犬との旅行。遠くへ行くには交通手段が問題になる。各種の犬専門家でも意見が分かれるところ。「犬にとってはストレスなだけ。旅行なんてありえない」「交通上の大変さは、思いっきり楽しませてあげることで解消!大体、『ストレス』って何?昔はそんな言葉なかったでしょ?その言葉ができてから、ヒトにもイヌにもストレス性○○とかいう病気が」・・・ストレスの影響の判明については科学の進歩による光明ではあるが、自分の中では後者の意見に賛成。今度テーオくんの地元岡山での大再会会に出かけるにあたり、さて車か飛行機かと悩んだ。
ドライブも楽しいけれど、短時間のほうがいいかなと思ったのと昨年5月にも一緒にカウンターでチェックインできたので飛行機を選択。ところが今のアリエスはデカすぎて、一緒に空港内では過ごせない貨物扱いに。多くの人が憤るこの「貨物」という言葉。まったく腹立たしい限りだ。家族だっつーの!
名前はどうあれ、細かく尋ねてみると、チェックインしてからの犬の行く先は同じようだ。預かられてから飛行機までの待機場所は違うが空調その他は問題ない様子。大きくて重いからそれなりの道具とか、扱う人やらが必要なのだろう。チェックインカウンターのお姉さん達が「無理!応援呼んできてっ」なんて慌てふためくよりも慣れた人達のほうが、アリエスの気持ちとしても私達としても安心かもしれない。
アリエス、そんな移動も経験してみて。どんな時も必ずお母ちゃんが迎えに来ることも分かって。・・・そういった気持ちも少し。
先日スノーシューに出かけた時、ガイドさんが驚いていたっけ。「この子うんちしませんねー」「こないだ来た数頭は、はじめっから終わりまで排泄ばっかりで、うんこ祭りでしたよ!」
アリエスは移動すると、まず「ご当地うんこ」をする。数時間はそれっきりなので、飛行機の間くらいはいけるだろう(お願い)。
それにしても、アリエスといると四季の移り変わりや自然の様子、人との交流が何もかも生き生きと楽しい。どこかに行こうと思えるのも、彼がいればこそだ。きっとアリエスがいなかったら、美しい景色も何の感慨もなく、天気には関心もなく、ごく少ない表情で淡々と生活をするだろう。あんたは私達の感性の源。