2011年6月28日(火曜日)
「脱原発」が独り歩き…の背景には
全会一致で採択した時の福井新聞ニュースにも載っているように
同特別委委員長の高野新一議員は
「エネルギー政策が原子力に傾き過ぎたきらいがある。
ただちには無理だが、将来的には代替エネルギーも
視野に入れていかねばならない」とし
“ゆるやかな脱原発”であると説明。
というくだり・・・
委員長さん自らが、
「ゆるやかな脱原発」とご説明されている・・・
そりゃ、マスコミは飛びつきますよね。
ゆるやかなという言葉は、どっかへ消し去られ「脱原発」だけが
残った・・・んでしょう。
それにしても、会派間の軋轢?で議会を空転させてこられた
みなさん方が原発推進で仲良く、一致団結、大連立?
を、思わせる今回の特別委員会・・・
これで、今後は議会もスムーズに運営されて
空転することもないでしょうね、きっと・・・
さて弾道弾ロケットも真っ青の秒速で取り下げられた
特別委員会のニュースをアップします。
昨日の夕方のNHKのニュースでも大きく取り上げられたようです。
(見ていない・・・)
なんと!秋田の「さきがけ」でも
昨日のうちにwebにアップされていました。
http://www.nhk.or.jp/fukui/lnews/3053793333.html
敦賀市議会 意見書提出を撤回(NHKニュース)
敦賀市議会は、24日に開かれた原子力発電所特別委員会で、
国に対して、期限を定めてエネルギー政策を見直し、
再生可能エネルギーに転換することや、
原発の安全基準を抜本的に見直すこと、
防災対策として、避難に必要な道路や施設の整備などを求める
意見書の案を今月30日に開かれる本会議に提出することを決めました。
しかし「エネルギー政策を見直す」と盛り込んだ部分について
「脱原発と誤解されるおそれがある」として一部の議員が
提案の再検討を求めたことから27日、再び委員会を開き協議しました。
そして、意見書を提出すべきかあらためて評決した結果
反対する議員が多数をしめ、一転して、
意見書は提出しないことになりました。
原子力発電所委員会の高野新一委員長は
「国の今後のエネルギー政策がはっきりしない段階で、
市議会として原発のあり方を拙速に議論することはできない」
と述べました。
意見書案の提出を主張していた今大地晴美議員は、
委員会の評決は納得できないとして、
意見書案を独自に議員提案として本会議に提出する考えを示しました。
06月28日 12時21分
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/28917.html
“脱原発”意見書を撤回 敦賀市会・特別委(福井新聞)
福井県敦賀市会の原子力発電所特別委員会が27日開かれ、
24日に全会一致で本会議上程を決めた
「エネルギー政策の見直し等についての意見書」をめぐり
「『脱原発』の言葉が一人歩きしており、誤解を招いている」として、
再審査の結果、一転して否決した。
委員会で一度は議決した議案を事実上撤回するのは異例で、
高野新一委員長は
「(議論が足りなかったとの指摘には)弁解の余地はない」と話した。
意見書は
「エネルギー政策を見直し、将来的に再生可能エネルギーに転換を図る」
など4項目を国に求める内容。
委員全員が賛成し、30日の市会本会議で上程される予定だった。
既存原発や増設計画推進を否定する趣旨ではないとの意見はあったが、
文書には盛り込まれておらず、委員外の市議から疑問や反発が出ていた。
27日に急きょ開かれた同特別委で、
「日本原電敦賀3、4号機の増設計画などを否定するものではない。
しかし、報道で『脱原発』が大きく取り上げられている」と
再審査を求める動議が提出された。
委員からは「遠い将来、原子力に代わるものがあればいいという議論だった。
しかし脱原発、反原発が一人歩きして迷惑している」
「誤解を招くような文書を議会として認められない」などと
撤回を求める意見が出た。
再度、採決した結果、賛成少数で提出しないことが決まった。
委員会後、高野委員長は
「議論が足りなかったといわれればそうなる。
持ち帰って会派で検討してもらうという選択肢もあった。
敦賀市にとって何がよりベターなのか、
市会として議論を深める必要がある」と弁明した。
意見書提出を提案した今大地晴美議員は
「これが原発と生きてきた街の現状だなとあらためて認識した」
と話し、本会議に再提出を目指すという。
敦賀市会の会議規則では、本会議では一度議決された議案は
同一会期中に再提出できないが、委員会では規定はない。
http://www.sakigake.jp/p/special/11/eastjapan_earthquake/npp.jsp?nid=2011062701000900
「脱原発」意見書案を否決 敦賀市議会、一転再審査(さきがけ)
敦賀原発や高速増殖炉原型炉もんじゅを抱える福井県敦賀市議会の
原子力発電所特別委員会は27日、24日に全会一致で可決した、
将来的な再生可能エネルギーへの転換を国に求める意見書案を、
一転して賛成少数で否決した。
24日の可決後
「脱原発の意見書案が可決」と一斉に報道されたのに関し
「原発を否定したわけではない」などと動議が出され、再審査した。
意見書案は
「ほぼ市全域が半径20キロ圏内に入り、
多くの市民が不安を感じている」と指摘。
(1)エネルギー政策を見直し将来的に再生可能エネルギーに転換
(2)原発の安全基準見直し
(3)避難道路や避難施設の整備—などを求めた。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011062790215832.html
「脱原発」意見書、一転否決 敦賀市議会の特別委
原発3基が立地する福井県敦賀市の
市議会原子力発電所特別委員会が27日、
24日に委員会が可決した
将来的なエネルギー政策の転換を国に求める意見書案を
「脱原発と誤解された」として一転、否決した。
意見書案は、福島第1原発事故を受け脱原発派の委員が提案。
字句修正の後、事故に対して多くの市民が不安を感じているとして、
エネルギー政策を見直し、将来的に再生可能エネルギーに転換を図ることなど
4項目を決め、委員9人が一致して可決。
30日に、開会中の本会議に上程予定だった。
しかし27日、急きょ委員会が開かれ、再審査の動議が出された。
原発推進派の委員から
「将来、原発に代わるものがあればそれもいいと思い賛成したが、
間違った方向で報道された」
「脱原発という言葉が独り歩きしている」と意見が出され、
賛成2、反対7で否決された。
高野新一委員長は
「もっと慎重に議論すべきだった」と弁明したが、
提案した委員は
「これが原発と生きてきた町の難しさ」と憤った。
趣旨に賛同する議員とともに30日の本会議で同じ意見書案を提案する。
市議会事務局によると、委員会は議会の審査機関で、
本会議とは違い、同じ会期中に同一議案を審議しない
一事不再議の原則は、厳密には適用されないという。
(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2011062802000165.html
「脱原発」意見書案を撤回 敦賀市議会特委(県民福井)
「趣旨誤解された」
一部議員 本会議で再提出へ
原発三基が立地する敦賀市の市議会原子力発電所特別委員会が
二十七日、二十四日に委員会が可決した
国に将来的なエネルギー政策の転換を求める意見書案を、
「脱原発と誤解された」として一転、否決した。
わずか三日での変更について
「対応がわかりにくい」と市民から批判の声が上がっている。
意見書案は福島第一原発事故を受け、脱原発派の委員が提案。
字句修正の後、福島のような事故に対し、
多くの市民が不安を感じているとして、エネルギー政策を見直し、
将来的に再生可能エネルギーに転換を図ることなど四項目を決め、
委員九人が一致して可決。
三十日に開く、開会中の六月定例会本会議に上程予定だった。
しかし二十七日、急きょ委員会が開かれ、再審査の動議が出された。
原発推進派の委員から
「将来、原発に変わるものがあればそれもいいと思い賛成したが、
間違った方向で報道された」
「脱原発という言葉が独り歩きしている」と意見が出され、
賛成二、反対七で否決された。
委員会後、高野新一委員長は
「もっと慎重に議論すべきだった」と弁明したが、
提案した今大地晴美委員は
「これが原発と生きてきた町の難しさ」と豹変(ひょうへん)を憤った。
今大地委員は趣旨に賛同する議員と三十日の本会議に、
否決したものと同じ意見書案を提案するという。
市議会事務局によると、委員会は議会の審査機関で、
最終的意思決定機関の本会議とは違い、
同じ会期中に同一議案を審議しない一事不再議の原則は、
厳密には適用されないという。