ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

春だなぁ

2013-03-31 | 5~6歳


 家の庭の大切な木、ヒメコブシの花がはらりと咲きました・・・が。開花期のひどい風で、あっという間に散っちゃったよ。心浮き立つような桜もいいけど、まだ冷たい空気の中、ピシリと冴えた存在感の花もいいものです。

 ね?鼻波平さん。



 毛が1本、ひっついているのが分かるかな。雨にあわず無事に散歩を終えて、アンニュイ(ただ眠いだけ~)なヤツです。

アリごはん :AAFCOって

2013-03-25 | 5~6歳
 中年アリエスが健やかに老年期を迎えられることを願って、チビチビと調べている食事のこと。これまたチビチビと、メモしていこうと思う。

 メインディッシュを何にするかと考える時、フードか肉魚かと迷う。今はオリジンのフードなんだけど、そもそも数多くの種類のフードの中から選び出すのも迷うものだ。そこで信頼性を担保するっぽい「AAFCO」という有難げな単語が登場する。「AAFCOの基準をクリア」「AAFCO合格品」「AAFCOの承認を得た」などなど表現は様々。(けれどもこの機関は自主的な基準を公示しているだけであって「承認」も「認定」もしない。)

 Associaton of American Feed Control Officials、米国飼料検査官協会。 1909年設立。1990年代に入り、犬と猫の栄養専門家小委員会が組織内に設置された。

 日本では、1974年にペットフード公正取引協議会なる組織が公正取引委員会の認定を受けて発足している。国内の製造者・輸入販売者の加盟で成り立つ業界団体であり、AAFCOの栄養基準を採用して試売検査会などを実施し、罰則規定の約定・履行や公取委への報告等を行っている。ネーミングは経済活動に軸足がありそうな雰囲気だけど。

 AAFCOに話を戻すと、検査官協会なので客観性がありそうだ。しかし、元はと言えばペットフード業界が共通の利益のために設立した半分内部組織みたいなものらしい。NRC(National Reserch Council、米国科学アカデミー内の米国学術研究会議)の中のCommittee of Animal Nutrition(動物栄養委員会)による推奨値あるいは試験方法が厳しく、これに反発した業界が独自に基準を策定したという経緯があるのだという。以下はある獣医の述べる内容を自分なりに解釈したもの。

 NRCは長年、動物のすべてのライフステージにおける栄養要求について専門家を選定し、スタンダードを定めてきた。栄養が適正であるかを見定めるためには、給餌試験が最適であると広く考えられている。しかし給餌試験は時間がかかる。すなわち経済的に大変である。そこでAAFCOがダブルスタンダードともいうべき独自の基準を設ける。給餌試験の代わりに、NRCの栄養要求を満たすかそれ以上であるかの、化学分析をおこなうようになった。

 化学分析には嗜好性や消化性、栄養素の生物学的有効性についての視点が欠如している。その限界に気づくとAAFCOは、自らの設定した最低栄養要求量以上の要求量を算定し、さらに安全性を考慮した数値を加えるなどの補正を施すという方法を採った。いわゆる「栄養許容量」というやつだ。
 NRCは犬の栄養要求1974年度改訂版、1985年度改訂版をレポートしているが、ペットフード業界は1985年度版以降NRCのガイドラインを使用せず、独自基準のゴールドスタンダードを策定。これによりペットフード作製時に、NRCスタンダードに従う必要性がなくなった。大手のメーカーは給餌試験をするかもしれないが、経済性を優先する場合はしないかもしれない。現状では、AAFCOは「基本的な3種のフード」について給餌試験を実施。メーカーがこれらの「基本的な」フードの配合を使用するなら、給餌試験の再実施は要求しない。らしい。

 さて。袋に燦然と輝く「AAFCO」の文字列だが、それが表す考え方というものをつかみ、どこまで納得して選ぶのかということを、自分は考え直さなければと思った。



定位置でごはんを待つ・・・AAFCOって、おいしいの?



Berry, Berry

2013-03-24 | 5~6歳


 アリエスは関心なさそうに休んでいますね。ボウルの向こうの白い影・・・

 あまりにもおいしそうなイチゴなので撮影したのですが、何を隠そう、最近ベリー類に興味津々なのです。6歳くらいまでには、我が家の手作り食ゴールデンスタンダードを完成させたいと思っていて、そこにはいろんな種類のベリーを含める予定だからです。ま、相当ルーズなやつですけどね。

 手作り食って、「難しく考える必要はない」って言われても難しい。自分で食べるものを選べない存在に対して、何を出してあげられるか。いや、総合栄養食と名付けられたペットフードを食べさせるに際しても、悩まなければいけないのは同じことだよね。・・・・・・

 イヌは雑食と考える向きも多いけど、私は少し譲ったとしても準雑食、本質的に肉食だと思う。解剖学的に肉食の特質を保持しているから。生理学的にはこの先も、ヒトに寄り添って生きてゆくならばヒトに近く適応範囲を広げるのだろうが、身体の特徴が追いつくには少しタイムラグがありそうな・・・。アリエスの消化管が「対応できる」ところから、よりベターな方向を目指したい。ただし豊富な種類の生肉を提供できない我が家の現状では、植物の助けを借りて栄養を補強するのが適切だろうと思うのだ。

 自分の考えている方式は、季節の旬のものを取り入れてその時期の大まかなベースを作る。そこにちょっとだけ、日々手に入る素材を加える。調理法は基本的にごく軽く蒸し、可能ならペースト状にする。それを表面に火を通したメインにトッピング。これまでメインはフードでと思ってたけど、シンプルな肉類にしてもいいなとも思ったり。本やネットで紹介されてる美しい料理は不要・・・えーと、それ以上に、無理。植物はできるかぎり細胞壁を粉砕すべきで、加熱によるメリットが見込まれる場合以外は、温度を利用した変質は極力避ける。それから、家族が誰でも、同質の食事が用意できるようなのがいい。・・・などなど(独断オンパレード)。あれこれ考えるのは楽しいが、実際作ってみての思考錯誤の道のりは長そう。

 これまでイチゴはあまり好まなかったアリエスだけど、私達につられてこの日はヨーグルトと共にペロリ。その後、ヤツは分け前をおいしそうに食べるようになった。いいですねぇ。ひとつひとつ、アレルギーの再確認をしていくことにしよう。


 食べて、ごろん。おいしかったね。

ちいアリ、しみじみ。その2

2013-03-20 | 5~6歳
 つづき~
 
 今度は我が家で会おうねと、小さいアリエスと名残惜しく別れ・・・

 それから1か月ほどたった頃、兄弟犬テーオくん一家が犬舎を訪れ、後々写真を送ってくれたのです(いつもすんばらしい写真を撮影されるパパママなのです。ありがとう!!)。アリエスのヤツも、ちょっと見ぬ間にドカーンと大きく成長していました。ほら・・・


なんだか大人びちゃって、母ちゃんびっくり。まだマズルが短いわ~

 みんなのスナップ写真は、もっとおもしろい。



 根っからの敷物好き。犬舎ではもっぱらスノコ。あの腕を見てやって・・・太っ!!遠近法・・・じゃないな。それから耳。後から生まれた子達も皆立っているのに、ひとりウルトラの母状態。ブリーダーさんは「犬舎初の垂れ耳になっちゃうかも」とわざわざ電話で謝ってくれましたが、どうでもよかったのデスよーー実は。

 前にも情熱的(?)に書いた覚えがあるけど、子犬のころはすごくかわいかった。大きくなったら、それどころじゃなくかわいくなった。おじいちゃんになんかなったら、とんでもなくかわいくなるんだろうと思う。ワンコみんな、そうでしょ?


 疾駆する姿を見ることができる目を持っている

 
 不満を述べる声を聴くことのできる耳を持っている

 肉球の枝豆みたいな匂いを嗅ぐことのできる鼻を持っている

 思う存分名前を呼ぶことのできる口を持っている

 なでてやることのできる手を持っている

 共に走ることのできる足を持っている

 そういう自分を大切にできるようになりました。ありがとう、アリエス。