ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

魔法のレシピ

2008-06-01 | 0~1歳


 

 ほぼ完全復活。旅の疲れがとれるまで、ちょうど1週間。生後23週と2日の彼にとっては、やっぱりそれくらいかかるものかな。
 今回の「帰省」は悪い意味の「ストレス」ではなかったと思う。我が家ではひとりっ子の彼は、群れの中では下っ端になる。上位犬への遠慮や配慮やわがままできない我慢を経て、学ぶものはさぞ大きかったことだろう。普段使わない分野の頭の回転も要ったかもしれない。「使用前と使用後」?を少し観察した私にも、様々な発見があった。家では見ることのできない彼の柔軟な側面を垣間見て、本当に感慨深いものだった。

 消化器症状の回復に一番寄与したのはアリ子母の滋味ご飯だったと思う。今回活躍したのは「親子ぞうすい」とでもいうべき一品だった。鶏のむね肉を料理酒と水で煮て、潰すようにして刻み、フードに載せる。半熟のゆで卵も同様に。鶏の煮汁は一緒にとっておき、毎回まわしかけて滲み込ませる。最後に温かい湯をさらにかけて、急いで出す。アリエスは水分でも食べ物でも、温かいものが好きだ。これは私でも食べたいなと思うような香りで、本当においしそうだった。なにより、ゆっくり養生しなさいという母ちゃんの味だな。お腹も心も癒される。
 ここ2日はすごい食欲。各臓器が休みを終えて仕事を再開し、栄養を「消化課」に矢継ぎ早に要求しているかのような。

 しばらくぶりの晴天となった今日、アリエスも久しぶりにゆっくり庭で遊んだ。地域の集会所の掃除から戻る近所の人々が5人で立ち寄ってくれたが、彼は「とりあえず吠え」をせず、鼻をくっつけるようにして挨拶していった。だいぶ落ち着いたねぇと褒められたね。少しお兄ちゃんになったものね。