2011年4月29日(金曜日)
昨日から、取材の電話が頻繫にかかる。
福島の原発事故のあと、原発が集中する敦賀の市民の思いは・・・
という内容が多い。
一言では語りつくせない市民の思いである。
40年以上にわたって、原発と生きてきたまちは、
沖縄の基地のまちと似ている。
原発はすでに暮らすための生活するための糧でもあり、
交付金、寄付金といった原発マネーでまちの財政はまかなわれてきた。
脱原発、反原発を訴えることは、なんらかの形で原発に依存してきた
70%の市民のふれてほしくない部分でもある。
内心ではもんじゅも敦賀1号機も動かさないでほしいと
思っていることはあっても、面と向かって口にすることは
できない人が多い。
そう思っているけれど、あんたの言い方は気に障ると言う人もいる。
言いたいことはわかるけど、反対派の人らは気に入らん・・・とも・・・
橋下大阪府知事の脱原発宣言には、市民の人からも反発の声が多い。
あんたら関西の電気、誰のおかげでまかなっとるとおもっとるんや・・・
ほんまは、危ない原発はなくなってほしいけど、
うちらの生活はどうなるんや?
誰が生活、保障してくれるんや?
反対しとるあんたらが面倒みてくれるんか・・・
ほんまは、原発がのうなってほしいけどな・・・
そんな市民の思いや声をどうやって伝えていくのか
毎日、そればかりを考えている。