ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

海びらき

2009-10-28 | 1~2歳
 あんたがいれば、母ちゃん何にもいらないよ、ほんとにね。そんなことをじんわり思った海の休日。 

 やっと来たどー 

 海風だ

さっそくですが

  パタパタパタパタ

ビコーン 

 フルフル 

 なに狙っとる

 けっこう波高いねぇ

 おっとおっとー

 ここらは安全だな

 これ好きですたい

 海の男・・・フッ

 なんちゃってなんちゃってーっ

 流木カフェ

 ここに足そろえて立ってたね

 キラキラだよ

    
           母ちゃんは、あんたの横顔とうしろ姿が大好きなんだよ

 前は?どうなのよ?


きれいな男

2009-10-26 | 1~2歳
 ご好評(1票だけ)に気をよくして?きれいな小話。

【その1】
 よく言われることだが、ほんとにきれい好きだ。パリッとしてお日様の匂いのするシーツなんか敷こうものなら、早速に飛び乗っている。車のアリエス様席の毛布も、ぐしゃぐしゃだと「乗っていいの?ほんとにいいの?」とやや非難のこもった眼差しで振り返る。顔も体もいっつも泥んこだらけにするくせに、身の回りがきれいなことが大好きだ。まあ人間でも、ものすごく化粧はするけど部屋は汚いとか、あるけどね。

【その2】
 ヤツは意外に、「口のきれいな男」と思われている。家でも外でも、拾い食いは基本的にしない。家の中で、いつも食べているものがついさっき落っこちた、しかもまだそれが欲しかった、という状況でのみペロッといく。食べてはいけないものを口に入れないという意味では安心なお人だ。それどころか、気の進まない時は気に入りのおやつも不要。「一応もらっとくか」という態度をしない。オオカミ時代の本能はどうした。
 食事やおやつに顔で割り込んでも、ニコニコと自分の番を待っている。時には「母ちゃん食べなよー」とでも言うように顔をペロンチョする。あーそういう時は、もしかして満腹?
 りんごや梨は好物だが、好きな銘柄というものがある。りんごはふじ、梨は豊水とあきづき。いずれも歯触りがよく、甘すぎず無理な香がしない。私がこれらを食べている時は、肘の下から顔を突っ込んでくる。ウヌ・・・違いの判る男ってわけか。

【付録】
 全然違う話。最近アリ子母が、アリエスの下顎はカキに似てると言い出した。あの人、カキ大好物です。脚はうまそうだわ顎はうまそうだわで、身の危険を感じろよ、本能働かせて。

 うむ・・・たしかに。


秋の小話

2009-10-25 | 1~2歳
【その1】
 お風呂に入ろうと服を脱いだところで用事を思い出した。皆寝静まっているからいいだろうと思い、そのまま出てきた。すると。グースカ眠っていたアリエスがギョッとしたように飛び起き、慌てふためいて走り去った。「・・・」失礼な。やや憤慨して居間に行くと、今度はアリ子母がなぜか台所に現れて腰を抜かさんばかり。原人が泥棒に入ったかと仰天したそうだ。・・・何よ。あんたたち。ところで息子よ、どこまで逃げた。避難しすぎだろ。

ワイルド系?  カワイイ系?  

 コスモス植えるんだって


【その2】
 なんだか急に思い出したのだが、以前に出会った犬の専門家が、犬の排泄についてこう言っていた。「しつければトイレは外にできます。朝と夕の1回ずつでOK、夜中の心配は無用。犬は、夜は膀胱の機能が止まっているから、行かなくて大丈夫なんです」。ほほう。機能がね。結局我が家では、庭と室内どちらも採用した。その説明には全然納得できなかったからだ。ヒトが留守にする生活サイクルであるなどの必要性に迫られていないというのもある。体調も気温もいつも一定ではないし、2回でなく3回排泄したい時だってあるだろう。夜間行かなくてもいいのは、膀胱機能が止まっているどころか活躍しているからだよ。「犬は」とかテキトーすぎだろ。制限の多い生活ではあるけれども、ごはんとトイレくらいは、思う存分にさせてやりたいものだなぁ。
 ヒトの都合に基く誤解って、たくさんあるんだろうなと思う。そもそも、ヒトと暮らすことを選んだイヌは、生き残り繁栄したけれど、「幸せ」の心情を抱いていたかどうかはまったく未知だ。アリエスもまた、自分で望んでここに来たわけではない。結局はどうやっても自己満足かもしれない、難しい問題。

 片足は床に踏ん張って奮闘中 

 早くください、それ

 それとは・・・軍手。悪い顔しとるな

   



親子してガリガリ

2009-10-18 | 1~2歳
 軽井沢以来、手足の露出部がかゆかった。皮膚の所見は明らかに虫刺症だ。ノミか・・・ダニか・・・。かわいそうにアリエスもガリガリしていたが、速攻でフロに入れたので沈静化した。山だから?ロッジだから?きれいに見えても恐ろしい。目下、母ちゃんは「お泊り」にドン引き。

 もうひとつのガリガリは、食べるほう。私は最近、アゴ(とびうお?)の小さいのを焼いた硬ーいおつまみが気に入って、デスクワークの間にかじっている。足元で見上げているアリエスが気の毒なので、ヤツにはこれまた硬い牛アキレス腱にチーズを塗ってあげて、一緒にガチガチやっている。

 さわやかですなー

 いくらでも持ってきますよっ

 まじめな顔で休憩

 ポーズとってるけど、実は眠い

 手も足も拝んでいます・・・オヌシ全身で何を祈る  

 寝返りして、ちゃんと足を引っ掛けてる 

 上は息子用、下は自分用

あれ?

2009-10-12 | 1~2歳
 秋祭りの花火を見たよ 

 

 お花もきれいだー

 時々急に思い出すことがある。アリエスが日本語をしゃべらないんだという事実。ん??そうだった?いつもそれを忘れてしまうほどに、彼は私達の言葉を理解し、表情豊かに語りかけ、情緒たっぷりの身振りでコミュニケーションを図っている。だけど彼の理解度に比べ、私が彼の言いたいことを理解する力量の、どれだけ低いことか。「伝わらない」ということは人間同士でも寂しい。彼は一体、どれくらいのがっかりを抱えて毎日を過ごしているのだろうか。
 それから。アリエスが白い毛皮を着ているということもよく忘れている。フロに入った直後だけ、いつも目を見張る。ヤツは普段、ブラウンシェパードというジャンルですから。

 狼と犬の本を興味深く読んでいる。狼とジャーマンシェパードの骨格標本が並べてある写真を見るとすごく似ているようだが、微妙に違うらしい。上肢は狼では胸からほぼ真下にあるのに対し、犬ではやや前寄り肩であるため上腕骨が直立し肩関節の伸びが少ないので、歩幅が狭くなり走力に差が出るのだという。肩甲骨が前方に付いているというより、シェパードでは角度が浅くて上腕骨が垂直に出ているように見える。胸椎13・腰椎7という同じように長い背骨であるが、シェパードでは腰骨が落ち込んでいるためにやや胴長が短く見える。大腿骨がこの落ちた骨盤骨の臼蓋にはまり込む角度が浅く、したがって膝関節と肢関節の角度は深くなって後躯を支えることになる。これを見ると、狼に比し肩関節・肘関節・膝関節・足関節いずれも負担がかかりやすいように思える。シェパードの美の特徴ともいわれる腰落ちは、度が過ぎれば浅い股関節が外れやすくもなるだろう。生活環境の変化に伴い色々な適応が生まれているのだろうが、人間の需要や美的感覚による改良が自然の設定を超え、犬達に無理が生じなければいいなと思う。