ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

鏡よ鏡

2009-06-30 | 1~2歳
 踊り場から期待の眼差し・・・「はよ行くどー」

 
             すごい夕焼けだー                クローバーの道をゆく  

 私の昔からの悪い癖。時々食事をほんの少し残すのだ。はたから見ると「なんでそのひと口食べないの?」となるが、自分でもうまく説明できない。例えば食パンの角ひとつ。最近アリエスがそっくりで、ちょうどペロリひと口分のフードを残す。「もちっとじゃないか、食べろー」と無理強いすると、ベーロベロベロベローンと人の顔をなめまくる。しかもニッコニコの笑顔だ。まるで「母ちゃんにあげるよー」とでもいうような。おいおい、残りじゃなくて最初にくれよ。あーあ変なとこ似ちゃったよなぁ。

 風呂嫌い研究日誌。先日、アリエスのデッドラインは私のパンツだと気づいたが、実はもっと奥が深かった。彼は私を注意深く観察し、私が服を脱いだままなのかこれから着ていくのか、それも調べている模様だ。Tシャツを着ていてパンツだと、廊下の陰に隠れる。そして片目で経過観察。ジャージを探していると洗面所に入ってくるし、いつまでもそのままだと徐々に距離をとってゆく。たとえバスタオルを体に巻いていても、ドライヤーを使っていれば心配ないと判断していたりも。

 癖も生活のリズムも心の中も、なんでも読み取っているそら恐ろしい生き物。一緒に苦労したり一緒に笑ったり、日々必死になることも多いけれど、生きるってそういうことだよという妙な説得力で教えられている。明日のための予備日ではない今日を、楽しく充実して過ごせましたかと、神様に問われているかのような。     

森林デート

2009-06-28 | 1~2歳
 フラットコーテッドレトリバーのベンくん一家とBBQ。昨日のようだったらプールを持参しないと大変だと思っていたが、雨男雨女の勢ぞろいした今日は、雨を心配すべきたっだようだ。帰る頃にパラつき出したが、涼しくて最高の天気だった。

 室内でノロノロとしていても、広い場所で実力を発揮したら大型犬の迫力はすごい。ベンくんが遊んでくれるなら安心だしアリエスも楽しいだろうなと思い、ずっと前からワクワクして待っていた。
 はじめ興奮し合いながらもお互いを認識し、つかず離れずで過ごした。成犬になりつつある男どうし、感じるところはあるのだろうな。女の子とベタベタとコンタクトし続けるようにではない、男友達。親としてもなかなかうれしい光景だった。

 ベンファミリーはアウトドアでも美しくおいしい食卓を囲む。私達も今日は一員にしてもらって、まさしくおいしく楽しいランチをさせてもらったのだった。自分達だけなら「アクシデンタルな野宿」みたいな食事になっていたと断言できる。アリエスもペロッペロだった。今は満足そうに昏睡状態となっている。いい思い出をもらったね、よかったね。どうもありがとうございましたー!!


 どこまでも本格的!アリエスびっくり

 豪華な食卓

 お肉に行列が

 
          「座って座ってー」・・・男どうしのビミョーな距離感 

秘密解読

2009-06-23 | 1~2歳
 風呂嫌いなくせに洗面所についてくる。でも彼なりの基準で危険の兆候というものがあるらしく、慌てふためいて飛び出してゆく。その基準とは何なのか。私にとって不可思議な謎であった。

 よぉく観察していて分かったぞ!それは、私がパンツを脱ぐかどうかである。上半身はスッポンポンになろうとも、下を履いてさえいれば彼にとっては安全なのである。上を着ていてもパンツに手を掛けたときはヤバい。いつ自分が風呂場に引っ張り込まれるか分からないという切実な危機感があるらしく、耳をぺったんこにして低い姿勢でそそくさと逃げ去る。廊下の隅にへばりつくようにして座っている時もあれば、もっと危なそうなら向こうの端まで飛んで行って片方の目だけでこちらを窺うのだ。出て行く時の慌てた顔と言ったら、何度見てもウケる。

 私がめでたく服を着替え終わると、本当にめでたそうな表情で再入場してくる。そしてふーっヤレヤレみたいな感じでワニ状態になり洗面の続きを見守る。頭に水がかかってはニコニコと見上げてきて、いちいちかわいいじゃねぇかーと思っている間に遅刻寸前となる。

 自分の番じゃない時は果敢に調査

  危険を感じて廊下に避難

 ご苦労なことですな

泥んこ大将、野球少年

2009-06-22 | 1~2歳
 週末、夕方の散歩でアリエスが田んぼに突っ込んだ。奇跡的に端っこのほうだったため、稲は倒れずに済んだ。それはいいとして・・・おまえっ。真っ黒じゃないかっ。普通のシェパードになっとるじゃないかっ。ハァハァべろ出しながら得意げな表情でこっちを見上げている。あのなー。

 30年を経て、子が親と同じことをするとは!小さい頃、新品の自転車で快調に飛ばしていると眼前にクマンバチが。思わずハンドルを切って2-3mも下にある田んぼにダイブ。漫画みたいだが首から上だけ沈没。田に生えるヒト。今考えると結構危ないんだけどなー・・・見てた人は全員爆笑だった。担任の先生とクラスメイト達が多数一緒だった。しかも。そんな気の毒な状況のところにピカピカの自転車が落ちてきて、さらにすごいことに埋まってる頭に命中。真っ黒な頭がぱっくり割れて血がダラダラ流れるという惨劇に至ったのだった。大洗浄と破傷風トキソイドの接種。私はワンワン泣いて、「みんなとスパゲティ食べられなかったー」と叫んでいたそうだ。泣くとこ間違ってるけど、頭打ってるからな。

 まぁ笑われた笑われた。同じことしとると笑われた。私もフラッシュバックしましたよ。夜にも関わらず、ひとり仮面舞踏会みたいになっているアリエスをガシガシ風呂に入れたのだった。ごはん食べて、掃除もしないでふたりしてバタンキュー。

 草むらに顔突っ込むため、すでにびしょ濡れ 

 遠目には分からないからいっかー 

 おっバットではないですかー(たまにはバッターやりたいよ) 
 そこ持つのはムリじゃん?

 やっぱ外野手でいいやー 

オトナだよ

2009-06-19 | 1~2歳
 パピーのフードに少しずつアダルトフードを混ぜてゆき、最近めでたく全部アダルト用となった。

 彼の成長を見るにつけ、毎回の食事の大切さを思い知る日々だった。アリ子母による様々なトッピングは、アリエスの食欲を本当に助けてくれる。家族だから。そう言って、私達の食卓にのるものが必ず含まれている。同じものを分け合って食べよう。そのメッセージは、必ず彼に通じていると思える。かつて私自身が「体は作ってやったんだから何して働いても自分で生きていきな」と言われたことをよく思い出している。この食事をしてきた彼と、もしそうしなかった彼とでは、きっと体格も丈夫さもまったく違っていただろう。アリエスの心が宿るアリエスの体。母の真心のありがたさを、私もアリエスを通して知る。


 

     風船が転がってきたけど、気のないそぶり         でも縮むまで遊んだよー