シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

映画館の看板が印象的!・・「パパ/ずれてるゥ!」

2006-11-24 20:24:39 | Weblog
今日は71年、ミロス・フォアマン監督作「パパ/ずれてるゥ!」

これは未見なのですが、渋谷の映画館(東急文化会館)の東急レックスあたりで封切られたので、看板を見る機会があり、強い印象が残っています。

看板には、この画像にもあるように若い女の子が目をまん丸に見張っており、パパがなぜか、マッパで・・イチモツをおさえ・・

(まあ、イチモツをおさえていない場合には公の場で絵として公開されることはありませんが)

これはヒッピー世代が出てきたころだな。娘とのジェネレーション・ギャップに「どしたらいいんだ??」とオロオロするパパやママを描いているそうですが、いつの時代にも親の世代と子供の世代には隔たりがあり、それはそれで自然だしね。

そんな親子間のギャップを描きつつ、ミロス・フォアマン監督自身の体験も反映されているようで・・

チェコから亡命、アメリカ社会に感じたギャップ「どっしぇ~~~な気持ち」を描いているとも言われています。

そんな気持ちもこもっているこの作品。

監督が監督だけにかなり面白いのかも・・

それにしても30年以上も看板の絵が脳裏に焼きついているって・・ビジュアルの持っている力を再認識しますね。
以前アップした「セメントの女」もそう。

宣伝用看板の海中に沈んでいる上半身マッパのお姉ちゃんの死体の絵が強烈でね。

・・ってことは・・

私が覚えているのってマッパがらみじゃん!と自分でつっこみを入れたので、コメントには書かなくていいですよ、みなさん!