ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

元気な証拠

2008-06-25 | 0~1歳
 今朝散歩とボール遊びを終えて家に入ると、アリエスが左後脚をちょっと引きずっている。股関節か!と緊張したが、どうもそうではない。大型犬とくにシェパードは多かれ少なかれモンローウォークになるようだが、股関節がゆるいとなると心配だ。でも今日のは腰を振って歩くのではなく明らかにひとつの脚をかばっているのだ。いろいろ考えてみると、やっぱり捻挫かな。ボールに喜びすぎて飛び上がったりするからな・・・まだジャンプはしないように気をつけていたのだけど。爪や肉球はなんともなさそうだ。1日安静ね。夜にはほとんど普通に歩いていたのでよかった。腕白坊主、元気の証拠かな。

 暑い日が続いて、アリエスは時々犬用シャーベットをもらうようになった。冷たくておいしいねぇ。そういえば新たな大好物はなんとカボチャ。ホクホクの水煮を優しげな口つきでほわほわと食べる。お菓子みたいなのかな。カロチンいっぱいだね。

キラキラの日

2008-06-24 | 0~1歳








 暑い1日だった。我が家は「夏の家」なので、夏は涼しく助かる。その代わり冬は寒いのだが、「毛皮のアリー」にはちょうどいいだろう。日射しの中にいると、アリエスは反射するようにまぶしい。

 葉っぱが背に映って、柄ものの上着のよう。庭にやってきたムクドリにロックオンし、勢いよく発射するが逃げられる。帰り道はオオカミのふり。獲物ないじゃん。おしりと後脚ががっちり。門の外に転げ出たボールを渡すのをじらすと、早くーと見上げる。最後はバシャバシャとホースに顔を突っ込み、おとなしく自然乾燥。

前進の子

2008-06-23 | 0~1歳
 ここ数日嫌々やっているデスクワークの間、アリエスは私の足元で眠っている。この寝息に救われちゃうな。雨も降ってることだし仕方ないか。雨だと室内で遊ぶが、昨日は急に頭を持ち上げたアリエスと私の前歯が激突。ぐぐぐぐ・・・痛ぇ。折れたかと思ったぞー。あわてて彼の額を見たが、何事もなかったようにしっぽを振っている。頑丈でめでたい。私は子供の頃、頭突きでアリ子母の前歯をへし折ったことがあったそうだ。まったく親子そっくりで。

 私にとって雨といえば、二度寝。早朝に起きてみて降っていると、散歩に出られないのでアリエスをトイレに行かせて再び一緒に眠る。パタパタと屋根に落ちる雨音、アリエスのあくび、あーあ幸せだなぁと思う。・・・寝過ごして慌てる運命なのだが。

 私が出かけると、見送っていたアリエスはもう一度自分のソファへ戻っていくのだが、他の家族が言うには「えらくあきらめがいい」のだそうだ。鳴くこともごねることもなく、時に2階から洗面所まで見回って、いないと納得するときっぱりあきらめるらしい。
 犬達は仲間が別の場所で死んでしまったりしても、それを敏感に察するそうだ。哀切な一声をあげるものもいれば悲痛な沈黙をするものもいる。けれどそれはわずかな間のことで、まるで意識的に前進するかのように淡々と日常を再開すると何人もの観察者が述べている。不治の病にかかった犬が、少なくとも人間の観点からは、死に対して過度の恐れを抱いたり落ち込みながら日々を過ごすということはないときく。ただひたすら、自分の生を過ごしてゆくと。彼らにとって別離や死とは、分かりきった自然な道筋なのだろうか。自分が受け入れているから、他者に起きたその出来事も受け入れることができるのだろうか。うちのアリエスも、もし急に私が姿を消しても、ほどなくこの日常を繰り返すことができるのかもしれない。少し寂しい気もするが、そうあってくれればいいなとも思う。不幸なことにこの親子関係は、一般的には私達のほうが長くこの世にいるものだけれど。
 いやに大げさな話だが、アリエスの曇りない瞳を見ていると、まっしぐらに生きていく悟りのようなものを感じる。駆け足で過ぎる彼の人生。一緒に過ごす時間は、私達にとって何よりも貴重だ。

 こんなまじめな内容なのに、なにそのちょろりん足。

 

ハエバスターズ

2008-06-21 | 0~1歳
 アリ子母は昔から目がいい。アリエスはそれ以上にいい。彼らはハエ退治に類まれなチームワークを発揮する。
 アリエスの動体視力と羽音をキャッチする巨大耳により、迷い込んだばかりの元気なハエもすぐに発見される。彼の視線を追って、アリ子母が出動するというわけだ。「うおーりゃっ」と一撃。「っしィィ」と勝利の雄たけび。網戸を通して、家は空手家がいると通行人は思っているに違いない。そして、ただハエを見ていたアリエスは、勝ちに酔ったアリ子母から鮭だのレバーだのの財宝をたんまりもらう。いいバイトだよな。

 我が家の近くには同じ路線に2本の高架橋がかかっている。毎日2回、そのどちらかの階段をアリエスとふたりで昇ることにしている。ほんとは土手を駆け上がるボール遊びをしたいのだが、いちいち遠いのでそのかわりだ。腰と後脚の強化のために。だんだん筋肉がついてきているように見え、お尻も大きくなった。ボディーバランスが良くなったのか、ボールを追いかけてぶつかってもよろけるのは私のほうだ。私はその昔バスケットをやっていたのだが、あんな風に何者にも邪魔されずゴールまでドリブルできる人がいたっけ。テレビでみるサッカーでもそういう選手がいるが、あれは足腰と上体が強靭でかつしなやかなんだろうなと思う。あれを目指そう!アリエス!なんか一緒にスポーツしようかな。

 今日は新しいおもちゃをおろした。私もすごく楽しみにしていた、「squirt ball」というやつだ。中に水と空気を入れるゴムボールなのだが、小さな穴がたくさん開いていて噛んだり転がしたりするとぴゅっぴゅっと水が優しく噴き出してくる。暑い日には最適。おもしろいし感触もいいしで、今までの中でアリエスも一番喜んだ。でも喜ぶ=壊すなので、あっという間にゴムのごみになってしまった。くっ。くやしいからまた買おう。

 小さな貝殻みたいな歯。

アリーありがと

2008-06-20 | 0~1歳
 締め切り仕事に追われ苦手なデスクワークを仕方なくやっている。だが睡眠時間は削ってもアリエスとの時間だけは確保している。そうでもしないとつまらなくてやってられないよーというのが本当のところ。アリエスを育て世話しているつもりだが、それは違うんだな。一緒に歩けば爽やかで、一緒に遊べばめちゃくちゃ楽しい。元気の素ってことだ。

 最近ホースのシャワーがお気に入りで、暑くない朝夕も庭で水を使っているといちいちガフガフしに来る。だけど、いつも深入りしちゃって顔がずぶ濡れ。ちっともうまくならない。わざと・・・かな。お陰で私のジーンズは、アリエスが顔をぬぐう内股のところが全部びしょ濡れになる。
 
 なんだか聞いたことのない声でキャーキャー言いながら口に前脚を突っ込もうとしているので、変なものを飲んだかと慌てた。口に手を突っ込んで開けてみると、遊んでいて破れたガーゼが犬歯に刺さって取れないのであった。それにしても、手がデカすぎてうまく入らないのね・・・口も大きいのにね。

 庭のフェンスに目張りをした続きで、彼が遊ぶ時は門扉の下半分をビニールシートで覆っている。「現場検証みたいだね」・・・たしかに。なぜブルーシートを選んでしまったのか・・・?

 この写真の後このボールは、ボールでなくなったのでした。恐るべき顎。