シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

キアヌ君は我が息子です!弟です!・・「ディアボロス」

2006-03-19 21:34:05 | Weblog
97年テイラー・ハックフォード監督作「ディアボロス」

キアヌ・リーブス、アル・パチーノ、シャーリーズ・セロンといい感じ・・

フロリダの若き有能な弁護士、キアヌは、天才と評判の弁護士アルに声をかけられ、彼のニューヨークの弁護士事務所に引き抜かれる。

シャーリーズはキアヌの新妻。

立身出世街道を爆走のキアヌ、しかし、なんだか、不気味な出来事がまわりで起き始める。神経がまいってくるシャーリーズちゃん。

そして、何と、ラストで正体を見せるアル!

彼は「悪魔」だった!

キアヌを息子のように可愛がり、悪魔の世界に引き入れようとしていやがったのだ。

悪くない展開かとは思いますが、このオチの部分のアル・パチーノの演説が何とも「なげ~~~~~!!」

エキセントリックな演技で、延々と悪魔の世界の魅力を説き、人間なんてチンケなもんだ、こっち来いよ、こっちの世界はいいぜ~~と誘惑。

この話がね~~「しつこいずぉ~~~~~~!!!」

アル・パチーノってある年齢以降、顔にヘンな凄みというか、ギスギス感が出て、ちょっと食傷気味・・かな。

同じイタリア系でもロバート・デ・ニーロの方があっさりしてて胃もたれしません。

だからね~この映画、ラストのこの演説がもうちびっとだけでも短ければ、私の中での評価は少しはアップしていたかも・・

オチは、後味の悪いどんでん返し、「悪魔の追跡」の酷さまではいきませんが、「どうせ、人間はどんなにしたって悪魔からは逃れられない」というメッセージにはむかっ腹が立ちました。

3日間、同じものを食べ続けたくらいのムカムカ感が残る映画です。まあ、そのくらいインパクトがあるってことにしておいてあげましょう