波打ち際の考察

思ったこと感じたことのメモです。
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波屋山人

ユダヤ人としての室伏広治

2011-08-29 22:06:16 | Weblog
室伏広治が世界選手権で堂々の金メダル。
2004年のアテネオリンピックに続き、テグの世界選手権でも金メダル。
すばらしい。拍手。

日本人として、オリンピックと世界選手権の両方で金メダルをとったはじめての陸上選手。
母親がルーマニア人アスリートだったせいもあり、体格がとてもいい。
190センチ近い筋肉質の体格はなかなか日本人にはいない。

ルーマニアのDNAおそるべし。
だから、ルーマニアで知り合ったメル友(彼女はfacebookはやってない)に
「室伏広治って知ってる?世界選手権で金メダル!彼のお母さんはルーマニアの陸上選手だったんだよ。ルーマニアのDNAすごいね!」
などとカタコト英語でメールしてみた。

そうしたら、「おもしろい情報ありがと。でも彼のお母さんはユダヤ人の名前だね~」
というようなメールがすぐ帰ってきた。

知らなかった。。。
Serafina Moritz という名前は、ルーマニアの人からみれば、すぐにユダヤ人だとわかるらしい。

ユダヤ人は女系だと言われているから、母親がユダヤ人であれば室伏広治もユダヤ人を自称しても問題ないだろう。

だけど、ちらっと検索しても、室伏広治の母親はルーマニア人と書いているばかりで、
ユダヤ人と書いているものは見あたらない。

ルーマニア人はスラブ人とも混血しているけど、ルーツはローマ人にあると意識している。
ユダヤ人はスラブ人にルーツのある人も多いけど、中東にルーツがあると意識している人も多い。
どちらにしても、ルーマニア人は、ルーマニア在住ユダヤ人のことを、別民族だと認識している。

そのうち、室伏広治の母親に「ルーマニア人じゃなくてユダヤ人です」と言われたら
日本のメディアは「母親はルーマニア出身のユダヤ人」などと書くようになるのだろうか。


http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/sports/20110829-567-OYT1T00939.html
■室伏が「金」、日本初のメダル…ハンマー投げ
2011年8月29日(月)20:52
(読売新聞)
 陸上競技の世界選手権第3日は29日、韓国・ 大邱 ( テグ ) で行われ、男子ハンマー投げ決勝で、室伏広治(ミズノ)が81メートル24で金メダルを獲得した。
 今大会で日本初のメダル。
 女子100メートルで日本選手初の予選突破を果たした福島千里(北海道ハイテクAC)は、準決勝3組で11秒59の8着となり、決勝進出を逃した。
男子400メートル準決勝では、金丸祐三(大塚製薬)が1組で46秒11の6着となり、決勝に進めなかった。
 両足が義足のオスカー・ピストリウス(南アフリカ)は3組8着で敗退した。
コメント (3)
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