波打ち際の考察

思ったこと感じたことのメモです。
コメント欄はほとんど見ていないので御用のある方はメールでご連絡を。
波屋山人

アジアの子どもたちが「宮迫ですッ!」

2008-08-31 11:36:50 | Weblog
5年前、2003年の4月30日、ぼくはアンコールワットに近い町(シェムリアップ)にあるカンボジアの安宿、Side Walkに泊まった。
現地で会った日本人の男と、1部屋を1泊3ドルで借りた。
宿の主人は若く、日本語が流暢。
男性スタッフも何人かいた。

スタッフの1人はマリファナのやりすぎなのか目が充実している。
(東南アジアでは大麻がめずらしくない。安宿のスタッフや宿泊客が大麻を勧めてくることもある。だから、毎年のように東南アジアを旅しているのに薬物に関わったことのないぼくは少数派だと言える)

カンボジアの人は全体的にやや色黒で小柄。
目が充血しているスタッフもがっしりしていて座っている姿は大柄っぽいけど、身長は170センチもない。
だから、ぼくたち日本人に「コニシキ!」と言って目を見開いてきたときも、ぼくは「小錦っていうよりは雨上がり決死隊の宮迫だろ」と思った。
目も、そんなに丸くなかったしくちびるも宮迫っぽかったし。
小錦に似てなくもないけど、まだ宮迫のほうに似ている。

宿の部屋をシェアしたサトウ君にそういったことを言うと同意してくれたので、さっそく2人で彼に「宮迫でっす!」を手振りつきで教えた。

彼は覚えが早く、すぐに顔に手を添え「ミヤサコデッス!」と言い始めた。
やはり、小錦よりも宮迫に似ている。

下記の記事を見てそんなことを思い出した。
5年前には「宮迫ですッ!」というギャグを東南アジアで見かけたことはなかった。
2003/05/01に、アンコールワットの近くの売店で志村けんの「アイーン」などは見たけど。(★写真はそのときのもの)


もしかしたら、5年前のカンボジアの安宿からタイやベトナムに「宮迫ですッ!」が広まったのかもしれない。
まあ、いろんな日本人が東南アジアでそういうことを教えてたんだろうけど。

「宮迫ですッ!」を伝えた1人としては、「誰がやってもおもしろいということはない。やはり宮迫に似た顔の人がやったほうがおもしろい!」と言っておきたい。


http://internews.jp/archives/overseas/20080807_03.html
2008.08.07 (Thu)
■アジアでギャグの「宮迫ですッ!」が大ブーム
いまアジアの子どもたちの間で、『雨上がり決死隊』の宮迫さんのギャグ「宮迫ですッ!」が大ブームとなっている。特にタイやカンボジア、ネパール、ベトナムの子どもたちに人気で、日本人が目に入ると、すかさず「宮迫ですッ!!」と叫んでくるという。

どうして「宮迫ですッ!」がブームになっているのか? 答えは簡単、生きるためだ。まず、「宮迫ですッ!」をアジアの子どもたちに教えたのは日本人旅行者である。陸路の旅をしていると、バスやクルマが休憩として食堂にとまることがある。そこにタムロをしている子どもたちは、観光旅行者に物やお金をもらおうと必死だ。とはいえ、そう簡単に物やお金をもらえるものではない。しかし子どもたちもバカではない。観光旅行者の国籍にあわせて、その国々の言葉やギャグで自己アピールをして観光旅行者の心の壁をなくし、物やお金をもらおうとするのである。


だが、思ったよりも子どもたちにとって日本語は難しい。そうなれば、短い日本語を話すだけで自己アピールできる芸人のギャグが、覚える日本語として子どもたちに適しているわけだ。「宮迫ですッ!」は、子どもたちにとっていちばん覚えやすかった日本のギャグといえよう。

・高画質で観られる『eyeVio』版はこちら(高性能パソコンを推奨)
・内容にコメントできる『ニコニコ動画』版はこちら(会員登録が必要)

「宮迫ですッ!」のほかにも、「どんだけ~!」や「オッパッピー♪」」も子どもたちが使用しており、「みっ、みみみみっみっ!宮~~迫で~すッ!」「どんだけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」などと叫んで日本人観光客に対して猛烈アピールしている。

また、「宮迫ですッ!」や「どんだけ~!」に限っては、タイのタクシー運転手が日本人観光客の目を引こうと叫ぶこともある。「宮迫ですッ!」は、いまだに勢いを衰えさすことなく、アジア中に広まりつつある。アジアを旅行するというのであれば、現地の子どもたちと会話をしてみよう。もしかすると「宮迫ですッ!」と話しかけてくるかもしれない。これからのアジア旅行の楽しみがひとつ増えそうだ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アキレスと亀

2008-08-31 02:03:13 | Weblog
7/29のmixiに下記のようなメモをしていた。(今は非公開にしている)
北野武の最新作「アキレスと亀」の公開を心待ちにしている。


> 北野武監督の最新作は9月20日に公開となる。
>
> ・アキレスと亀
> http://www.office-kitano.co.jp/akiresu/
>
> なぜか、予告編を見ると涙が出そうになる。
> こんな感覚は久々だ。
> これは、きっと、いい話だと思う。
> へんな力みや飾りはないと思う。
> 北野映画のひとつの到達点ではないだろうか。
>
>
> ヴェネチア映画祭のコンペティション部門にも出品されるようですね。
>
> http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080729-00000010-vari-ent
> >第65回ヴェネチア国際映画祭(8月27日~9月6日)のコンペティション部門に、
> 北野武(ビートたけし)監督の『アキレスと亀』、宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』、
> 押井守監督の『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』の3作品が選出された。
> 世界3大映画祭のコンペ部門に日本映画が3作同時に出品されるのは、2001年の
> カンヌ以来の快挙だ。
>
>
> 予告編を3回見て、3回とも涙を目にためた。流さないけど。
>
> ぼくは浅田次郎とか一杯のかけそばとか、そういうのには全く何の反応も示さない
> ドライな人間だけど、こういう芸術的なものには弱いかも。
> この映画は名作と讃えられる映画になるのではないだろうかと、予告編を見て感じる。



ベネチア国際映画祭での公式上映は好評だったようす。
金獅子賞をとっても当然ではないかと思っている。
取れないかもしれないけど。

そういえば今頃、ベネチア国際映画祭が行われているリド島も暑くてリゾート気分炸裂状態なんだろうな。
個人的には都会的なリド島よりも、のんびりできるブラーノ島が好き。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080830-00000038-sanspo-ent
■北野映画に大絶賛!早くも金獅子賞決定か?
8月30日8時1分配信 サンケイスポーツ

【ベネチア29日】第65回ベネチア国際映画祭で28日夜(日本時間29日)、北野武監督(61)のコンペティション部門作「アキレスと亀」(日本公開9月20日)の公式上映が行われ、約5分間のスタンディングオベーションと早くも「Congratulations!」が飛び交った。監督自ら「『HANA-BI』の時と似た感じ」と語り、地元誌採点で5点満点中4点が2つなどと好反応。11年ぶり2度目の最高賞へ“亀”のように着実に動き始めた。

 メーン会場のサラグランデにコンペ部門のトップで登場。売れない画家を支え続ける妻の愛と絡めて描く芸術残酷物語は約10回の笑いと上映中では異例の拍手を2回浴び、観客約1000人の心をくすぐった。

 同じ3大映画祭のカンヌでは観客収容数が3倍のためスタンディングオベーションで約10分間で大絶賛とされるくらい。ベネチアで5分間のそれを受けた北野監督は、何度もおなじみの頭を掻くリアクションを連発だ。

 上映後「自信は一応あった。シーンとした後にじわじわ拍手が上がったこの感じは『HANA-BI』の時と似てて、初めてベネチアに来た時を思い出した」。上映中の拍手にも「俺の子供時代にはあったけど今は珍しいよなぁ。有難いね。ああいうのがないとアチャッ!て感じだけど」と手ごたえ十分の様子。

 上映開始時にはファーストカットが映った瞬間に音声トラブルで6分間中断。02年コンペ出品作「Dolls」上映中に続く中断だったが「ガックリきたけどアタマでよかった」と賞獲りへ追い風が吹いているよう。

 上映前のレッドカーペットでは、柵越しに「殿、入れて下さい」と書いたプラカードを持つ出演者の1人、柳憂怜(45)ら、たけし軍団の4人を苦笑いで招き入れるサプライズも。劇中のたけしを真似たベレー帽姿の伊ファンクラブ会員約30人(総会員数2000人)を上映後のパーティーに招き24時頃までワイングラスを傾けた。

 モノを創る人の苦悩を描いただけに「芸術の都の人々にはたまらない内容」(3大映画祭を取材する映画ライター)、「欧州の北野ファンは、今作のギャグ描写で初めて見たかったビートたけしの顔を見て新鮮だった」(南仏在住ジャーナリスト)と分析も飛び交う。

 各賞発表は9月6日夜(日本時間7日未明)。25カ国・80本前後の取材をこなし31日に帰国する北野監督が、日本で朗報を受けることになるか期待が高まりそうだ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする