ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

百面相

2008-03-31 | 0~1歳
 この2週間だけでも、いろいろな顔をするものだなと思った。普段は左耳が立たずにヒラヒラしている。初めての数日は両耳とも立ち上がっていたが、緊張していたのかな。体が大きいので子犬だということを忘れそうになるけど、目が覚めたばかりの時は、もっと小さい頃とおんなじで両耳がペタッとなってとてもかわいい。彼は階段を慎重に昇降するようになったが、昇りのときはなぜか両耳が寝る。自分の体の長さを把握し切れていないらしく、いっぱいに伸びてからようやく後脚を次の段へ送るのだ。そのかっこうでにょろにょろと上がってくるから笑わずにはいられない。陽にあたった横顔は彼のお母さんに驚くほど似て、もう大人かと思うこともある。

 今日アリエスはパソコンに向かう私の後ろでおならをした。音はしなかったけどくさいからばれたぞ。自分でも得意のスフィンクスのポーズで顔を上げてクンクンしていたが、私の視線を感じて急におもちゃに夢中なふりをした。以前ブリーダーさんに駅まで車で送って頂いた時、同乗していた犬舎のスター犬S君もおならをしたっけ。さすがに悠々とした態度で非難を受け流していたけど。アリエス、まだまだだな。

 目は少しずつ良くなっているみたいだ。掻く回数と眼脂が減った。赤みはまだ残っているが薄くなってきた。

進歩?

2008-03-30 | 0~1歳
 今朝からリードをつけて庭を歩く練習に取り組んでいる。朝と昼に1回ずつ、またもやササミとともに出動。アリエスはその味を覚え、確かに駆け寄って来るしついても来るのだが、どうもそれだけではない。手を広げた私のところに走りこむことそのものを楽しんでいる風がある。自分の運動能力を駆使して風を切る快感があるのだと感じる。しつけ一般に関して、エサでつるのは良くないという意見も多々あるようだが、どんな方法でもいいから彼が生きることに喜びを感じてくれるようにと願う。

 とても寒い日を除いて、冷ました蒸しタオルで体を拭きブラシをかける。先日手に入れたダニよけスプレーは、はじめのと違ってとても良い。天然ハーブだけでできており、危険な香りがしない。ブラシに吹き付けて毛を梳かしていると、タオルにガウガウしていたアリエスもおとなしく横になる。蚊取りマットの匂いで落ち着きをなくすくらい敏感な鼻も合格点をくれたしろもの。考えついてくれた人、ありがとう!
 アリエスはボディータッチされるのは得意。口腔内からおしり、どこでも鷹揚に触らせてくれる。甘噛みの抑制は上手になってきたように思う。おもちゃに執拗に食いついている途中急に手を入れると優しく噛むことができる。今度は噛まないようにすることなんだけど、難しそうだなあ。
 

 

日常生活

2008-03-29 | 0~1歳
 子犬は16時間以上も眠るそうだが、普通に寝ているのか具合が悪いのか判断がつかず、毎日じいっと見てしまう。うーん心配。小さなことも心配。今のところ、1日に4回の食事でフードを500-700g、大の排泄5回だ。アリエスの家はリビングにあるのだが、彼はテレビがあまり好きではないので私も夜はラジオ生活。1日1番組だけは見て、あとは消す。画面がチカチカするのが嫌なんだろうな。人とか犬とかが出てると不思議そうに見ているけど。そのかわりアリエスが起きていても寝ていても、勝手に話しかけている。あんたの小さい頃はねー、あんたのお母さんはねーと。とても静かな、いい夜の過ごし方だよなと思っている。そして毎晩、彼は時計のように2時間ごとに起き出して私の周りをパトロールし、そのうち1回はおしっこに行き、雅楽の笛のようなキュイーッというあくびをして、自宅に戻って眠るのだ。
 
 数日来結膜の充血があり、痒がっている。結膜炎かな?一度毛布にダニよけのスプレーをしたのがいけなかったのかもしれないと思い、アリエスの家を水拭きして高温乾燥した毛布にかえて様子をみることにする。花粉症・・・?

大奥のダンシング・ヒーロー

2008-03-28 | 0~1歳
 アリエスは甘えん坊だ。何かというとすぐにコロンとお腹を出し、チロ目(あれは流し目か?)でマッサージを要求する。でも朝夕の体の点検の時しか思う存分してもらうことができない。アリ子母の掌は絶品らしく、恍惚とした表情をするのだ。私はこれを密かに「大奥状態」と呼んでいる。またかよーなんだその緩みきった顔はー。反対側の横腹もお願いィと、彼は幽霊の手をしたままくねりと反転する。その時顔は残し、一番後からすばやく反対を向く。まるでダンサーのスピンじゃん!ゲラゲラ笑うとチロッとこちらを見る。あんたはもみ方下手でしょと、非難がましい目。ムム、ライバル意識か。

 昨日から付けているカラーはあまり気にしていない様子だが、わざわざみんなが見ているところでガリガリと掻いてみせる。はいはい、パフォーマンスね。けれど、恨みに思ったりふてくされたりしないのはいいな。次行こう!という犬達の生き方なのかな。

好きなもの、嫌いなもの

2008-03-27 | 0~1歳
 大分体調が戻り食欲が復活。はじめは抗生剤を犬歯のうしろに指を入れ口を開けて飲ませていたが、食事と一緒にバクバク食べるので苦労しなかった。アリエス、もしかして鈍い?まるで掃除機だね。

 彼は庭爆走の一件以来、外に出してもらえない。それに草でも何でも匂いのするものをすぐ口に入れる。ここ数日の不調も、何か慣れないものを食べたのかもという疑いをかけられているし。一緒に散歩したいが、彼はリードが嫌なのだ。以前はカラーは問題なかったのに、リードとつなぐものだと理解した途端つけるのを拒否し始めた。普段は見たこともないササミとカラーを交互に見せ、おいしい思いをさせてもダメ。自由を奪われるくらいなら、その魅力的なお肉も我慢するぞ・・・と意地を張る。そこでアリ子母と劇団ふたりを旗揚げすることにした。ササミを手に持ったアリ子母に、カラーをつけてもらった私だけがご褒美をもらえる。アリエスはもらえない。繰り返し繰り返しで、嫌がりながらもやっとカラーをつけてくれた。外したらご褒美は一切なし。3回着脱し、慣れるまでつけたままにすることに。こんなデカい体で、外に行けないんじゃストレスたまるよ。運動してこその元気、食欲、精神の安定。なんとかして散歩へ!と努力の毎日。はじめに庭で自由を味わわせた私が悪いよ・・・

 ところで、彼には音楽の好みがある。総じて明るい曲調が好き。ジャズ、ピアノの曲、クラシック、音量小さめのオペラは落ち着いて目を閉じられる。タンゴ、短調の曲、ロック、ポップスはあまり好きじゃない。人が一定の調子で話し続けるNHKラジオや語学講座は好みらしい。
 女の人、特にアリ子母は大好き。アリ子の夫・アリ男(の靴下)を愛している。これまでのところ嫌いな人はいないかな。
 その穏やかさ、その好奇心、そのプライド、その強い体、何もかも損なうことなく育てたいと心から思う。