はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

闘う脳内

2008-05-31 | 医療と健康関連

2008年5月31日(土曜日)
朝8時前に朝食。
今朝は、黒糖パンにヨーグルト、牛乳、サラダ、コーヒー。

食欲だけは衰えていない。
なのに、天候のせいか、調子が良くない。
ちゃんと寝ているはずなのに、あくびを連発。
結局、布団に逆戻りして、寝てしまった。

目が覚めたら、お昼を過ぎていた・・・

手術の傷あとが後ろ頭ということもあって、
柔らかい枕にしたけれど、やっぱり上を向いて眠るのはつらい。
寝返りを打つたびに痛みで目がさめるし、
どうしてもグッスリとは眠れない。
そこで、眠りに就くために睡眠薬を服用している。

昨晩も薬のおかげでしっかり睡眠時間をとったはずなのに
今日は、頭が朦朧として、なんだか具合が悪い・・・

チタン製のクリップという異物をはめ込まれた
わたしの脳は、今必死でそのクリップとなかよく
共生・協働(まるで行政だな・・・)しようと
闘っている最中なのだ。

そりゃ熱もでるだろうし、痛みもする、具合だって悪くもなろう・・・
なのに、すぐに無茶をしたがる持ち主に
脳からSOSが発令されたのかもしれない。

天気も悪いし、お散歩も見合わせて、おとなしく
布団の上で1日中、ゴロゴロ・・・

ゴロゴロしながら、ついつい手が傷跡にむかう・・・
かさぶたが気になるのだ・・・

ぜったいにむりやり、かさぶたをはがさないようにと
言われているけれど、気になってしょうがない・・・

治りかけのかさぶた・・・ちょっとかゆくなりかけのかさぶた・・・
あ~あ、はがしたい・・・爪でそっとめくりたい・・・
痛くなる寸前まで、そっと、そっと・・・
この快感がなんともいえないのだぁ~!
でも、じっと我慢、我慢。
クゥー! つらいぞー!

さかむけをめめくってしまうとか、
虫さされのあとのかさぶたをはがしてしまうとか、
かえって痛い思いをいやというほどしてきているのに、
なぜかはがしたくなるのは、性分?
それとも癖?
ムズムズしてくるのよね・・・
もうちょっとで、とれそうなんだけど、
これをとっちゃうと、きっと血が出るのよね。

こういうことは絶対にいたしませんっていう人もいるんでしょうねぇ。
かさぶたはがしてしまう人と、しない人、どっちが多いのかしら?
なんて、おバカなことを考えている暇なわたしです。
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ふたたび、クローズアップ! 敦賀のごみ問題

2008-05-30 | ゴミ処分場問題

2008年5月30日(金曜日)
敦賀市樫曲のごみ処分場問題が、今また、
クローズアップされ始めている。

先週、東京都内で意見交換会が開催された。
この意見交換会は、敦賀市に一般廃棄物を搬入していた団体のうち
負担額が約1億6千万円で支払い拒否の意向を示している
南那須地区広域行政事務組合(栃木県)などが、
負担額が多い約20団体に呼びかけたもので、9団体が参加。
(下段に朝日新聞のその記事をアップ)

そして今日の読売新聞の県版でも、
搬入団体のことが大きく取り上げられている。

言うまでもないが、これまで敦賀市は処分場の対策工事や
水処理施設の維持管理、木の芽川や地下水の水質調査などに
多額の税金を投入してきている。
それは今後もずっと続いていく・・・
一体いつまでなのかは誰にもわからないままに・・・

2000年に発覚した処分場への不法搬入事件は、けっきょく
誰が責任をとるのかを追及されないまま、うやむやにされ、
税金によるつけ払いとゴミの山が敦賀市民に
残されたということに他ならない。

2000年当時、所管は厚生労働省だった。
しかも福井県の廃棄物対策課課長はその厚生省の出向役人・・・

どう考えても国と県が裏で手を組み、処分場の延命を図り
敦賀市にキンキ社の増設を強要してきたとしか思えない。

その後、ゴミに関するすべての政策・事業等が環境省へ
移ってからも、県と国はがっちりタッグを組み、
(対等であるべき地方公共団体同士なのに)
敦賀市に対し一方的に、対策費の負担を押し付けてきている。
いまや、市議会でも敦賀市民のために対策費を負担するのは
当然であるという考え方がまかり通り、対策費にNO! 
というのはわたし一人になってしまった。

今まさにクローズアップされてきたのは、この対策費の一部負担を
めぐる搬入団体の不払い問題なのである。

わたしは、そもそも「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」自体が
間違いだらけのザル法だから、ごみ問題はいっこうになくならず
むしろ、増え続けていると思っている。

施行令や施行規則をやたら改正し続けているけれど、
それも焼け石に水!

この法律でうたわれている「一般廃棄物は市町村」というだけで
敦賀市に責任の一端を押し付け、さらにキンキ社に搬入していた
60団体にもその負担分の一部を強要することになったのだ。

しかも産業廃棄物を搬入していた800にも及ぶ搬入業者に対し
福井県はなんの対策もせず、負担金も徴収していないのだ。
それはなぜかと尋ねたら・・・ベンベン・・・
福井県が勝手に搬入業者に対し、どんどん搬入してネ!という
黄門さまの印籠を渡していたから・・・というのだから
あいた口がふさがらない・・・
しかも国はそれも不問に付す!!!

わたしがその搬入自治体や団体の住民だったら、
モチの論で負担金を支払うのに大反対!

国や福井県のこの上ない無責任さ、
その場さえやり過ごせばOK!のお役人様ど根性、
怠慢行政に隠ぺい体質を棚の上に祀り上げたてまつり・・・
ホント、言い出したらきりがないぐらい!の
悪玉・福井県やその親玉・国を訴えているかもしれない・・・

ずいぶんと前口上が長くなってしまったけれど、
ゴミ問題はここに書ききれないぐらい悔しい思いで
いっぱいだということです!

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20080529-OYT8T00929.htm

【責任の行方敦賀市処分場問題 
        2回目支払い20団体
             恒久対策費さらに難航?】

東京ドーム1杯分にも相当する約110万立方メートルのごみが
違法搬入された敦賀市樫曲の民間廃棄物最終処分場。
事業者は経営破たんし、国、県、同市が総事業費約102億円をかけて、
汚水の漏出防止などを目的とした環境対策工事に着手している。
同市は一般廃棄物を持ち込んだ全国18府県の
自治体や広域組合計60団体に対し、工事費などの一部負担を
求めているが、これまで請求に応じているのはわずか20団体。
市側は今後も粘り強く働きかけるとしているものの、難航は必至だ。

読売新聞が全60団体に聞き取り調査を実施した。
市は請求に対する搬入団体の対応状況を公表していないため、
団体ごとの方針が明らかになるのは初めてだ。

処分場に搬入されたごみの3割にあたる約35万トンは、
家庭ごみの焼却灰など一般廃棄物。
本来は各自治体が責任をもって自ら処分しなければならないごみだが、
事業者へ委託する形で処分場へ持ち込まれた。
市は環境省の指導に基づき、市支出分の3分の2を
負担するよう搬入団体に求めている。

市はこれまでに、2002年度実施の応急対策工事費として
04年11月に約2800万円(表中の請求への対応1回目)、
03~06年度の維持管理費として07年7月に
約1800万円(同2回目)を各団体へ請求。
今月に本格着工した恒久的な環境対策工事費については
約14億円(同今後)の負担を求めていくとしている。

しかし、聞き取り調査の結果、1回目の請求でさえ、
5団体がいまだに支払っていないことがわかった。
これらの団体は「敦賀市と事前協議した上で、
適法に搬入した」(埼玉県の久喜宮代衛生組合)、
「敦賀市の主張する搬入量について疑義がある」(大阪府豊中市)
などと、支払い拒否や保留の理由を説明する。

2回目以降は支払い拒否、保留がさらに増える。
相楽郡東部じんかい処理組合(京都府)は、
「1回限りという約束で、議会にもそう説明し、支出を決めた。
今後は一切、支払いには応じられない」としている。

一方、「ごみを出した責任がある。(敦賀市の市債の)
金利負担分も支払う」(栃木県壬生町)、
「環境省の指導に従う」(新潟県上越市)など、
今後も含めて支払うという団体もある。
福井県内の3団体も支払いに応じる方針だ。

また、「全団体が1回目の請求に応じてから、
2回目以降の対応を考える」
「他団体の動向を見極める」といった回答も目立った。
敦賀市廃棄物対策課の担当者は「
各団体にとっては1対1の交渉かもしれないが、
こっちは1対60でやっている。
すべての主張を満足させられる訳がない」とぼやく。

搬入量や請求額、ごみを持ち込んだ責任の定義など、
60団体側の事情は様々で、
複雑な連立方程式は容易に解き明かせそうにない。
2回目の請求の支払期限は今月末に迫っている。

     ◇

膨大な公費が投じられる処分場の環境対策工事。
市内のごみは持ち込まれていないにもかかわらず、
住民は重い費用負担と環境汚染への不安を背負い続けなければならない。
こうした事態を招いた責任の所在はどこにあるのか。問題点を検証する。

(2008年5月30日 読売新聞)

http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000000805230001

【「現状では払えない」ゴミ費用負担意見一致】
(2008年05月23日 朝日新聞)

「一方的な要請に応じることはできない」。
全国最大規模のごみが違法搬入された福井県敦賀市の
民間廃棄物最終処分場をめぐり、同市から抜本対策工事の
費用負担を求められた排出自治体など9団体が集まった意見交換会。
敦賀市に「負担割合の明確化」などを求める声が相次ぎ、
「現状では負担に応じられない」との意見で一致した。

参加したのは、呼びかけた南那須地区広域行政事務組合(栃木)、
津山圏域東部衛生施設組合(岡山)と、
常総地方広域市町村圏事務組合(茨城)、
高座清掃施設組合(神奈川)、
富士吉田市、山中湖村、上野原市(以上山梨)、
穂高広域施設組合(長野)、守山市(滋賀)。
9団体の負担額は計約8億円で、敦賀市がごみを搬入した
60団体に求める約14億円の約6割を占める。

会合は冒頭以外は非公開で行われた。
約2時間後に津山圏域と南那須地区広域の両組合の代表者が会見。
「敦賀市が示す排出者責任の度合いが明確でない」など、
敦賀市の説明責任を問う意見が相次いだという。

南那須地区組合長の大谷範雄・那須烏山市長は
「60団体の負担額は協議なしに決められたもので納得できない。
住民や議会の理解を得ることはできず、現状では支払えない」。
津山圏域組合管理者の花房昭夫・奈義町長は
「この問題では頭を痛めているので、他の団体も共通の認識が
あることを確認できた」と話した。
他の団体にも参加を呼びかけ、今後、
連絡協議会の設立を目指す方針で一致したという。

一方、敦賀市は「60団体の負担割合について、
事前に協議しなかったのは事実だが、
環境省の指導に基づいた算定で決めた。
会合の参加団体から何らかの要請などがあれば、
真摯(しんし)に対応したい」と話している。

敦賀市によると、費用負担を求めた60団体のうち、
「支払い済みまたは支払い予定」の団体は3分の1。
残る団体は「支払い拒否」か「保留」という。
今回の会合が、他の団体にどう影響するかが注目される。
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フレンチネイル

2008-05-29 | 日々の暮らし

2008年5月29日(木曜日)
家に帰ってきて、今日で4日目。
きょうは晴れ間が広がり始めた午後からお散歩。
(息子のつきそい付きで・・・)

さて帰宅した26日、最初にしたことは、
パソコンを立ち上げインターネットに接続・・・でした。

恐る恐る開けたOutlook・・・そう、メールの確認でした。

ギョッ!!!
2000通余りのメールが・・・
おもわず、閉じてしまいました・・・
10分ほど放心状態・・・

放り出しておくわけにもいかず、もう一度開けて
1500通以上の迷惑メールをとりあえず、
確認しないで、エイッ! と削除しました。

毎日、すこしずつメールを読みながら、返事を書いたり
フォルダに移動をしていますが、なかなか進まない・・・
加えて、毎日新たに到着するメール・・・
いまも受信フォルダには、300通余りもメールが
残っています。

マッ、ボチボチやりますわ。

昨晩は感動のDVDを見たあと、お風呂に入って
久しぶりに湯船につかりました。
これまで、シャワーばっかりだったし、
すこし肌寒くなってきたので湯船でゆっくり半身浴。

首筋の後ろ側は傷があって、かさぶたがついたままだし、
ゴシゴシ洗えない状態が続いています。
無理にかさぶたをこすったり、はがしたりしないこと! 
と言われているんです。
さぞかし、垢にまみれているんだろうなぁ・・・

お風呂からあがって、マニキュアに挑戦!
名古屋で妹にやってもらったマニキュアが
とってもキュートだったので(わたしのぶっとくて短い指先でも)、
方法を教えてもらったんです。

キラキラのラメを爪の先だけに塗る!
不器用なわたしが必死で、ラメを塗っているところに
息子が帰宅。
開口一番、
「なに、色気づいとるんな・・・」
ほっといてくれ!

で、指先を見た息子「それフレンチ・ネイルっていうんやで」

へ~! フレンチ・ネイルね・・・
いったいどこがフランス風なんだろうね?
どうもラメを塗ることではなく、爪の先に白だのラメだのを
塗ることをいうらしい・・・
フレンチ×××とか複合語によくつかわれるけれど
わたしの知ってるフレンチは、キスとカンカンとトーストと
ドレッシングぐらい・・・

フレンチキスって、軽く唇と唇を合わせるキスだとばかり
信じ込んでいたのに、実はディープキスのことだと知った時は
かなり、ショックだったわたしです・・・

だから、フレンチネイルの「フレンチ」はいったい
どういう意味なんだろうと悩んでしまうのです・・・

悩んでも解決しそうもないわたしの指先のフレンチネイル。
ちょっとデコボコしてるけど、ウン! かわいい!

でも、いまだに息子以外、だれも気付いてくれない・・・
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感動のDVD

2008-05-28 | 医療と健康関連

2008年5月28日(水曜日)
わたしは泣いています・・・パソコンの前で・・・

わたしの手術のクリッピングするところの映像を見ながら
泣いています・・・

手術室に入ってから準備に1時間。
クリッピングが完了してから縫合など後始末に1時間。
8時間のうち6時間が動脈瘤を探し当て、クリッピングに
要した時間になります。

画像はそのクリッピングの様子を映し出していました。
わたしの動脈が心音と一緒にドクン・ドクンと動いているのです。
ドクン・ドクンという波動が画面にくぎ付けになっている
わたしの鼓動とシンクして、
わたしは不思議な世界に入り込んでしまいました・・・

自分の手術を幽体離脱して見ているような気分です。
たぶん、術後の説明が記憶に残っているためなのでしょう。

あ~あ、そうそう・・・昔観た「ミクロの決死圏」の世界です!

きれいな赤色の毛細血管にふれないように、少しずつ少しずつ
患部に近づいていく様子は、ほんとうにドキドキします。

患者の性格どおり、血管もかなりの曲者!
なかなかクリップをかけさせようとしません・・・
がんばって! もうすこしよ!

わたしはまるで、手術されるほうではなく、
手術する側になったような錯覚に陥っています。
(おいおい・・・錯覚とはいえ、そんなたいそれた・・・)

こんなにすごい手術だったんだ! とあらためて感動しています。
それ以上に、手術にかかわってくださった、
先生方はじめスタッフのみなさまに、心から感謝しています。

わざわざ、DVDを送ってくださった
加藤先生、本当にありがとうございました。
(用意してくださっているというのに、
   受け取らずに退院してしまいました・・・)

映像を見てよかったと心から思っています。
大手術だったといわれても、麻酔で何もおぼえていないわたしには
それを実感できないでいました。
最後のクリッピングのところにいきつくまでに、
すでに何時間もかけているのかと思うと、
緊張感と集中力、そしてそれらを途切れさせない持続力に
大きな驚きと、感動を覚えてます。

そしてなにより、手術の腕の確かさ!

いまさらながら、わたしは自分の身体がほんとうに
愛おしいと思いました。
生きているんだということをこの目でしっかりと
確かめることができました。

それにしても、わたしの脳内はきれい!
あの毛細血管たちの色はなんてステキ!!
コメント (3)
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おとなしく「よいこ」のわたし

2008-05-27 | 医療と健康関連

2008年5月27日(火曜日)
まだ、車の運転をしちゃいけないので、
夫の運転する横で、おとなしくちょこんと座っています・・・

座っていますの後になぜ「・・・」なのか・・・

自分の行きたい時に、行きたい所へ、ひとりで行けないのが
不便で、窮屈で、いろいろと気を使わなければならなくて・・・
そう! いろいろと気を使うのがいやだ! という心が
「・・・」に現われているのです。

あ~あ、わたしってやっぱり、相当わがままなんだということを
思い知って、というか思い知らされてもいます。
(曰、今頃何を! あんたのわがままは筋金入りだ! そうです)

相手を気遣うという思いやりの心が相当、欠如しているのは
その相手が夫だからでしょう・・・
とも言える・・・

でも、わたし以上に夫もたいそうな気の使いよう!
(あんたは使っていない! んだそうです)
絶対一人ででかけるな!
遠くに散歩に行くな!

健さま、ほんとうにありがたいことでございます・・・

と、ここにも「・・・」がつくのでございます・・・

さて、入院中、しかも手術のその日に、載った
朝日新聞のリレーエッセー「あしたは晴れ」の最終便。
今日初めて、13日の新聞で実物にご対面。
(ちなみに13日の紙面は、四川省の大地震が1面トップでした)
いや~・・・今頃、この言い回しはちょっと変! と
気づいても遅すぎる! けどね・・・
(はずかしい・・・わたしです)
 
その最後のエッセーをアップします。

http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000110805130001

【聖火が広めたチベット問題】
2008年05月13日
長野の聖火リレーの中継を見た。
中国の赤い国旗が画面を覆い尽くしていた。
「ワン・チャイナ!」の叫びがわたしの心をヒンヤリさせる。
聖火リレーは、ヒトラー率いるナチスが
ベルリンオリンピックで初めて取り入れたものだ。
ナチスの国家権力とドイツ民族の優秀さを誇示するためだったといわれる。

大戦を知らないわたしでも、今回の聖火リレーにおける中国の
「愛国心」を前面に出しての意気込みは、ナチス・ドイツを思い起こさせる。

政治とオリンピックは別、と言いながらナチス以来の様式を
継承した聖火リレーは、中国という国の様々な側面を世界中に見せつけた。
聖火リレーが世界にチベットの問題を広めたとも言われている。

中国の唐丹鴻(タン・タンホン=詩人・映画監督)のエッセーを読んだ。

「チベットは消滅しつつある。美しい平和なチベットを
作っている精神も消滅しつつある。チベットは中国になりつつある。
チベットがそうなりたくないと願うものになりつつなるのである」

「そう、わたしはチベットを愛する。……チベットが自由意思を持つ限り、
わたしはチベットを愛する漢人だ。……わたしは歓迎される漢人として
チベットに戻りたいと痛切に願う。対等な隣人として、
あるいは家族の一員として、真の友情をはぐくむために」

このエッセーはわたしを少しだけ、ほっとさせてくれた。
中国を嫌いにならずに済んだから。

そして唐丹鴻が愛してやまないチベットには、
ダライ・ラマ法王が92年に作った自由チベット民主憲法
(亡命チベット人憲章)がある。
「暴力ならびに武力使用の放棄」や「すべての国民が法の前に平等であり、
性別・民族・言語・宗教・肌の色・身分さらに僧俗の別に関係なく
法が定める権利を享受することができる」と書かれている。

2年前に出版された井上ひさし氏の
「子どもにつたえる日本国憲法」を読み返した。
日本の憲法のすばらしさを再認識しながら、
「フリー・チベット」と声に出しているわたし……。


このエッセーの後には、ちゃんと

リレーエッセー「あしたは晴れ」は今回で終わります。
ご愛読ありがとうございました。

と書かれていました。
終わってみると、やっぱりさびしい・・・
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息詰まるドライブ?

2008-05-26 | 医療と健康関連

2008年5月26日(月曜日)
ただいまぁ!!

我が家に帰ってきました。

さすがに、長時間のドライブはこたえます・・・
しかも、愛する夫との久々の2人だけの
甘~い、甘~い、息詰まるような
(いや、行き詰ったと書かなきゃいけないのか・・・)
3時間・・・まるでサスペンス?

ごめん、ごめん。
ほんと、迎えに来てもらって大助かりだよ!

あんたといるから、疲れたのではなくて、
ドライブが身体にこたえたんだから・・・
(ハ、ハ、ハ・・言い訳に聞こえるって?)

とにかく、疲れたので、昨日書いたブログをアップして
きょうはおしまい!
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謎(めい)探偵 今大地はるみの ぼうけん(暴言?)

2008-05-26 | 医療と健康関連

2008年5月25日(日曜日)
静かな日曜日・・・

今日は、病院の周りをグルッと探検!
といっても、敷地内だけの話ですが・・・

このところ、毎日通っているのが
「アセンブリ喫茶」
けっこう、珈琲がおいしいし、ケーキやランチも
人気があるみたい・・・
(レストピアふじた よりネ)
喫茶店の真横が、マクドナルド。

近くには自販機コーナーもあって、
ハーゲンダッツにカップ麺、
きつねうどん・カレーうどんの自販機まである!
きつねうどん、1度は食べてみるべきだった・・・

日曜日なのでしまっているけれど
丸善の本屋さんまであるのだぁ!
(医学部の専門書ばっかりだった・・・)

もう少し足を延ばせば、濁池(にごりいけ)にたどり着くけれど
今日はこの辺で引き返すことにしました・・・
この池もなんだか怪しい名前・・・

なぜか大学にも病院にも六角形(変形の)の建物が多い・・・
これは謎だ・・・

しかもフジタホール2000の屋根というのかてっぺんには
ピラミッドがそびえたっている・・・

ホールの中にもあった鳥のようで鳥でない・・・
十字架のようで十字架でない・・・

あれは何かとたずねたら、ベンベン・・・

十字懸垂している鳥にも見えなくはない
金色(こんじき)に輝く「謎の紋章」もあるのだ・・・

すべて欧風なのかと言えば、病院内(特に1階)にはいたるところに
「金太郎」の絵がかけられている・・・

そう、あの足柄山の山奥でクマを相手に相撲の稽古を
している金太郎君、その人である・・・

「心やさしい金太郎君は動物たちの傷の手当てをしている」
という絵柄なのである。
実は藤田保健衛生大学病院のホームページにも、この
金太郎君は登場している。

金の紋章と金太郎・・・「金」つながりなのか・・・
謎は深まるばかり・・・

謎探偵 今大地はるみに残された時間は
あと12時間・・・
はたして解決できるのか!

つづきはまたあした・・・
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公開講座

2008-05-26 | 医療と健康関連

2008年5月24日(土曜日)
藤田学園第15回市民公開講座は、小雨降る中
フジタホール2000で、午後1時30分から始まった。

このフジタホールがなんたってすごい!!!

自慢じゃないがわたしゃまだ、
本格的なオペラを観たことがない・・・

映画やドラマなどで、着飾ったマダムやマドモアゼルと
ジェントルマンが桟敷席から、観劇するシーンは
よく見かけるのだが、実際に桟敷席のある劇場にすら
いったことがなかった・・・
(映画の中では、悪だくみは大概、桟敷席で画策され実行される・・・)

なんと! フジタホールには、その桟敷席があったのだ・・・

まだ首筋の傷跡も生々しいわたしは、天井を見上げることは
できなかったが、なんとか3階の桟敷席は見ることができた・・・
とはいえ、斜め下から見上げただけだけれど・・・

天鵞絨張(1度でいいから漢字で書いてみたかったんだ・・・)の
椅子の背もたれが少し見えるぐらいだけれど。

たしかに3階桟敷席は、
妖しく揺らめく紅い色に染まりながら
薄暗いホールを見下ろしていた・・・
(ちょっとミステリーっぽくない?)

桟敷にすっかり惑わされ、公開講座のこと忘れてました。

「くらしと健康」乳がんの講座はセクション1,2と総合討論の
3部構成。
セクション1
 演題1 乳がんとはどんな病気か  
       内海 俊明 医学部乳腺外科教授
 演題2 再発を防ぐ乳がんの放射線治療
       小林 英俊 医学部放射線医学教授

セクション2
 演題3 乳房再建の実際ー様々な術式と選択方法ー
       坂井 靖夫 医学部形成外科学准教授
 演題4 乳がんの化学療法看護と通院治療支援
       片方 容子 外来薬物療法センター看護主任

たぶん、ホームページでも、この講座のテキストは
公開されていると思います。
(確かめられないわたしが哀しい・・・)

どの講師の方も話がお上手な上に、パワーポイントを
使っての説明なので(しかも大画面!)、
とてもわかりやすいのも魅力!

一番受講生に受けたのは、乳房再建の話の中の
「腹直筋皮弁移植」

おなかの肉をおっぱいに移植する!
しかも皮膚の内側からだそうな!!
ヒエェー・・・医学の進歩はすごい。
ちなみに背中の肉の移植もできるんだとか・・・
(こちらはぺちゃぱいの人向きだそうです) 

この手術(おなかの肉)の利点その1・・・
 大きなものや垂れたタイプにも適する
その2・・・
 軟らかく自然に近い
その3・・・これが一番受けた・・・
 下腹部のたるみを有効活用できる

おもわず、自分の下腹に手をあてて、
上に持ち上げてるわたし・・・
この肉がすべておっぱいに移動してくれたら
わたしゃDカップまちがいなし! なんだけどねぇ・・・

いまさらオールヌードの写真集出すつもりはないし、
(誰も写してくれないだろ!)
まぁ、乳房再建はわたしの場合はなし!!

総合討論では休憩中に提出した質問票にそれぞれの先生方が
ていねいに答えてくださると言うもの。

わたしの質問
☆マンモグラフィで見つけることが困難な若い女性にとって
安価で確実な検診方法は何か

☆ハーセプチンが術前に使用できるようにならないのか

☆厚生労働省の薬の認可はなぜ、スムーズにいかないのか

☆高額ながん治療薬は安くできないのか

会場での回答以外にも、ぜひお聞きしたいことがあったので
直接、内海先生にアタック。

ていねいにお答えいただいてこちらが恐縮するほどでした。

ちょっと肌寒い土曜日の昼下がり、
盛りだくさんな内容の講座と、いい出会いに恵まれ
幸せ気分も急上昇。

でも、3時間余りの講座はすこしきつかったのか、
(時間のたつのも忘れて聞き入っていたわたしです)
夜になって頭痛が治まらない・・・

これしきで、頭痛とは・・・!
ちょっとショックなはるみ・・・
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バレーボール

2008-05-26 | 医療と健康関連

2008年5月23日(金曜日)
午後5時過ぎ、担当看護師さんから
「退院についてのご案内」の説明を受けました。

☆退院後、特別安静にする必要はありません。
 疲労やストレスをためないよう気分転換をしましょう。
 仕事の開始は主治医と相談・・・
 車の運転、運動は次回の外来受診まで控えるように・・・

☆排泄コントロール
 いきみは血圧を上げる原因! 
 そっか・・・トイレできばっちゃうと、
 あたまがズーンとなってフーッと記憶が遠くなるような気配は、
 イエローカードなんだ・・・

☆パーマ、カラーリングは抜糸が終了すればいつでもOK!
 でもフランケンシュタインみたいな、ギザギザ傷跡のあたまを
 みたら、美容師さん気絶するかも・・・

もういつでも普段どおりの生活に復帰!
かとも思ったけれど来月の外来受診までは、
おとなしく(?)していたほうが賢明のようです・・・

テレビからは、バレーボールの実況中継(?)
韓国対日本です。
永遠のライバルだとか、因縁の対決だとかどーでもいいことに
勝手に興奮してるアナウンサーがうっとうしい・・・
それと間に挟まるコマーシャル・・・

2,3点リードしただけで、
「さあ! 北京への秒読みがはじまりましたぁ!!!」
絶叫すんなよ!

スポーツのアナウンサーってどうしてこう
うるさいんだろう?

自分が観客になりきって、実況するもんだから
やたら「!!!」のマークのついた言葉を絶叫してるだけで
放送を見たり聞いたりしている人に、的確に現況を伝えていない。

せっかくのバレーボールの試合なのに、見る気がうせてしまって
ブログを書いていると言うわけです。

ときどき、横目でチラッと経過なんかを見ながら
あくびをかみ殺しつつ、あ~あ、まだやっぱり
頭が重~いし、傷口じゃないところが妙に
ズキズキするし・・・

なんたってまだ、術後10日だもの・・・
あたりまえなのかも・・・
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退院決定

2008-05-23 | 医療と健康関連

2008年5月23日(金曜日)
昨晩は、入院患者のHさんが一晩中大張りきりで
病棟の看護師さんは、キリキリ舞い・・・

Hさんは、わたしたちの部屋にも時々顔を出し、
とてもご丁寧に、
「少々、物をたずねますが、こちらにバイオリンは
おいてなかったでしょうか」などと聞きにくるんです。

そうかと思うと、「なにやってんだ!」と大きな声で
まるで部下を叱り飛ばしている口調で看護師さんに
突っかかっている時もあり・・・
ここから逃げ出そうと必死になっているので、
目の離せない患者さんのおひとりなのである。

さて、そのHさんに加え、「お願いしま~す」と
一晩中言い続けた患者さん、
プラス、術後でうなされている患者さんの
大合奏? 大合唱?で、
睡眠薬を貰ったにもかかわらず、部屋の住人は全員
眠れなかった・・・のです。

しかも、朝9時頃には窓からでっかい、そりゃでっかい
「くまんばち(?それともスズメバチ?)」が侵入!!

同室の患者さんたちがわ~わ~きゃ~きゃ~
バタバタあばれて大騒ぎ・・・
「動くな!」「静かに!」とやさしく(?)言い聞かせ、
読んでいた新聞を丸めて、一撃!
ごめんね・・・蜂さん・・・
入ってきた部屋が悪かった・・・

さて現在、朝の10時。
全員がグッスリおねんね・・・。
昨晩眠れなかったせいでしょうね・・・

わたし?
わたしはけっこう、睡眠薬がきいたのかあまり眠くはありません。
でも、朝方、Hさんが登場する夢を見ちゃいました・・・
そのHさんも、今は静かということは今夜に備えて
グッスリ! なのかな??

そうそう、退院は月曜日に決定!
やさしい健さんが病院まで迎えに来てくれます・・・
今度は迷わずに来い! よな・・・なんておもっていませんから・・・
ゆっくり、気をつけていらしてね~

明日の午後は藤田保健衛生大学のフジタホール2000で
開催される
市民公開講座「くらしと健康=乳がん=」に参加します。
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来週の月曜日に退院が決定 たぶん・・・

2008-05-23 | 医療と健康関連

2008年5月22日(木曜日)
看護師さんが
「月曜日になってたわよ」と教えてくれたのだが、
まだDrから、正式なお話をお聞きしていないので
【たぶん・・・】がつくことになったのである。

隣のベッドのMちゃんもけさ、うれしそうに退院していったし
「洗面所だち」だったお兄さん(今朝退院)とも談話室で
バイバイセレモニーをすませた。

1台しかないテレビは、手術直後の方がいると
つけないことになっている(暗黙の了解で)から
ほとんどこの部屋では、テレビ放映にお目にかかることはない・・・

だから新聞を読むまで、「宇宙基本法成立」や
「裁判員制度まであと1年」の特集も
知らなかった・・・

宇宙基本法にいたっては、衆参両院合わせて
たったの4時間の審議で成立!!
宇宙利用については平和目的に限るとして「非軍事」が原則だった。

こんな大切な法案がほとんど審議らしい審議もなく
うまい具合に(被災地の四川省のみなさんには悪いが・・・)
大きな災害がおこりニュースの扱いは小さくなってしまった・・・
のではないかと、考えてしまうわたしです。

まぁ、新聞読めるようになったのも、昨日からだし
それまでに大きな記事になっていたのかどうかも
わからないんですけれどね・・・

今一番手こずっているのが、食事・・・
わたしにとってはどれも味が濃い・・・
昨晩の煮物(ひりょうず・高野豆腐・大根・・・)も
煮汁を捨てて、ペットボトルの水をドバッドバッといれて
しばらくおいたあと、もう一度お汁を捨てて
水を足し、やっとなんとか食べられる味に・・・
青菜の胡麻和えも水浸しにして味を薄くして・・・

これって、地域の差? この病院は薄味すぎると
言っていた元同室の患者さんもいましたから・・・
でも、ときにはゆでただけのぶつ切り野菜
(かぼちゃ・人参・カリフラワー)のみという
超!!!薄味っていうのか、ドレッシングを
つけわすれたんだろうね・・・

運動不足がもろに出てきて、いまやわたしも
メタボウエスト。
たぶん、入院するときにはいてきたGパンははいらないでしょう。
今朝から、階段を使って1階までいったりきたり・・・
少しは効果があるといいのですが・・・
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シャンプーしたよ

2008-05-21 | 医療と健康関連

2008年5月21日(水曜日)
病院の1日は退屈なようでいて、けっこう変化に満ち溢れている。
な~んて、書けるようになったのは、
ずいぶんと回復してきているからだろう。

自分自身がベッドから起き上がれない状況のときには
(術後の2日間)
ただもう、痛い、つらい、苦しい、吐きそう、頭が割れそう・・・
のマイナスオーラが私の中にも外にも周りにも!
そんな時は、1秒、1分ですらとてつもなく
長~く感じられた。

それが1日、1日「薄皮がはがれていくように」
(この表現を使ってみたかったんだ!)
いたみや吐き気がなくなり、
身体にはちからが戻ってくるのを実感している。

それとともに、時間を感じる速度もどんどん
短くなってゆくのである・・・
1日のたつのが早いということだ。

好きな本さえ読む気が起こらなかったこの1週間・・・
今朝は、久しぶりにスーパーで新聞を買ってきた。
朝日・毎日・中日・読売の4紙。

昨晩は、部屋(6人部屋)に1台のテレビで
女子バレーの対カザフスタン戦を観た。
そのあと文庫を1冊読んで、11時過ぎに睡眠薬を飲み
就寝・・・
朝6時半には加藤先生の「おはよう!」の第一声で目覚めた。

さて、今日は午後から看護師さんにシャンプーをしてもらい
あ~あ、天国~・・・
シャンプーしてくれた看護師さん、
「血糊も記念にのこしときますか?」だって・・・

ドライヤーで乾かしたあと、
合わせ鏡で自分の傷を見ようとしたんだけれど・・・
洗面所の鏡の位置が高すぎて、ちゃんと見えない・・・

様子を見に来てくれた妹に携帯で写してもらって
見てみれば・・・
ゲッ! けっこう傷痕凄いじゃん・・・

まだ血糊もくっついているし・・・

その妹と散歩にでかけて今帰ってきたところです。
な、なんと!
わたしの留守の間に、教授回診があったそうな・・・

ま、いっか・・・
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ベッドで待ってるわ・・・

2008-05-21 | 医療と健康関連

2008年5月20日(火曜日)
今朝の点滴の最中にまた、薬が入っていかなくなって
泣く泣く(わたしも看護師さんも)針を抜きました。

左手の付け根の内側の(これまた痛いところ!)ところで
やっと血管を確保! ホッ!

あと夕方の1本だけなんだから、なんとかもってね・・・と
2人とも祈る思い・・・

痛い思いをする私も可哀そうだけれど、どこにあるのか
皆目わからない血管を探し、かつまたクリンクリン逃げ回る
細い細い血管に針を刺さなければならない看護師さんも
わたし以上にかわいそう・・・

なんとか朝の点滴終了。

今日の予定では残りの針の抜針

しかし小田Drは昼一で手術とか・・・
いつになるのかな~? と看護師さんもわからない状況・・・

とそこへ、看護師さん4人をひきつれ、
イケメンナッキーが颯爽と登場!!!!
ラ・ラ・ラ・・・ラン・ララ・ラ~ン・・・
(ソプラノで歌ってください!さあ、ご一緒に・・・)

で、「僕が抜糸しま~す!」とナッキー・・・

あ~あ、わたし・・・どうしましょう・・・

小田Drもステキだし・・・2人の間で・・・
揺れる想い・・・のわ・た・し・・・
(勝手に揺れてろ! 自意識過剰!)

今日の抜針・・・21本!
ナッキーに「抜いた針、貰ってもいい?」 と聞いたら
「好きなだけ、持っていっていいよ!」

6本ゲットしました。
やっぱり、肉片がついてるのはちょっと遠慮して、
きれいそうなのを選びました。

ほしい方は、ふるって申し込んでください!
応募者多数の場合は、抽選のうえ
3名様に「はるみの脳動脈瘤クリッピング記念ホッチキス抜針・Goo!」
をさしあげま~す!!!

って、だぁれもいらねえよ! そんなもん!!

ハッハッハ・・・やっぱりいらないか・・・

さて、抜糸が終わると。さっそくシャンプーOKになるはずなんですが
ナッキー曰く「あとは。小田先生に診てもらってからだね」

たぶん小田Drは手術で遅くなる・・・
シャンプーはおあずけ・・・
なので、看護師さんが首を濡らさないようにという条件で、
入浴OKにしてくれました。

今夜はきれいなからだで・・・
   ベッドに横たわる、は・る・み・・・
まっ、だれも来てくれないけどネ・・・
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ドラマが……

2008-05-20 | 医療と健康関連

2008年5月19日(月曜日)
朝の憂鬱がうそのように、午後からは元気になりました。
明日は、斜め向かいのUさんが退院。
今日は向かいのベッドにMさんが入院。
毎日、すこしずつ病室の顔ぶれも変わっていきます。

病棟にはさまざまな患者さんがいて、患者さんご自身、
ご家族、医師や看護師、スタッフのみなさんの係わりのなかで
毎日がドラマそのものです。

まして医療の現場となれば、なおのことさまざまなハプニングが
おこり、走りまわる医師や看護師、手術が終わるのを
悲痛な面持ちで待ち続ける家族・・・

同じ病室の患者さんにしても、訪れる見舞いの方やご家族、
ふと漏らす本音の一言などから、患者さんが過ごして
来られた人生のひとこまを垣間見る気がします。

退院されていくときには、病室に残った方たちと
電話やメールアドレスをかわしあい、連絡しようね・・・と
いっていたけれど、病棟から1歩踏み出せば、
新しい生活が待ち受けているし、仕事に復帰し家族との
暮らしがまた始まり、毎日が目の回るように過ぎてゆく中で
病室で交わした約束は、そのうちにと思いつつ
入院していたことさえ、いつの日か遠い昔話になってゆく・・・
やはり病棟は日常から切り離された非日常の世界なのです。

いつの日にか病棟で見聞きした人たちの物語を
書いてみたいと思い始めているわたしです。

その時はなんてペンネームにしようかしら??
売れっ子になったらどうしよう??
印税でたべていけるかしら・・
なんてノー天気なことばっかり考えていたら、
「まだお仕事しないで下さいね」と看護師さんから
ご注意が・・・仕事してないんだけど・・・
たんにブログ書いてるだけなんだけど・・・
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抜針グ~!!

2008-05-20 | 医療と健康関連

2008年5月19日(月曜日)
朝から、気分最悪・・・
頭が重い、痛い、フラフラする・・・
しかも微熱あり。

なのに! なのにである、
「今日は 抜糸しましょうね」とおっしゃるDr・・・

抜糸? ちゃうやろ! 抜針グだろ 抜針グ・・・
ホッチキスに糸はついとらん! などと心の中で
かわいく毒づいているはるみです。

長~いピンセットとハサミみたいなペンチ? でもって
ピッ! ピッ! ピッ! ・・・・

「痛たた~! 先生! 痛い、痛い!」
「そんなに痛い?」
「耳、耳! 先生のハサミが耳をはさんでる!」
「あ~・・・赤くなってる。 ゴメン、ゴメン」
「え~と、あとここも抜いちゃおうか・・・」
「ところで、ホッチキスの針、わたしの頭に何本刺さってるんです?」
「え~とね、30本? ぐらいかな・・・」
「あと1本、ここも抜いちゃお! あと半分はあしたね・・・」

先生、ひょっとしてホッチキスの針抜くの快感になってません?
こないだ7本抜いて、今日17本だよ・・・あと半分って・・・
40本以上刺さってるじゃない!!

ヘッ! 針の数って数えていないんだぁ・・・
ヒェエエエ~ しみる! イソジン液が抜いた後にしみる!!!

ジンジンジン・・・あたまがしびれているまに、先生も看護師さんも
疾風のごとく消え去っていた・・・
しまった! ホッチキスの針をもらい損ねた! 
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