シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

ハリソン対トミー・・「逃亡者」

2006-11-18 21:40:05 | Weblog
93年アンドリュー・ディヴィス監督作「逃亡者」

これは劇場公開時に鑑賞、その後も数回テレビ放映などで見ています。

あの有名なテレビドラマ「逃亡者」の映画版ですね。美しい嫁を殺害され、本来なら被害者になるはずの夫、キンブル医師(ハリソン・フォード)なのだが、妻殺しで逮捕、有罪になる。冤罪です。

そんな彼が、護送中に脱走だっちゃん。

真犯人をつきとめるためにも、逃げて逃げて逃げまくります。

テレビ版では確か片腕のない男・・ってのが犯人じゃなかったでしたっけ。
そしてドクター・キンブルはデビット・ジャンセン。

見てましたよ、家族みんなで。

当時はアメリカのテレビドラマはエキサイティングなものが多く、「ベン・ケーシー」などもよく見てました。ベン・ケーシー役の男優さんの腕の毛がすげえと思って「きっと病気」と思ってたな。
うちでは父が極端に毛が薄いタイプだったので、母方の叔父が泊まった翌朝、男のすね毛ってものを初めて見て「きっと病気」と思ったんですから。

人間見慣れるってのは、ある意味恐ろしいもんですね。

なんて話はどうでもよく、この「逃亡者」はエンターテイメントとしてもとってもいい味付けで、面白かったです!

特に素晴らしかったのは、ハリソンを追う側、刑事のトミー・リー・ジョーンズ。
今や缶コーヒーを飲みながら矢代亜紀の曲に涙を流すCMのイメージが強烈ですが、この方、本当になんでもやるよね。

私にとって「恐るべし」と実感したのは「JFK」のクレイ・ショー役。
経済界の大物でゲイ、ケネディ暗殺に関係した人物という難しい役どころ。

何か林家三平のような髪型で・・

トミー以外には、殺害されてしまうキンブル夫人役のセーラ・ウォードが美しく、フランス人女優、アヌーク・エーメのような大人の女の魅力で、印象を残しました。