ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

花園神社

2013-08-23 20:31:36 | Weblog
月に一回、新宿まで夫に会いに行っている。

途中のスーパーでお花を買い、与えられた個室で焼香して、30分くらい心で会話する。

静かな静かな時間を、ゆったりと心を解放する。私にとって大切な時間。

知り合いの男性に感心された。

「オレが死んだって、女房は盆しか墓参りしてくれないよ。旦那さんは幸せだね」 と言う。

10年後、20年後だったなら分からないが、まだまだ、二人で行きたい所が一杯あった。まだまだ、心穏やかにはなれない。

久しぶりに新宿に出たから、花園神社に行ってみる事にした。パソコンで打ち出した地図を見ながら。

平日の昼下がり、大きな木々の中、静かな神社にセミの声が響いていた。





まず、お参りをする。

一人年配の女性が一心にお祈りをしていて、若い女性が4人広がってお賽銭を入れていたので、しばらく待つ事にした。

その女性達が話しながら笑っていたら、お祈りをしていた女性が、「すいませんが、静かにして下さい」 と強く言った。

彼女達は、「すいません」 とお祈りをして去って行った。

私も、紙に書いてあるお祈りの仕方にしたがい、ゆっくりと手を合わせ、夫や姉、そして、藤圭子さんの冥福を祈った。

そして、最後に、明日のジュビロ戦で、東京を勝たせて下さいと。神頼み。

その後、神社の人に、藤圭子さんの 「圭子の夢は夜ひらく」 の碑の場所を聞いた。

そこは芸能人の神社で、「芸能浅間神社」 と言うそうだ。

小さな神社で、女性がお参りしているので、しばらく待った。

お参りして、碑にそっと手をあてたら、涙が溢れた。

私もそうだけど、皆、若くて未来への希望がいっぱいに輝いている時期は、アッというまに遠くに過ぎ去ってしまうのだな、と寂しく想う。

しばらく佇んでいたら、男性がお参りに来たので、帰る事にした。

帰ってから、「夢は夜ひらく」 をもう一度聞こうかなと想いながら駅に向かった。







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