シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

湾岸署最悪の3日間!「踊る大走査線 THE MOVIE」

2006-03-22 21:16:58 | Weblog
98年本広克行監督作「踊る大走査線 THE MOVIE」

織田裕二、いかりや長介、ユースケサンタマリアなどテレビ版の主演者たちがまんま出ています。

これはね~~まんまと騙されて劇場で鑑賞しちゃったの。

テレビのスポットCMで繰り返し流れる織田裕二扮する青島刑事がぶっ倒れるシーンに「ひょっとして青島、殉職か?????」

考えてみたら、んなわけがない!

テレビ放映分が好きだったのは、警察を普通の会社のように描いている点。
「ごますり」あり、「長いものにはまかれろ」もあり、エリートと下っ端の差別、報告書をせっつかれて面倒くさがったり、経費をごまかそうとしたり・・

このあたりがリアルでね・・

映画は多少、誇張の世界になった感がありますな。
川をはさんで水死体が浮かんでいる、川のこっちにくれば自分たちの管轄、あっちにいってくれれば向こうの署の管轄。

刑事たちは死体を眺めながら話す「あ~~ドザエモンか~~」「いやなんだよね~ドザエモンって・・ぶくぶくしちゃってるし・・」
まあ、ブラックな感じでいいんですが、いささかわざとらしいかな。

青島殉職か?につられて見ちゃったけど、トップシーンで「あ、これは悲劇的な結末には絶対ならないな」って読めちゃった。

役者さんたちは、なかなかいい味出してます。長さんもいいし、ギバちゃんも・・
スリーアミーゴスもいいですね。音楽もよいです!

でも、わざわざ大画面の必然があったのかはいささか疑問。

雰囲気だけであそこまでヒットにもっていくのは、さずがフジテレビの力。

ちなみに小泉今日子は完全なノーメイクだったそうで、歯に矯正のブリッジをかけていますが、うちの相方はなぜか、この矯正具をつけた女性が好きなんだそうだ。奇妙な魅力があるんだって・・

世の中、好みはいろいろってことですね