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ハンバーグの日は、ミートボールの日。期待感あふれるまなざしの白いヤツが
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得意の寄り目攻撃!
エクセルの表を実際に使ってみました。使う可能性のある食材をあらかじめ入力した原本を作り、コピペで足していくだけの簡単なものですが、栄養素の割合や過不足の表示など、自分で見て比較しやすいように少しずつ改良しています。まだレシピを作り計画的に考えて観察する、というところまではいかず、今日食べたものを調べる後追いに過ぎませんが、それでも、そこから分かることや疑問点は多くあるのでした。
ムツゴロウ氏が著書の中で述べていたことを、よく思い出します。「知識は感性の窓」(だったかな?)。この人は学ぶということを正しく学んだのだろうなぁ。おもしろい、知りたい、知っていると実際に見て気づくことがあり、さらによく観察する。感性を磨き、自分を磨け、ってことでしょうか。自分の始めたこの「食事改革」も、アリエスの健康にプラスに作用する輪の中にはめ込んでいきたいものです。
実はそういう姿勢は、すごく本質的に大事なことと思います。人生の万事とたぶん一緒で。世界には様々な考え方があり、情報があり、非常に綿密な科学実験でさえもデータが相違することがあり、要素を見落とすことがあり、カリスマがいて権威がいて、流行があって、常識がある。しかし真実というものがその中にあるとは限らない。分からないことだらけの海を、泳いでいくようなもの。自分のしたことと結果を、自分でちゃんと考えること。自分で対応すること。それこそが大事で、別名は責任。
何を基準にするかで正しさというものは変わり、この栄養問題についてもやはり同様。NRC、AAFCO、各国の獣医学会や検討委員会、そして個人など、それぞれの批判や見解があるようです。各成分の推奨値にもおのずと違いが表れ、はたと困ることがあります。
ドッグフードについて調べた時も繰り返し主張する獣医さんがいましたが、「何をどれだけ食べたらどうなるのか」という問いに対して最も重要で誠実な答えは、給与試験によるものだという点を実感。消化の問題があり吸収の問題があり、それらは化学分析の手法では皆目分からないからですね。旧式なようだけれど、ヒトの科学は、壮大な1個の生命体の総合的な活動について、ほとんど知らない。「何が起こってそうなるのかは分からねど、こうなっている」というインプットとアウトプットの観察がせいぜいのところではないでしょうか。自分の家族に食事を提供する、という行為は、そのままひとつの給与試験にほかなりません。
このたびも、「いろいろ調べたけどよく分からない」というのが正直な話です。これまでうまくいっていたところを出発点に、「イヌの食事は」よりもさらに小さな「アリエスのごはんは」というアリエス個人の試験結果、ということになりますね。