ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

ショクシツの朝

2012-06-28 | 4~5歳
 以前もアリエスの散歩中に赤色灯を回されたりしたことがあった。今朝も、パトカーが露骨に怪しみながら近づいてくる。ヘイヘイ、善良な市民だってこと、証明しますよ。

 以前も車を怪しんで、そして私の顔を見たらなおさら怪しむそぶりをしたよね、おまわりさん。今朝も、私を見てふたりはさらに眉をひそめた。

 「こんな時間に何を・・・?」こんな時間って、みんなランニングしてるじゃーんウォーキングしてるじゃーーん。何をって、私だってね、まあ確かに素浪人ふうの出で立ちだが、仕事もあるし貴重な朝の時間を有効に活用してるわけよ。素浪人みたいだからって野人みたいだからって、乙女には違いないんだから(?)顔見たら眉をひそめるんじゃなく開くのよっ「お気をつけて」と心配するのよーっ。

 以前も私を怪しんで、傍らにアリエスを発見して急にニコニコしたべ。今朝も、アリエスをのぞき込んで急に破顔したですぞ。「わーぁ、かわいい!かわいい!」おい。なぜに、前とは違う人達なのに、同じ反応なのですか。母ちゃんものすごく怪しくて、天使アリエス様に救われるの構図。

 ともあれ、こうして河原をパトロールしてくれるおまわりさん達には、実はとっても感謝している。だけどそれをズバリ口にするのも気恥ずかしいし、なんだか芝居がかってしまいそうだ。そこでアリエス様にむかって、「アリィ、おまわりさんが守ってくれてるよ。よかったね、ありがとうだね」と言ってみる。アリエスの伝える間接的な空気が、その場にちょうどいいこともよくある。けど職質なれしてる自分、どうなのよ。



さ、気を取り直して朝の誕生を見よう


ピンクのあとオレンジになり、また歩き出す

レオ毛がりっぱになりました

2012-06-27 | 4~5歳

なんだか哀愁漂う背中・・・


 小さい頃とくらべると、体全体にやや毛足が長くなり、とくに首回りの毛がゴージャスになりましたね。フワフワのアンダーコートと硬くまっすぐなオーバーコートが、全天候型の毛皮を実現しています。そういえば以前ほかのホワイトシェパード達に会った時、男子も女子も毛が柔らかいのに驚いたことを思い出した!うちの王子のオーバーコートは、剛毛なのです。

愛嬌王子

2012-06-26 | 4~5歳
 この季節、アリエスの通う河原には朝夕ともに人出が多くなる。花火をする高校生や、涼しいうちに運動したいランナーや、夜更かし明けの若者たちなど。アリエスはちゃっかりかわいがってもらうわけだが、なかでも女子学生にはすこぶる評判がいい。母ちゃんに見えないように、愛嬌ふりまいてるのか??油断ならん。



家にやってくる人もアリエスの歓迎の洗礼を受けます。芝生メンテナンスのお兄さんたちと遊びたいので、控えめに「出してくれたりする?」ときいています。

 

蜂の話

2012-06-21 | 4~5歳



ここには蜂がたくさんいますよ


 数年前、北半球のミツバチがものすごい勢いで減少しているという話を新聞かネットで見た。なんともいえず不吉な感じのする記事だという印象で、よく覚えていた。減るといっても巣のそばに死骸はほとんど見当たらず、突然巣を放棄して失踪するというのである。そしておそらくは、失踪先で死んでいるだろうと。

 そのうち忘れてしまったが、この本の背表紙がそれを思い出させた。日本では銀座の養蜂プロジェクトなどが話題になり、現在もちゃんと継続しているようだけれども、この本から学ぶ具体的なミツバチの生活、人間の所業による環境への影響、「犯人捜し」の顛末は、実際にうすうす肌に感じる生態系の崩壊をはっきり眼前に提示して、恐ろしい。

 この本の中では本筋ではなく話の前提となる解説なのだが、ミツバチの社会性というものが本当に驚異的であることが分かる。個体の大脳の大きさや大脳皮質の機能、そこから生じる複雑な生活という点では、地球上に人類を凌駕する生物はないのかもしれない。だが、集団の社会性あるいは社会的知能の高さという意味では、ヒトは地球のお荷物じゃんと、思ってしまった。

 このところ庭をいじりまわしているので、無数の小さな生き物が支える大地というものを、否応なく意識させられる。その大地に間借りしている私達。大事なアリエスの立つ大地。まったく小さな話だが、私は庭を通して、実感することができるようになった。