2011年4月4日(月曜日)
ドイツ気象局の予想があらたにでました。
武田邦彦さんのブログの解説がわかりやすいので、
引用させていただきます。
http://takedanet.com/2011/04/47_afa2.html
原発 緊急情報(47) 汚染・6日に日本全土に拡がる怖れ
ドイツの気象サービス及びノルウェーの発表では、
4月5日から7日にかけて、福島原発からの風が一旦、南に行き、
四国・九州にまで南下し、そこからさらに偏西風で
日本列島を縦断して、北海道に達する上ると予想されています。
この図はドイツ気象サービス(DWD)のシミュレーションで、
日本で4月6日頃にあたります(あまり時間は厳密に考えない方が良い)。
パソコンで図を見ることができない人がおられますので、
文章でも説明しますと、福島から一旦、太平洋に出た汚染物質は、
その後、東風でぐるっと回って日本の房総半島、静岡、四国、
九州とまわり、山陰から福井まで達します。
つまり4月6日頃を中心にして初めて福島原発の汚染物質が
西日本を汚染する可能性がありますので、注意が必要です。
次に示す図はノルウェーのシミュレーションであり、
上のドイツの気象サービスのデータから約1日たった状態です
(7日ぐらい)。
一旦、日本の西日本に到達した福島原発からの放射性物質は、
その後、偏西風に乗って北に進み、日本列島を縦断して
北海道まで達すると予想されている。
この頃、新たに福島原発から放射性物質が漏れれば、それもともに北海道の東海岸に到達すると計算されています。
このシミュレーションの結果は、あくまでもドイツとノルウェーの
結果であって日本の気象庁の予想ではありません。
日本の気象庁は、現在のところ福島原発の放射性物質が
どのように飛散するかの予報を出していません。
花粉予想や噴煙の予想は気象庁の役割でありますが、
どうやら放射性物質を飛散については
気象庁の役割範囲にはないそうです(税金は?)。
いずれにしても、できるだけ多くの情報を集めて、
私たちと家族の安全を守りたいと思います。
ドイツとノルウェーの情報が、どのような基礎的なデータに
基づいているのかわからないので、ここでは日付も
はっきりとは示していません
(もとデータは時間もハッキリ示してありますが、
それほど精度が無いと思うので、
「絶対にそうなる」と断定的に考えないでください。
しかし、私たちにとって重要な情報であることは確かです。
この情報に基づいて、
「もしかすると、西日本もしくは日本全体に放射性物質が
飛散するかもしれないので、4月5日から7日ぐらいにかけて、
外出を避けたり、マスクをする、子供を外で遊ばせない、
家の戸締りをしっかりするという対策を取っておく。」
と考えてください。
ドイツとノルウェーの予想が外れるかもしれません。
外れたら申しわけないけれども、それは仕方がないので、
その時は、多少無駄な時間を過ごしてしまったと思ってください。
・・・・・・・・・
ところで現実に九州まで放射性物質が飛んで、
例えば鹿児島が1時間当たり1マイクロシーベルとまで
放射性物質が上がり、それが1週間続いたとします。
その場合の被ばく量は、
1×7×24=168マイクロシーベルト
で、今回限りであれば、長期的にも、赤ちゃんにも、妊婦にも問題はない。
(注)さらに詳しい計算(鹿児島の人の1年間)
168+(0.05*358*24)=597マイクロシーベルト
で、今回限りであれば、累積放射線も大丈夫です
鹿児島が大丈夫なのは「ずっと続けて被曝する」というのが
恐ろしいので、一時的な被曝はあまり影響がないということです。
でも、被曝は少なくしておくのが良いので、自衛してください。
(平成23年4月4日 午前8時 執筆)