ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

健気な君

2008-04-30 | 0~1歳
 アリエスの排泄時には、離れていても「トイレ、トイレ、上手なトイレ」と励ましてきたのだが、昨日の夕方から私達にとっては驚くべきことが起こった。

 彼は室内ならトレイに、庭なら気に入った3箇所ほどのところに排泄するようになっていた。そろそろ庭の排泄場所も統一したいなと思い、ぶらぶらしながら目的の場所に歩いていくとついてくる。彼は基本的に私達を視野に入れながら遊び、移動時にも一定の距離以上は離れることがない。彼になんとなく聴こえればいいやと思い、「トイレ、トイレ、ここトイレ」といつもの節をつけて口ずさんでみたところ、なんとそこでうんちをするではないか。「あー私ってタイミングいいなぁ。グッジョブ!」なんて自分を褒め称えた私はアホだった。しばらくしてその場所でおなじことをつぶやいてみると、今度はおしっこをする。偶然なんかではないのだ。すごいのは私ではなくアリエスだった!その「歌」が聴こえてくると、まるで当たり前な顔をして出せるものを出す。びっくりしたわぁ。

 排泄くらい好きな時に好きなだけしてもらいたいが、出かける前やサバイバル状態になった時は有効だ。それにしてもいつの間にシナプスがつながったのだろう。

 散歩で、庭で、彼は結構吠える。警戒して吠えるわけだが、横でしみじみ見ているとなんだかたまらなくいとおしくなる。まだ子供だよ。子供なのに、自分の守るべきと思うものを守ろうと必死だ。把握できていない周囲の世界は恐ろしかろうが、すっくと立って戦おうとしている。家に入ればくったりと眠ってしまう子供なのにね。そう思うとますます、世界は楽しいものであること、戦わなくていいこと、仲良くなる方が大切であること、きちんと教えてあげたいと思う。私はぐうたらで楽ちんなことに流されるばかりの人間だが、彼の良き指針であるためには自分を立て直さねばならないのだろう。もしかして彼は、私の人生の再教育のために神様が・・・?

おもしろつれづれ

2008-04-29 | 0~1歳
 「おっ!」と思うこと。
 彼はしっぽや脚を踏まれてもキャンとも言わない。そして済んでしまったことは仕方がない、というような顔をしてさっさと次に行っている。小さなことをグチグチ言っている私とは大違い。見習わなきゃ。
 2-3日前から蝶々や飛んでいる虫を追いかけるようになった。高く上がっていくのを見送る。広い空を視野に、どんな気持ちだろう。
 自分がまだ遊びたい時でも、電気を消すとスイッチが切れたようにおとなしく寝床へ帰っていく。おもちゃを口にくわえて「遊ぼー」と誘いに来ても、寝息が聞こえている場合はそっと呼吸をうかがい、これまたそっと引き返すのだ。アリエスよ、どこで覚えたその気遣い。子供のすることとは思えないのだが。
 庭にある岩囲いの植え込みの周りで鬼ごっこをすると、こちらの走る方向を読んで反対周りを試みる。今日は近道を開拓しようとしているのを目撃した。たわしキャッチ競争でも、最短距離を計算したかのように通るところを選ぶ。

 「あはっ!」と思うこと。
 起き出してはみたがまだ眠い・・・という時かゆみが発生すると、後脚で掻く動作がスローモーションなみにのろい。たまにかゆいところに当たらず、不本意な雰囲気のまま終了する。そして変な格好のまま寝ている。

 「うっ!」と思うこと。
 私がテレビで大好きな刑事物をみている時。水谷豊が「あなたですね・・・」と犯人を名指ししようとすると・・・うんちかい・・・なぜに今。
 
 

難関

2008-04-28 | 0~1歳
 今日はすれ違う子供が「うさぎだ!ママ、うさぎだよ!」と叫んでいた。大人達からは必ず「真っ白、手と耳がおおぉきいねえ」と言われる。このぶんだと近所の人々にも早く覚えてもらえそうだ。おもちゃをアシカのようにくわえ、そのまま仰向けにひっくり返る時はワニに見えるぞ。耳を内側にたたむとうっかり八兵衛みたいだしね。
 
 散歩の時しっぽが少し上がってきたなあと思っていたこの頃だったが、本日は2勝3敗。吠えました、怖さのあまり。朝はキュンキュン帰ろうよぉと泣きっ面でしっぽもだらり。庭に到着するなり嘔吐。よほど嫌だったんだ。
 でも最近はこちらも腹が座ったという心境。いざという時は自分が出て行けばいいし、そもそも恐れるに足るものなど無い。まっすぐ歩いて行くだけだ。相手にはそっとお詫びするが、みんなはじめは経験不足の子供だったはずだ。彼は今はまだ声を上げてしまうが外で排泄は絶対しない。それで迷惑のプラマイゼロ、と割り切った。生後3ヶ月にわたり群れの統制の中で暮らしてきたのだ、外の環境に慣れさえすれば、仲間としてどう振る舞えばいいかを思い出すに決まっている。あとはその「慣れ」に私自身がとことんつきあう覚悟があるか否かの問題だけだから、そう、解決したようなものだ!一緒に歩くことは、心から楽しいよ。外出大魔王になろうね。
 時間帯を選び、子犬をうまく誘導してくれそうな犬の飼い主さんに協力してもらい、少しずつ恐怖を取り除く努力をしようと決めた。Y先生のお陰で他のたくさんの子達と会える機会も提供して頂けそうだ。彼にとって、今がまさに「種まく時」。将来この街で、限りなく素晴らしい体験が広がっていくように。

 庭ではたわしdayだった。「そのたわし、欲しいわ!」とキラキラの眼差しだが、いざ捕まえると急に悪人顔。
 

趣味の園芸、趣味の土木作業

2008-04-27 | 0~1歳
 朝はしょぼ雨のため不本意な散歩に終わったが、午前中の爆睡により英気を養ったアリエスは、晴れ渡った午後に泥んこ祭り。忘れていた朝顔の種を植えようとしている現場に登場して一緒に耕し(一般的には踏みつけ)、シャベルを手渡してくれ(一般的には持ち逃げ)、お手伝いに大忙しだ。そうだ、オレには土の仕事だよな!と気がついてまったく必要のない「現場」へ出向いてほじくり返す。ご苦労なことですな。顔中真っ黒になり、ホースで水をやっているところへ自ら飛び込んでシャワーを浴びていた。「口の中も泥だらけじゃん」と心の中で突っ込みを入れたのを読んだかのようにチロ目をくれて、シャワーヘッド近くの水をガフガフする。えーそれ、うがい?!へんなの。やっぱり男は土に帰すべし!みたいな充実感あふれる表情。仕事の汗って爽快だよな。・・・片付けるこっちは腰痛ですがね。

 彼は表情豊か。笑顔、怒っている顔、困惑顔、泣きそうな顔、と全然違う。悠々と過ごしているくせに、彼なりに焦る顔もするから笑える。普段は大体においては微笑しているような口元で、ヨン様並みだと思う。
 実は声もよく使って感情表現をする。まだほんの小さい頃のブリーダーさんのビデオで音量を大きくしてみると、行動にいちいち声が伴っていた。自分のあくびの時「うーあぅ」。姉妹に近づこうとして、彼女のあくびに驚きしりもちをついた時「オウッ?!」。うちへ来てからも、落胆や怒られた後「ブゥゥ」、しぶしぶの時「ふうっ」、あくびは「キュイーィ」。「ヒトだ、ヒト」と確信する瞬間が多々ある。

アリエス辞典

2008-04-26 | 0~1歳
【性格】
極めて穏やか。ただし「運動会」中は手に負えない。好奇心がとても強い知りたがり屋。時々あの「家政婦は見た!」状態になる。自分で納得しないと先へ進めない。靴下の所有に関しては急に心が狭くなる。ほめられ上手、我が家のドン(アリ子母)を味方につけることに成功している。

【身体】
頭:顔にかけての骨はめっぽう硬い。ぶつかるとこちらが気絶。額のところに中心線が見えるのがおもしろい。

耳:大きい!あれだけ大きいと虫も入ろうというものなので、毎日タオルを突っ込んで掃除している。

目:金色というより琥珀色。中に濃い斑点を有する。じと目をした時は白目も見えるのでまるでビー玉。

鼻:≒巨峰ぶどう

口:だんだん強靭になる顎力。生え変わり中の歯は口の開け具合でニュッと出たり引っ込んだりする。舌は口腔内にある時、意外に乾いている。ヨーグルトつきフードをぺろぺろするのが得意だが、いっつもフードを飛ばしている。いっつも。

首:明らかに太くなってきた。皮と毛の量も急激に増えているように感じる。毛は側方で小さな渦を巻いている。それ、つむじなの?

手足:太!大!肉球はぱんぱんつるつるに盛り上がり、若くピチピチだぜ!とアピールしている。爪をどうにかしないと・・・

胴:お腹側にも額と同じように中心線が見える。横になって寝ていると、すごく恰幅が良くぎょっとする。食後のお腹はぱんちくりんだ。でも肋骨を容易に触れるから大丈夫かな・・・

おしり(写真):みんな大好き、人気の秘密。両方のおしりのホッペそれぞれに渦巻きがある。すごいー。これもつむじ??

毛:胴体の下半分は短く柔らかい毛、上半分特に首周囲は長くて硬い毛が密集。噛まれてもケガしないようにかな。頚動脈を冷やさないことで体温を保つとか?それじゃ夏は不便か。

しっぽ:最後気を抜いちゃった!とでもいうように先端がばらけている。ほどけてきちゃったらどうする?