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アリエスが私と歩き回るショッピングモールには、随分凝った形のベビーカートがあり、子供達に大好評だ。前側にいろいろなアニメキャラクターの顔が立体的に作りつけられている。機関車トーマス、アンパンマン、ミッキー、ミニー、ドラえもん、ウルトラマン。アリエスはなぜか、ミニーちゃんにだけ「ワン」と言う。トーマス平気なのに。しかもミッキーも大丈夫なのに。リボンが変なのか?
ともあれ、そんなアリエスのために先生達がカートや車椅子を持ち出しておおいに遊んでくれた。日常生活の中で身につけていた「タッチ」や「乗って!」などの動作を組み合わせて、車椅子に乗ったり足乗せを下ろしたり脇についたりができる。すごいな、アリエス。どんな場所でも落ち着き払って悠々と行動できる自信、それをつかんだら、彼にはいろんなことができるのだろう。
アリエスの変質者(私のこと・・・)恐怖症について、新たな事実が判明。アリ男が洗面所に行くのに着いて行ったアリエス。かまわず服を脱ぎ出すと、慌てふためいて洗面所を飛び出して行ったというのだ。むー。果たしてお風呂が嫌なのか、はたまたバサバサと「皮」をはいで全身肌色になるヒトを見て、自分も毛皮を・・・とか?