ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

フランクフルト、最期の日

2015-08-09 19:31:39 | 旅行
夕方には、飛行機に乗る。

それで、閉まっていて入れなかったシュテーデル美術館に行く事にした。

その前に、ユーロが心もとないので、少しだけ両替してもらった。受け取ったユーロを見て、円安の悲しさを思う。

シュテーデル美術館はマイン川を渡った向こう岸。

前はUバーンで行ったが、地図を良く見るとマーレー広場よりも近いような気がするので、歩いて行く事にした。

マイン川には、所々に歩行者・自転車専用の橋がある。遠くの橋まで行かなくていいので、凄く便利だ。

ホテルのチェックアウトをして、ホテルでトランクを預かってもらい、マイン川を目指して歩く。

まだ、時間も早いので、気持ちがいい。

歩行者専用橋を渡り、岸辺のベンチに座り、川面を見つめながら開門の時間を待つ。







私の隣のベンチに座った女性も、ノンビリと川を見つめている。

その女性が立ったので、時計を見たら10時。私も道路に上がって行ったら、その女性は美術館の階段を上って行った。彼女も私と同じように時間待ちをしていたのね。階段を上がりながら振り向いて、やっぱり階段を上がって行く私を見てニッコリ。私もニッコリ。

そして、ビックリ。図書館で借りて来たガイドブックには、入館料が7ユーロと書いてあったので、10ユーロ出したら足らないと言ってレジの数字を示した。何と、倍の14ユーロ!! たった3年でこの値上がりは何!

大きな美術館で、1階・2階と沢山の部屋に沢山の絵が飾ってあった。

画家の名前は読めないが、見た事のある絵が沢山あった。

少し写真を撮ろうとしたら、入り口で預けた手荷物の中に入れっぱなしだった。

日本と違って、何処でも写真はOK。フラッシュはダメだけど。

エルミタージュ美術館に行った時も、たとえゴッホでもモネでもフェルメールでも写真はOKだった。日本で禁止なのは、どういう意味なんだろう。

とっても気に入った絵があったので、部屋の中央に置いてあるソファーに座ってしばらく見とれる。私の目の前を横切る人はほとんどいないので、一人占め状態。何と贅沢な。日本では、絶対に味わえない。

そのうちに、10人くらいの日本人がガイドさんに引率されて入って来た。一通りの説明をして次の部屋に行く。説明があるといいけど、でも、好きな所で好きなだけ立ち止まる事が出来ない。

さて、もう一つ、彫刻美術館に行こうと思ったが、そこも、入館料が倍になっていたら、ちょっと予定が狂う。お昼を食べてSバーンで空港まで行かないといけない。

ホテルでトランクを受け取り、空港に向かった。

駅はそのまま空港だったが、私のターミナル2はどこ?

日本と違って案内板があまり無い。2が見えたので、そっちの方に歩いて行くが、矢印等は何もない。インフォメーションがあったので、聞くと、ずっと行って右。そっちに歩いて行くと、またインフォメーションがあるので聞く。今度は、ずっと行って左。

少し行くとエスカレーターの所に2と書いてる。上がると電車が止まっていた。しばらく電車に乗って降りた所がターミナル2。

そこのインフォメーションでJALの窓口を教えてもらい、また、トランクをゴロゴロ引っぱって歩く。

辿り着き椅子に座り、電光掲示板を見るが、見えずらいので、5、6歩近づいて見ていたら、お巡りさんが来て、あのトランクはあなた?と指さす。うなづくと傍に居ろと言う。そうだ、ここは日本じゃないのだ。

飛行機の搭乗時間まで、ドイツに留学していた日本の女の子とずっと話していたので退屈しなかった。

私が鞄に付けていたドロンパの尻尾が可愛いというので、上げたらとっても喜んでくれた。

実家に少しいて、直ぐにパリに行くという。

「ドロンパの尻尾を、いろんな国に連れて行ってね」
「ええ、いろんな国に行きたいです」

若いっていいな。羨ましい。私もまた、どこかに行きたいな。

帰りの飛行機の中は、ずっと眠っていた。

時差ボケは全然、無くて、かえって調子がいいみたい。

あ~あ、本当に楽しかった。

沢山の「エクスキューズミー」「サンキュー」と、笑顔と身ぶり手ぶりで全てが通じた。困った事は無かったし、全ての人が優しく親切だった。

一人でも、行ってて来て良かった。


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フランクフルト観光

2015-08-09 11:13:07 | 旅行
一日フリーの日。

歩いてレーマー広場へ行く事にした。

地図を見ながら歩いていたら、ちょっと道を間違えてマイン川に出た。

川岸に降りて、マイン川沿いに行く事にした。



美しい並木道があり、そこをユックリと歩いて行く。マイン川沿いには、ベンチがずっと並んでいる。日本の川沿いの遊歩道にこんなにベンチが並んでいる所なんてあったかしら。





ベンチに座って本を読む人、うたたねする人、ただ川を見つめる人、ジョギングする人、犬の散歩する人、平和な風景。

前日、お祭りをしていた川沿いの広場では、片づけをしている人達。

途中でレーマー広場に上がる。そこは、もう、お祭りの後は綺麗に片づけられていた。

そして、真っ白のウエディングドレスの花嫁さん。結婚式なのだ。





写真を撮ろうとして、カメラのスイッチを入れても立ちあがらない。電池が切れてしまったのだ。一応、携帯で写真を撮ったが、さあどうしょうか。

それで、ホテルにもう一台のカメラを取りに行く事にした。そこから、路面電車でも、7~8分しかかからないし、お昼も近いから、駅で何か買って行って部屋でお昼を食べようと思い、電車に乗る。

改めて、電車でレーマー広場に行き、そこから、モダンアート美術館に行った。



美術館の中も、ちょっと迷路状態。廊下を行ったら行き止まりだったり、階段を登ったら、ただ窓だったり。

それぞれの部屋を見て回ったが、私には、モダンアートはよく分からない。















外へ出たら雨が降っていた。晴雨兼用の傘を持っていたのでそれを広げる。

フランクフルトは、日差しも強くて暑い。日傘をさして歩いているのは私だけだった。皆、平気で歩いているが、私には直射日光は暑い。

皆、雨宿りをしているのか、人通りが少なくなった。

今度は、ゲーテハウスに行く事にして、地図を見ながら歩く。

ゲーテ広場に来て、多分、あの道を入るのだと思うけど、でも、その手前の道かしら。

雨の為にテーブルや椅子を片付けている人に、聞く。

ゲーテはお金持ちで、奥さんも大富豪で、住んでいた家まで分解して戦争時に疎開したそうだ。割れやすい窓ガラスまで持って行ったそうだ。よっぽど気に入った家なのだろう。その後に子孫がこの場所に復元したのだそうだ。



3階建ての、そんなには大きくない家。中は、それぞれの階にいくつもの部屋。廊下があってその両側に部屋があるのではなく、日本の昔の家のように、部屋を通って次の部屋へ、その部屋から別の部屋へと。

絵が一杯の部屋や、本が一杯の部屋があったが、ほとんどは椅子だけのあまり家具は置いてない。ベッドとか家具を入れたら、ちょっと狭くなるなと思える程の大きさの部屋。

入り口で、私の顔みて係りの人から英語の案内板を渡されたが、私には読めません。イロイロな言語の案内板があったが、残念ながら日本語はなかった。読めればいいのにな。

床板が歩くたびにギシギシいうので、これも疎開したのかしらと足元を見る。あちこち欠けていて良く磨かれた年代物には見える。







外を見ると、そろそろ雨も上がりそうで、小さな中庭の緑が綺麗だ。



しばらく、雨宿り。

雨が上がったので、ヨーロッパで一番高い展望台だというマインタワーへ向かった。

お金を払って、空港並みのセキュリティを通ってエレベーターへ。エレベーター内の数字は、時速18キロで191メートルを刻む。

展望台は、涼しくて気持ちがいい。360度フランクフルトの街並み。



森が続いている所に白い大きな建物の頭が見える。

もしかしたら、スタジアム?案内板を見ると、何とか銀行スタジアムと読める。ああ~、あそこに行ったんだ。素敵なスタジアムだったな。



歩き疲れたので帰る事にして、ハウプトヴァッヘに向かったが、Sバーンが工事で止まっている事を思い出す。そうすると、Uバーンを乗り継がないといけない。それで、また、レーマー広場に戻って路面電車で中央駅に出て、夕食にハムを挟んだ一番小さいパンとカットフルーツの小パックを買ってホテルに帰った。

シャワーを浴びて出てTVを付けたら、サッカーの試合をやっていたので、それを見ながら夕食。サッカーなら言葉が分からなくても大丈夫。

明日の予定を立ててベッドに入る。






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