NHKの大河ドラマ「麒麟がくる」が終わった。
大河ドラマを全部通しで観たのは、何十年ぶりだろう。
昔、一家にテレビが1台で、録画もできないに時代の頃は、父母たちと一緒に大河ドラマを見ていた。
結婚してからは、あんまり大河ドラマを観なかったように思う。
ただ、本木くんの大ファンだったので、題名は忘れたけど、本木くんの徳川最後の将軍の時には楽しんで観た。
ちょっとお茶目な本木くんの将軍が可愛かった。
今回の麒麟では、長谷川さんの大ファンだった事と、本木くんも出るので(早い段階で亡くなってしまったが)久しぶりに大河ドラマを見始めた。本木くんの道三は圧巻だった。
長谷川さんのいろんな映画やドラマを観たが、特に「進撃の巨人」の実写版は面白かった。楽しそうに巨人を演じていたのが印象的だった。
明智光秀の事は、本能寺の変と三日天下の事しか知らないので、最初の頃は我慢して観ていた時もあった。
でも、だんだん面白くなって行った。
特に、最初は信長や秀吉・家康の配役に違和感をもっていた。今までの、大河ドラマで演じられていた信長や秀吉・家康とは真逆のような配役で。
でも、あの信長だったから、あの、本能寺の変に繋がったのだろうと思う。
最終回の、信長を打とうとするまでの光秀の心の葛藤を、その瞳に表した演技にドキドキした。
燃え上がる本能寺を見つめる光秀の瞳に現れる苦悩、そして、自分を打ちに来たのが光秀と分かった信長の瞳に浮かぶ涙。
同じ思いで心を繋げて歩んで来た若者が、大人になり経験や環境で考えも歩む未来への道も違って来た時の、フッと分かれ道はどこだったのだろうと振り返った時の青春ドラマの最終章を見ているようだった。
私にとって素晴らしいラストシーンだった。
録画してある最終回を、もう一度観ようと思っている。
そして、あれから日本に麒麟が来た時はあったのだろうか?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます