は犬の言葉を忘れてしまったのだと思っていた。もう教え直すことなどできないと。けれどそれは、私が勝手に設けた限界であった。身元調査の仕方もされ方も知っている。吠えたり歯を出したり、あるいは身を引いたり逃げたりの駆け引きもできる。できるんだ、と感無量だった。ゆったりとした笑顔で見守るアニツナパパママさん。「犬同士は自分達で身ごなしを調節できるものですよ」と話されていたのを思い出しながら、本当にうれしい気持ちで彼らの走る姿を見た。こんな日がくるなんて!ヤッターッ!

 アニーちゃんはお姉さんらしく、ツナちゃんを注意したりアリエスを遊びに誘ったりしてくれる。ツナちゃんはお姉ちゃんを守るように、アリエスとの距離感をはかるのだった。美人姉妹と全力疾走することができたアリエスは笑顔。バテては私達の足元に伏せ、ナベアツ風の声を出すのだった。

 人間にとってのいわゆる問題行動というものに対し、犬の心理学者などの専門家は「少しずつの刺激を段階的に」としきりに言うが、日常生活の中では現実的ではない。曲がり角で動物と鉢合わせるかもしれないし天候などはコントロール不可能。それよりも、自分がアリエスを信用していないこと自体に問題があるのだろう。信頼は心にあっても、具体的な行動に表さなければ伝わらないのかもしれない。信じて、たくさんの経験を積ませること。どこへでも一緒に出かけ、一緒に出会い、一緒に食べ、一緒に眠る。姉妹とあちこちに出かけられているアニツナパパママさんに学ぶことは大きい。心から感謝しています、ありがとうございました。

 楽しく遊んだが、帰りにリードをつけると吠えてみたりする。私達が克服すべき課題は、「他の子と接触できない」ではなく「リードをテリトリーとして仕事をしなくて良いと教える」であると明確になった。自分にとって大きな一歩だと感じている。

 アリエスは穏やかな顔で食事をし、穏やかに眠っている。今日は絶対にいい夢をみるだろう。

くたびれました

2008-09-23 | 0~1歳
この坂のむこうはゴルフ場  

 今日はカメラ持参

 よく頑張りました、右足流血

 まだ眠いね・・・でもカメラを見るのね



 ごきげんだわ

 遊びと散歩の「時間割り」を逆転させるだけで、こんなに体力使うものかな。プチプチ散歩旅行から戻ってふたりしてぐたーっとしてしまった。充実感あるけど。やっぱり周囲に注意を払ったり、アリエスは私に合わせて歩調を調節したりで、神経使うんだろうな。犬や狼は共に移動することに意味があるという、私にとってもそうだなと思う。その上健康にも良くて楽しいなんて、いいことずくめだ。

 今朝は月とオリオン座が明るく冴え冴えとして美しかった。月明かり星明りで浮かび上がる白いアリエスは、なんだか神秘的だった。ブリンカーのチカチカがやや興ざめだけれど。近頃は日の出がだいぶ遅いが、まだ頭を出さない太陽の力で、星がだんだん薄くなるのを眺めた。
 道の反対側は真っ暗な林。風のある日は一斉に葉づれの音が迫ってくる。アリエスにとって、遺伝子の記憶がよみがえらないだろうかと思うが、何かが居そうな気配に耳を澄まて緊張の面持ちをしているのだった。

 今度は一緒にどこに行こうか。もっと鍛えないと、とても遊歩道1周は無理だ。今度近隣の地図を買ってきて、いろいろな距離のコースを設定しようと画策している。

おかげさまで

2008-09-21 | 0~1歳
 無条件にあげていたおやつをやめ、食いつきが悪いとあの手この手で食べさせていた食事も10分で撤収。それで、驚くほどメリハリの良い摂食状況となった。1回300-350gを2-3分で食べ終わる。気持ちのよい食べっぷりだ。頭も体も、しっかり育て。

 夜寝るときは、眠い目をこすりながら翌朝の散歩の準備をする。靴や絆創膏やリュックの中身の点検。まるで猟師さんが明日の漁の心得をしているように。
 元来私はあまりにも片付いた空間が苦手。適度に散らかっているのがいいと思っているのだが、潔癖症のアリ子母から見るとアンビリーバボーなレベルらしい。(ほんとにそこまでじゃないんだけど。)そんな私が、アリエスのリードやハーネスだけはまっすぐにつるしておき、備品をきちんと並べているのだから内心ではさぞびっくりしていることだろう。おまけに掃除もこまめにするようになり、・・・アリエス様様ですな。