ふみさんの日々雑感

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映画「アバター」

2010-01-14 22:32:44 | 映画・ドラマ・小説・マンガ
面白かった。

ストーリーは単純。地球の歴史で古代からずっと続いて来たストーリー。侵略者が先住民を抹殺して、欲しいものを奪う。抵抗し戦う先住民。そして、先住民の娘に恋した主人公が、救う為に戦う。分かりやすいストーリー。

主人公は下半身不随で車椅子の生活。でも、アバターになれば自由に動き回れる。森を駆け回り、翼竜に乗って大空も風のように飛びまわれる。酸素マスクだって必要ない。

色彩豊かな美しいパンドラの世界。まるで重力が無いかのように自由で美しい身体を手に入れた主人公。現実の世界に戻れば、自由に動き回る事も出来ない。色彩の無い建物の中。その落差。

見ている私も、その美しいパンドラの世界に魅了されて行く。3Dならではの飛翔感。私も、翼龍に乗って自由にパンドラの自然の中を飛び回ってみたいと思った。

侵略者にとっては、ナヴィは“青いサル”でしかない。豊かな文明も美しい自然も、彼らにはどうでもいい事。希少鉱物の為には、全てを焼き払ってしまう。

地球上で何回も何回も繰り返されて来た侵略行為。ナヴィの文明も見た目もアメリカインディアンに似せているのは意図的なのか。

“パンドラの箱”災いをもたらすから開けてはいけない箱。開けられたその箱の中から、様々な災いが飛び出して行く。そして、ただ一つ残ったのが“希望”。

地球上には、争いの無い美しい国はどこにも無い。どうして人間は人間同士で殺し合うのだろう。戦争という合法的な殺人もある。どうしたら、相手だけを大量に殺せるか、兵器は日々進化して行く。

いつか、パンドラのような心穏やかな世界は来るのだろうか。希望はもてるのだろうか。

娘と「面白かったね」と3Dメガネを外した。メガネonメガネだったので、鼻の付け根が痛くなった。


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