波打ち際の考察

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波屋山人

福岡正信氏死去

2008-08-18 07:49:43 | Weblog
今朝新聞を見て、福岡正信氏が亡くなられたことを知った。
ちょうど16日土曜日、実家に帰っていた私は田んぼを見て福岡正信氏のことを想っていた。
愛媛の自然農法の田んぼを見てみたいものだと思っていた。

先月買った「わら一本の革命」はつい今月読み終えたばかりだ。
私は本を読んでいて気になるところはページの端をすこし折って印をつけているのだが、「わら一本の革命」は折れだらけになってしまって、引用したいところだらけになってしまって、ブログなどで言及することはなかった。

福岡氏のたどりついた自然農法は、今後も息子さんなどが引き継いで行かれることだろう。
ご冥福をお祈りする。


今ちょっと開いた1ページに書いてある文だけ、ここにメモさせてもらおう。

「わら一本の革命」第一章 自然とは何か p23より
結局、人間が、その知恵と行為でもって、何か悪いことをする。悪いことをしておいて、それに気づかないままに放っておいて、その悪いことをした効果が出てくると、それを懸命に訂正する。そして、その訂正したことが効果をあげると、いかにもそれが価値あるりっぱなもののように見えてくる、というようなことを、人間はあきもせずにやっているわけです。まるで、自分で屋根瓦を踏んで割っておいて、水もりする、天井が腐る、といって、あわてて修繕して、りっぱなものができた、と喜んでいるのと同じです。

http://www.yomiuri.co.jp/national/obit/news/20080817-OYT1T00598.htm
■福岡正信氏=自然農法提唱者
 福岡正信氏(ふくおか・まさのぶ=自然農法提唱者)16日、老衰で死去。95歳。告別式は18日午後1時30分、愛媛県伊予市市場127ルミエール伊予。自宅は同市大平201の2。喪主は長男、雅人(まさと)氏。

 無肥料、無農薬、無除草に徹する「自然農法」を提唱。野菜や樹木などの種を交ぜた「粘土団子」を考案、アジアやアフリカの砂漠緑化に貢献した。1988年に「アジアのノーベル賞」と言われるフィリピンのマグサイサイ賞を受賞した。著書に「わら一本の革命」など。

(2008年8月17日22時41分 読売新聞)

コメント
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