シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

今日はこれからレイトで・・「イーオン・フラックス」

2006-03-14 18:36:07 | Weblog
前にも予告(?)した通り、覚悟の上で「イーオン・フラックス」を劇場鑑賞することにしやした。

さあ、さ~~どうする、どうなる!!

相方に酷評の嵐であることを伝えたら、「ひょっえ~~~じゃ期待しちゃお!!ルンルン」と相変わらずヘソがわき腹についている発言である。

彼は「オレが掟だ!」人間。

自分が行くところに人も行くと思うような奇妙な思考回路もあって、以前まだ電車でディズニーランドに行っていたころ、早朝駅のホームで電車を待っていたら、若い姉ちゃんがふたり立っている。

「あの人たちもディズニーランドに行くんじゃね~のか」

なんで、自分が行くところに世界中の誰もが行くと思うのか、謎でいっぱいだが、何と偶然に本当にそのふたりはTDLへ!

こいつ超能力者か?
「テレビのちから」に売り込もうかしら?

あまり当ったことのない透視能力者にとってかわってさ。

一度でいいから「テレビのちから」で捜索中に遺体発見ってやってほしい!

まあ、以上映画とは無関係ですが、これから行ってきますだ。

コメントしてくださった雷座さんはもう見たのかな?

画像はこれまた何の関係もなく以前にもアップしたオキニイリのいただきもの「シスの復讐」にからめ「リスの復讐」
ライトサーバーで戦うリスたち!




パット・メセニーのライブ予約完了!

2006-03-12 17:44:44 | Weblog
以前書いたけれど、パット・メセニーが5月下旬から6月頭にかけて来日、ブルーノート東京でライブをやってくれちゃいます。

今回彼はどっちかっていうとゲスト・ミュージシャンになるのかな。

カルテットみたいっすね。ドラムのアントニオ・サンチェスはやはり一緒です。

この方のドラムはすごいです。たたいている時の顔もすごい。あの世の人間です。

先週末の予約開始日、午前11時から電話受付。でもジャストからかけたのに、ずぇんずぇんつながらない~~~

えんえんえんえんえんとかけ、午後になってつながり、無事席を確保。

しかしさ~~ああやって話中ってことは誰かはつながるわけでしょ。一瞬のタイミングなのかな??

でも一安心・・

これで当日また整理券をちょうだいするために早朝からブルーノートの階段に座り込みです。6月3日の最終公演。

今回もパットのジーンズのすそのほつれが見えるくらい前に座れますように・・


調子に乗りすぎ!「インデペンデンス・デイ」

2006-03-12 17:26:17 | Weblog
96年ローランド・エメリッヒ監督作「インデペンデンス・デイ」

何しろ超大作ってことで大ヒットいたしました。

ウィル・スミス、ジェフ・ゴールドブラム、ビル・プルマンが出ていますが、ウィルとジェフは大好きな俳優さん。

ビルは「めぐりあえたら」で世にもかわいそうなメグ・ライアンの許婚を演じている。このトホホなイメージが強烈すぎ。クリスマス・パーティーのシーンで、メグちゃんの親族に紹介され、物まねをしては激しくすべりまくり、アレルギーでくしゃみ連発。

地なんじゃないかと思えるくらい・・ってことは上手いんでしょう。

なので~~この映画でビルが合衆国大統領の役をやっても、へタレな印象が見え隠れして、ちっともかっこよく見えません。表では大統領として振舞っていても、ホワイト・ハウスの奥の部屋で「怖いよ~~」とか泣いてそう・・

しかも~~宇宙からの侵略者と戦うべく、元軍人だった大統領は自らパイロットとして出撃しちまう。

おいおいお~~い!!総司令官が行っちゃってどうすんだよ~~

しかも~~~出陣の朝、マイクを手にした大統領は「今日こそが我が地球にとってのインデペンデンス・デイ(独立記念日)じゃ~~~!!」と皆に演説。すると、みんなは大感動「ヒュ~~ヒュ~!!」ってコンサートかい!!

ほんまにアメリカ人ってのは、好きですね、この手ののりが。

映画としては映像はすごいところもありましたが、このあたりで熱くなれないと、ただのコメディですね。

ジェフの友人のオカマのおっちゃんが最高のキャラ、この人はほんまもんのオカマ、オカマキャラでたくさんの映画に出ている名優です。

最初のころのシーンで、ガールフレンドの家に泊まったウィルが朝起きて、UFOにびっくりするシーンがありますが、上半身裸のボディラインが超かっこいい!!

それだけでも、この映画を見てよかったと思いました。

なっが~~~~「惑星ソラリス」

2006-03-11 20:04:44 | Weblog
72年アンドレ・タルコフスキー監督作「惑星ソラリス」

これはね、大学時代に当時の彼と見に行きましたよ。つまりリバイバル上映で見たわけです。その彼ってのが、難しい映画が好きでね~~まだ若造君のくせにね。

まず、尺がなっげ~~なっげ~~165分ですだ!!

不思議なSF映画でね、未来都市としての描写に東京の首都高が出てくるの。

名作と言われていて、最近リメイクも出来ました。

しかすぃ~~~正直に言ってもよろしくて??

ぜんぜんわからなかったんです、きっとすごい映画なんだろうなとは思いましたが、もうもうもう・・ストーリー自体難解でわからなかったことを正直に告白いたします。

だから、肌感覚で「見てよかった」とは思えず、終わった後も「ケツいた~~」しか覚えてません。

こんなことを映画ファンのブログとして書いたら、ものごっつ怒られちゃうだろうな~~

年齢的に若かったのか、今見ても「???」なのかはわかりませんが、あまりにも尺が長くもう見ることはないでしょう。

かくして私の中で「惑星ソラリス」は永遠の謎のまま、終わるのでありました







もう一度見なきゃシリーズ・・「ジュニア・ボナー」

2006-03-10 19:27:05 | Weblog
72年サム・ペキンパー監督作「ジュニア・ボナー」

これは公開時にロードショーで鑑賞、確か日比谷映画でした。
ずぁんねんなことに、この映画の素晴らしさを肌で感じるにはチビすぎ・・
だって、だって13歳でっせ。浅田真央つあんよりも子供!!

わかるわけないっす!!

でも、今も昔も変わりなくスティーブ・マックィーンが大好きだったので、彼を見れて感動したのを覚えている。

そして、何かブルーっぽい色調の画面だったような・・
はっきり覚えていないけど・・

ロデオ大会に出るカーボーイのスティーブとそのオヤジの何とも切ない、でも優しい物語だ。

スティーブがロデオ用のサドルを持って歩いているポスターがかっこいい!!

監督さんペキンパーには珍しく、バイオレンスなしの作品だ。

きっと今の年齢で見るほうが、はるかに心にしみるに違いない。
やはり食べ物同様、映画も賞味期限じゃないが、見ごろってのがあるようですな。

先週ひさしぶりぶりに「荒野の7人」をまた見ちゃったが、スティーブったら、村の子供に食事を分けてやりながら「君のところ、姉さんいる?」なんて聞いちゃって・・いいな~~クールな彼がこんなセリフを言うのを見ると、しびれますな~~






今となってはどこが問題シーンなのかな?「ラストタンゴ・イン・パリ」

2006-03-08 19:46:50 | Weblog
72年ベルナルド・ベルトリッチ監督作「ラストタンゴ・イン・パリ」

公開当時、超問題作として扱われ、ヘアが堂々と映っていたので検閲によるぼかし満開だった。

でも、エロチックな感じがあまりなく、むしろ本当に行き場のない閉塞感、「さびしい」なんてレベルははるかに超えた疎外感の方が強くてね~~

当時、ハ~ハ~言って期待満点で見に行った男性(スポーツ新聞のエロページ感覚のおっさん)は、そのヘビーな展開に「え~~~!!」と思ったに違いない。

ふとしたことでアパートの空き部屋の下見で出会う中年の男、マーロン・ブランドと若い女、マリア・シュナイダー。

まったく他人同士の彼らは、それぞれ部屋を見ているのだが、部屋にあった電話にかかってきた奇妙な内容で発火、セックスしてしまう。

見知らぬ同士のたった1回の出来事、それで終わってもよかったはずだが・・
なのに、ふたりはある契約を交わし、この部屋での逢瀬を続けていくことになる。

条件とは、互いの名前も素性も明かさないこと。部屋を1歩出たら、干渉しないこと。

ブランドは妻に自殺されている。

マリアは婚約者、ジャン・ピエール・レオがいる。若い彼がいるのに、なんでよりによって、こんなとっつぁんと・・

とにかくね~~ひたすら暗い!
もうとにかく暗い!絶望という名の人生模様。

マリアは割りと好きな女優さんでしたが、この映画では、若いのに、みずみずしい感じがなくどこか疲れた感じでね・・
それがはまっていたのかもしれないけど・・

全裸でのセックス描写はほとんどなく、着衣のままの描写が逆に生生しい感じを与えていましたね。

好きかどうかで言えば、好きとは言えない作品です。だってさ~~絶望的なんだもの。夢もチボウもないんだもの。

秀作なのでしょうが、共感共鳴できない点で、また見てみたいとは思わないだろうな~~








ナタリー・ドロンは不思議な女優さんでした・・「姉妹」

2006-03-07 22:53:27 | Weblog
69年ロベルト・アレノッティ監督作「姉妹」

昔、深夜のテレビ放映で見ました。

ナタリー・ドロンとスーザン・ストラスバーグ共演。彼女たちは姉妹を演じている。

ナタリーが姉、スーザンが妹。

どちらかというと姉の方が妹にご執心で、近親相姦+同性愛なわけだから、ヘビーな状況ですな。

スーザンは姉の想いを拒むために、普通に男と結婚。でも、姉と再会すると嫌悪感とともに、何とも恋しい想いがよみがえってくる。

ナタリー・ドロンはアラン・ドロンの奥さんだったことがある人で、作品としては「個人教授」1本しかないんだけど、あとはイメージ写真のかっこよさのみで人気を保っていた不思議な女優さんだ。

当時インタビューした映画評論家の田山さんが、しゃべると、のど仏が動いて「男」かと思ったと書いていました。

実力がないために、あっと言う間にいなくなってしまい、今検索しても画像ではあまり出てきてくれません。

好きだったけどな・・

この映画では、妹の前でわざと見せつけるように上半身裸になるナタリーがでてきたけど、何かあまりバストの形がよくなくて「え~~~」と思った覚えがある。

だって、彼女は「女はバストの形が命。胸の形の悪い女性はトップレスになるのはやめてほしい。私はキープするために、こんな努力をしています」ってインタビューで答えていたから・・

ふ~~ん、そのわりにね~~~

そんな記憶が残っている何とも不思議な映画でした。






どんなもんですかに~~??「イーオン・フラックス」

2006-03-06 22:01:02 | Weblog
最近劇場で見たい作品がないね~~なんてブツブツ言っていたが、とりあえず「ブロークバック・マウンテン」は相方にも内容をご了解いただいた上で、近日中に鑑賞が決定。

でもですよ、ここで魅力いっぱいのポスターを見ちゃってね!!相方は「行きます、行きます!」と坂上二郎さん状態。

シャーリーズ・セロンが女戦士に扮した「イーオン・フラックス」

アジア系の女流監督さん、カリン・クサマさんがメガフォンをとっている。

元々はアメコミですね。
ビジュアル的にはシャーリーズの戦士姿、黒髪もステキ!

でもさ~~何か映画ファンのサイトを見たら、酷評の嵐なの!!
え~~ん、どうしよう・・

でもうちの相方って人は「人がどう思おうと勝手に思わせときゃいい。おいらは見たいものを見るだけさ」ってのが徹底しているので、前評判なんかはへっちゃらさ。

まあ、「トゥーム・レイダー」と同じように、シャーリーズのみで成立している作品なんでしょ、そうなんでしょ。

ならば、映画を見に行くというより、彼女を見に行くつもりで行けばいいわけよね、そういうわけよね。

と自分で自分を納得させました。

どなたかもうご覧になった方、いますか?93分と尺も短く、サクっと鑑賞できそう。




音楽がすごかったんすね!・・「好奇心」

2006-03-05 17:10:27 | Weblog
71年ルイ・マル監督作「好奇心」

確かテレビで見たな。この映画が当時テレビ放映されたなんて、まあ~おおらかだったのかね~~

早い話がお金持ちの階級(パパが医者)の家庭での近親相姦の話。

主人公の少年は15歳くらいかな。大人と子供のはざまにいる。

ママは魅力的なラテン系レア・マッサリ。

パパはあまり家庭的ではないようで、影薄い。

彼は年頃相応に女の子とのことに関心大。でも同時に「一番愛しているのはママ」

確か、普通に童貞君を捨てるシーンがあったように記憶していますが、どうでっしゃろ?

ラスト近くでついにママと彼はベッドを共にしちゃう。
そして、翌朝、キッチンで家族全員が顔を合わせて、誰かが笑い始める。その笑いはその場にいる家族に伝染して、最後はパパ、ママ、兄ちゃん、彼とみんなが腹から笑いころげて、終わりである。

何か、あっけらかんと罪の意識のないところがいいとも言えるけど、本当にこんなことが起きたらどうなるんでしょうな~~

男の子って多かれ少なかれマザコン気味なところはあるよね。
でも、ママと同衾ってのは・・

ルイ・マルの自伝的な要素も入った作品らしいが、音楽がチャーリー・パーカーなんですね!!相方にチャーリー・パーカーって誰だっけ?と聞いたら

「バード」だよ!マイルスのお師匠みたいな偉大な人!

へえ~~もう一度そんなことを頭に入れつつ、見てみましょうかね~~

わからないくせに見たことあり・・アンダーグラウンド映画

2006-03-03 23:13:06 | Weblog
若くてお尻が青かったころ、やたら難しい映画を見たがったりした。

さっぱりわからないんだけど、「え~~な~~」と悦に入ったりして・・

極め付けはアンダーグラウンド系の映画だ。
ジョナス・メカスというアングラの大御所(今は80代なんだって)の「映画日誌」とかいう本を夢中になって読みました。

その中に登場する数々のアングラ映画・・エンパイア・ステートビルを見上げるアングルにカメラを固定、ずっと24時間フィルムをまわした「エンパイア」とか、ケネス・アンガーって作家の作品のことなどがよく登場した。

一度、このケネスさんの作品を見たいもんだと思っていたところに、どっかの小さいホールで上映会ありってのを、ぴあで発見。

「スコルピオ・ライジング」とかいうのを見たと思う。
私はそのころ20歳くらい・・

いや~~~もう何かすごかったってしか覚えてまへん。

もちろんストーリーらしいストーリーは存在せず、ひたすらうっとりと「軽くやばい」描写が続きます。

感覚的にきれい・・っていうシーンももちろんあったのでしょうが、アホな私はひたすら「これは何を意味しているのか?」「このシーンは何のメッセージを表現しているかの?」と頭で考えるばかり・・

若かったからね・・仕方ないか・・

今なら「ただ見る」ってなこともできるんでしょうが・・

画像は危険なリス・・
アングラ映画にも美しいものもありますが、かなり危険なものもあるってことすね







おかえりなさい、スミシー!「心の旅路」

2006-03-02 22:43:08 | Weblog
42年マーヴィン・ルロイ監督作「心の旅路」

主演はロナルド・コールマン、グリア・ガーソン。

当然生まれる前の作品なので、ちびっこのころにNHKかどこかの名作劇場で一度見たきり。

でも、グリア・ガーソンの端正な美しさとメロドラマの王道をいくような展開に(たぶん小学生くらい)おチビのくせに大感動!

或る日、ある男と知り合う踊り子の彼女、恋に落ちるが、彼は記憶喪失でどこの誰かわからない。
でもふたりは夫婦として幸せに生活を送る。

しかし~~ある日、男は記憶を取り戻す。

彼は裕福な家庭の息子で、実業家である自分の家に帰っていく。

彼女のこと?
記憶が戻ったと同時に、記憶を喪失していた間の記憶が削除されちゃうので、彼女のことを忘れちゃうのよ。

とつぜん、自分のもとを離れた彼・・でも行方を知り、いきさつも知る彼女は、まったく初めて出会う人間として彼に近づく。

自分とのことを思い出すまで、決して身分を語らない彼女・・

再び彼女に恋する彼・・

そしてラスト、彼が記憶を再び取り戻し、ふたりが住んでいた家を前に呆然と立ち尽くしていたとき、彼女は万感の想いで彼を抱きしめる。

涙がつたうが、それは幸せの涙だ・・彼女は言う「おかえりなさい、スミシー!!」

スミシーという名前は彼がどこの誰かわからなかったときに、彼女がつけた呼び名・・記憶を取り戻した彼を、こう呼びたくても呼べなかった、でもあふれる想いとともに、今、彼女はこの名前で彼を呼ぶ。

このラストがね~~今でも記憶に鮮明にある。
すごいもんだね~~映画って。

マーヴィン・ルロイは多作な監督で、以前彼の「四時の悪魔」を書きました。
こちらも名作です!!



大好きなラストシーン・・「どらねこ大将」

2006-03-01 19:51:12 | Weblog
昨日モンキーズを書いたところ、たくさんの方がいらしてくださり、同年代のなつかしの特集を調子にのって!!今日もなつかし大会~~~!!パフパフドンドン【警告】40歳未満の方にはたぶん意味不明です。

テレビアニメの「どらねこ大将」

大好きでしたね~~ボス猫(二足歩行)は住まいがドラム缶。頭が良くて、しょっちゅう悪巧み。でも、憎めないキャラ。

猫が他にも何匹か出てくるが、みんななぜか帽子をかぶっていました。昔ピザ屋の「シェーキーズ」の店員さんがこんな帽子かぶっていたな。

みんなチョッキみたいなのを着て、おしゃれでした。「トムとジェリー」のトムはいかにも普通の猫で、まっぱだかだったが、こっちは人間ぽかった。

大好きで夢中だったのは、ドラマの最後にボス猫がテーマ曲を歌いながら、ドラム缶にお休みになるシーン。

ドラム缶のすぐとなりには電柱があって、電話もついてるの。
む~か~しのスタイルの電話でね、これをいかにも「おらっちの家の電話」って感じで使っているのがいいんだよね。

彼は帽子を脱ぎ、歯を磨き、「それではみなさん、お休みなさい♪」とか言ってドラム缶の中に入り込み、ふたをしめる。

なんてことはないんだけど、たまらなく好きでした。

たまにでてくるランチボックスとかに、「かっこいい~~」

アメリカ的なものがつまっていて、ほんと、ステキだったな。

みなさんの記憶には残っていますか??