ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

似てますか・・・?

2013-12-11 | 5~6歳
 アリエス記。

 ボクの父ちゃんはよく、ボクのことをしげしげと見てこう言うよ。「アリ、新幹線。」え・・・シンカンセンって、おいしいの?「似てる」って、何犬?

  

 ・・・彼、走るのものすごく速いらしいよ。ちょっと兄弟みたいな感じ、しちゃう?


2014カレンダーできた~

2013-12-01 | 5~6歳
 あ~この度も堪能いたしました。卓上版と壁掛けA3サイズのを作ります。同じカレンダー作成サイトを利用して5年ほどになりますが、レイアウトも豊富だし、出来上がった実物も使い勝手がいいので重宝しています。毎年このプレゼントを楽しみにしてくださる方も。それになにより、作るのが楽しいんだよねーー

 年賀状も同じ時期に作るので似たような写真を使うことが多いけど、1年分の整理ができていい感じです。

 この機会にアリエスの昔からの画像を見てみたら、やっぱり年月とともにヤツの顔も変化していますね。若い頃の透けるような白い毛&ピシッとした精悍な表情も大好きなんだが、ちょっと甘さが出たオッサンフェイスもよだれものです。あまりにかわいいので、毎日バクー、バクーと“食っちゃって”ます。まんまるな鼻をバクー、いい匂いのほっぺたをバクー、プリプリたまらんお尻をバクーと、アリエスは母ちゃんに食われてばっかり。仕方がないな、というようにじっとしているヤツがまた、カバエエのです。
 

 表紙

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ぼくらのヒストリー ひとりごと編

2013-11-19 | 5~6歳


よだれびっしょりの笑顔がサクレーツ!


 日中、外で写真を撮ると、たいていこんな風にハレーションでシロシロ。アリエスが光り輝いているようで、私は大好きだけどね。

 アリエスを見ていて、生きる姿勢に深く感動することがあると何度も書いた。真っ直ぐ前を見ていたり、水が流れるように淡々としていたり、信じることをいつでも貫き通したり、豊かな感性を精いっぱい表現していたり、だからだということは分かっていたんだが、もっと根底に何かあるような気がしてならなかった。言葉で表そうとするのはすごく難しいのだけど。

 かけがえのない命、というのはヒトでもイヌでも当たり前のことだ。それぞれの人生があり特別な独自の生き物で、代わりはどこにもない。でも「数」を考えに入れることになれば、民主主義しかり、サバンナで追われる草食動物の群れしかり、グループの名で呼ばれる無表情な団体となる。食物連鎖に関わることなどはもうこれ致し方なく、あえて集団としてとらえることで個々の不運な悲しみから目を背けることができたりもする。肉牛を育てる農家の方々なども、絶対に牛に名前をつけないという話も耳にした。逆にあまり「仕方なくない」事柄、たとえば選挙における1票の格差や、事件に巻き込まれた方の悲劇、などは軋轢を生んだり、プロフィールが極端にクローズアップされたり、大きな波紋が広がる。

 さて、アリエスはというと。私達にとって特別に大事な宝であるけど、彼は特別でありながらも、ヒト社会の流れに完全に乗っかっているとは感じられないのである。母なる自然の匂いをおおいに引きずっており、半分はそちらの時間の移り変わりに足を突っ込んでいる。「イヌ」という生き物の潔い団体性でもって、私達の手の届かないところで時を重ねていく気がしてならない。それが彼の神秘性であり、天からきたギフトだと思える一因でもあるように思うのだ。

 犬の「しつけ」は人間社会に完全になじむように為されるものであり、私がアリエスに対して心のどこかで甘くなった瞬間があったとすれば、ヒトとは違うその特質をこのうえなく貴重で大切なものと感じていたからかもしれない。種の相違やアリエスの特性を忘れずにやっていこうという路線は、5年でやっと固まったものだ。・・・これは別の機会に。

 そんなこんなで、「こんなに特別で大切なのに、自分のことを特別だと猛アピールするこだわりも持たずさらりさらりと生きていく」、そこに益々しびれてしまう、というわけなのだと思うのです。 

これで終わりってことで!

2013-11-14 | 5~6歳
 昨年と今年、秋はアリエスの手術の季節となりました。といっても体表の小さな手術なので、全身状態に及ぼす影響はほとんどありませんでした。

 昨年、おしりにできたおできを摘出。その後すぐに、前足に同じようなのができているのを発見。外見があまりに似ているので、これは生検をせずにそっと経過観察していました。うんともすんとも言わないおとなしそうなやつだったのだけど、獣医さんと相談して一応取っておくことにしました。

 おそらく摘出術自体は縫合も合わせ30分程度のものだったと思います。麻酔が覚めるまでの時間を利用して、心エコーと腹部エコーで内臓のチェックもしてもらいました。おかげさまで、先生が「ほんとにきれいでした~」とコメントしてくれるほどだったので、胸をなでおろしたのでした。

 おできの病理診断ですが、血管内皮系の増殖性腫瘍であることは同じ。いずれも病理医がだいぶ苦しみながら記述している様子がありありです。病理学の医師は「Doctor's Doctor」とも称される重責を負っていて、組織検査をおこなった際にはその判断が最終診断となります。医療関係の事柄について「絶対に○○」と断言して恥じないのはワイドショーとドラマだけだべ~。迷いながらも、目の前の現象をなんとかしてとらえようという姿勢を感じて、ほんとにありがたく思いました。

 さて、良性か悪性かという問いについては、昨年と今年それぞれ「グレー判定」と「ほぼシロ判定」といえそうです。

 微妙な判定の場合、誠実であろうとすればするほど、当然のこととして慎重な説明をすることになります。アリエスの場合も、十分注意しながらフォローしましょうね!という方針ですね。エコーは昨年の結果を踏まえておこなったわけでした。

 親である私達のほうは、医療者のそういった心情を察しつつも、「大丈夫なんじゃなーい」と楽観的に構えています。あくまでも同一の出来事として考えるなら、2回の組織診をしてみて、増えている細胞自体の「悪そうな」感じがあまりしないからです。かゆみがあって歯でチッチッチッと刺激しているうちに反応性に細胞が増えたのかもと想像しています。年齢と麻酔にともなうリスクなどを天秤にかけて、今後似たようなのを発見しても、余程でない限り経過観察でどうかなと話し合っています。1回だったらやっぱり迷っただろうなーー

 ヒトでもそうですが、ある種の癌以外は、皮膚表面にできるおできというのは内臓にできるものより悪性度が高くないことが多い。そして目についたり触って見つけることができるので、早期発見の可能性が高くなる。幸いなことにアリエスは内臓がピカピカにきれいとお墨付きを頂いたので、これからもベタベタとスキンシップしながらチェックしていこうと思っています。


包帯交換も楽しくね! ↓↓ もう抜糸して、きれいさっぱりよ~





 

アリごはんもろもろ その2

2013-10-08 | 5~6歳
 約1か月半ほど、栄養計算をやってみました。夏バテから復活するあいだ、急いで補正が必要なもの以外は大きく内容を変えずに、アリエスの体の様子を観察していました。そうです、まさに給与試験ですね。


 
計算表は、お恥ずかしいので画面の写真でごまかし・・・


 もともと、他のホワイトシェパード一家の方々から「別物」と言われてしまうほどガタイが大きく、割れた筋肉で馬のように走るヤツなのでした。それが今夏は、一時だいぶ肉が落ち細身になりました。お腹の状態が悪い期間は運動も控えていたのでなおさら。さすがに骨格は維持されていましたけど、ガッチリムキムキを見慣れていた私達には目が痛いほど細く見えました。ま、それを人に言っちゃうと笑われるくらいなのかもしれませんが。以前「こんなに痩せちゃって・・・」と動物病院で口にしたら、先生がふき出したカコもあったしね・・・

 これまでもドッグフードは、そもそも発売元の推奨量よりも少なく摂取してましたが、さらに削減。下痢中にはゼロにしてたんだけど、微量元素の量のことなどもあり、現在のところ少量だけ取り入れた状態です。

 作ったシートを眺めて、こんな感じでした↓↓

 ① カロリーは2200-2400kcal、蛋白:脂質:炭水化物の割合はだいたい7:2:1。
 ② 肉類が中心だけど、骨などの摂取はなかなか難しくカルシウム不足に。
  → L型発酵乳酸カルシウムを足して、カルシウム:リン比は1.2前後:1に。
 ③ 亜鉛:銅の比率は10:1くらいでOKだが、絶対量は双方とも不足ぎみの可能性あり
  (量は諸説のあいだで幅が大きい)。
 ④ レチノール・ビタミンDを摂るにはアリエスの場合、鶏レバーと鮭が好物だし使いやすい。
   鮭は脂肪酸バランスをとるのにもいい。市販のサーモンオイルはロットによって全然食べ
   ない。輸入途中に酸化してるのがあるとか・・・?さて不明。
 ⑤ 葉酸は野菜を粉砕して補える。
 ⑥ ビタミンB群の安定摂取は難しく、豚肉などアリエスが食べられるものでは不足。
  → B群を等量ずつ含むサプリメントを併用。
 ⑦ 鉄分も諸説あるが不足の可能性あり。
 ⑧ 卵は生物価が最高、これからもメニューの中で大活躍してもらいたい。
 ⑨ トライプの缶詰はこれからも併用してみよう。

 次にアリエスの身体状況。以前フードを今より多く食べていた時に比べ、ややスリムな状態で安定。運動量の復活もあって筋肉はほとんど戻りました。毛と皮膚、骨格、五感の反応、四肢体幹の動きに問題なし。易感染性もないと思う。夏バテ時は舌と歯肉がやや白く、蛋白の吸収が不足したための貧血と判断していました。今はすっかり元通りピンク。
 尿・便は異常ないようです。特におしっこはカルシウムを添加したのでpHを一応みましたが、前と変わらない日内変動を呈し、続けて使うことにしました。食物繊維の総量は1ケタ後半から2ケタ前半であればうんちの量はあまり変動しませんが、ドッグフードを減らすと、野菜を摂取しても減る傾向です。

 素朴に疑問に思うけど、フードをたくさん摂取していた時って、もっと体に丸みがあった。同じか多めのカロリーなのに、今のほうがシャープ。穀類フリーで動物性蛋白質が70%を占めるプレミアムフードだったんだけどな。ドッグフード食は「ブリーダー好み、あるいはショー愛好家好み」の体作り説が頭をよぎったり・・・。それから、熱処理などの過程で喪失する見込み分の微量元素やビタミンが多量に足されていることもあって、フードをちょっと入れると計算値が跳ね上がる項目がいくつかあります。地道に数字を積み重ねていく食材に比べて、ほんとに「劇的感」が。

 これを基に、今度はメニュー作りに挑戦です。今はひき肉を多く使っていますが、より生理的な状態を考えて、ゆっくりの消化を目指して、少し大きめの肉に替えていこうかと思います。