北海道倶知安町立中学校での卒業式での出来事。
関心のないニュースなんだけど、ふとチベットで殺された人のことを思い出した。合掌。
外国で、その国の国旗を引きずりおろしたり国歌の演奏を妨害したりしたら、撲殺されても、銃撃されても文句は言いにくい。
だからこそ、植民地の人や占領地域の人は支配者の国旗を引きずりおろす時、決死の覚悟で行動している。
外国の人が隣国の国旗を燃やすときは、頂点の怒りを表現しようとしている。
以前新大久保の地下のバーで会った韓国人留学生は、「日本人は旗を燃やされてもあまり文句言わないですね」と言っていた。私はにこやかに、「そうそう、国旗が大事だっていう教育を受けてきてないし。でも日本人はあんまり他の国の旗を燃やさないよ」、と言った。
いまだに私はとくに日本国旗に関心がない。
マラソン大会で朝日新聞の旗を振っている映像を見ると日本海軍の旗を思い出してしまうけど。
(でも朝日新聞はあの旗かっこいいから、デザインを変えようとはしないでしょうね)
日本の一部には日本国旗や国歌に敵愾心を燃やす人もいて、細々と活動をがんばっていらっしゃる。
教職員の組合も一種の圧力団体となって、学校の運営責任者に圧力をかける。もっともな主張もあるけど、自分のことを棚にあげた無責任な主張も多い。
責任を負う校長先生や教頭先生の苦労には頭が下がる。
ある教育関係ブログではこのように発言が見られますが、これは教職員組合とか革新系団体の視点からの意見です。
http://edugarden.blog50.fc2.com/blog-entry-799.html#more
>この問題は元をたどれば、生徒や教職員の同意なく、また式次第にも明記せずに、
>校長が独断でカセットテープを持ち込んで一方的にテープ再生を強行したことにあります。
教職員組合の方や学校長の方はよくご存知だと思いますが、組合の人たちは自分たちの意見に反するものがあると、「話し合いを」「意見を聞いてほしい」などと言って、自分たちの意見が通るまでなかなか引きません。
(しかも革新的な意見というより保身的な意見、自分が責任をとりたくない意見、他人事な意見が多いのでは)
校長に決断の権限があることでも、校長に決めさせない。校長先生がかわいそう。
校長が決定し、実行しようとすると従わず「同意がないのに強行するつもりか」などと言って糾弾する。
倶知安中学校にもそのような背景があったのではないでしょうか。
残念ですが、塾の先生ほどの教える力もなく、生徒をマネージメントする力もなく、上司の言うこともしっかりこなさず早く帰るのに、主張だけする先生は多い。
(教える力があり、生徒をまとめることができる責任感のある先生はだいたい管理職になります)
でもよほど甲斐性があるというかリーダシーップがあるというか、ヤクザやヤンキーの扱いに慣れた管理職でないと、組合に太刀打ちできません。(中には管理職に敵対的でない組合もあるでしょうが)
気の弱い管理職はノイローゼになったり体をこわしたりします。ほんとうにご苦労なことです。
それにしても、公務員は政府から給料をもらっているのだから、国旗は社旗みたいなものだとも言えるのではないのでしょうか。
仕事納めの日に、社旗を引きずりおろしたり社歌の演奏を妨害しようとしたら、会社員生命を無くす覚悟が必要でしょう。
好きなことを貫いてまで、会社(国家)にしがみつこうとする感覚がよくわかりません。
この教諭が息詰まる日本を脱出して、チベットに行って中国国旗を引きずりおろしたら、拍手しますよ。
ぜったいにそういうことはしないでしょうけど。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news2/20071119wm02.htm?f=k
■卒業式の国歌妨害教諭への懲戒処分取り消し確定(北海道)
倶知安町の中学校卒業式で、男性教諭(51)がカセットテープによる
国家演奏を妨害した問題で、道人事委は16日、戒告処分を取り消した
裁決について、道教委が行っていた再審請求を、「再審事由に該当しな
い」として却下した。これで、教諭の懲戒処分取り消しが確定した。
男性教諭は2001年3月、卒業式で国歌演奏用のCDデッキを持ち
去り、演奏を中止させた。道教委は同年7月、地方公務員法の信用失墜
行為に当たるとして戒告処分にしたが、教諭側が「卒業式での君が代強
制は憲法と教育基本法に違反する」などとして道人事委に不服を申し立
てた。
道人事委は昨年10月の裁決で、教諭の行為は公務員の信用失墜行為
に該当するとした。しかし、「国歌斉唱などは教職員の共通理解を得て
実施する」とした後志教育局と北海道教職員組合(北教組)の小樽市、
後志両支部との「労使確認」を道教委が長年に渡って容認していたうえ、
校長が学校方針の正式な決定をせず、抜き打ち的に国歌演奏をしたのは
「手続き上の瑕疵(かし)があった」などとして処分取り消しの結論を
導いた。
(2007年11月19日 読売新聞)
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/archive/news/2007/11/17/20071117ddr041100008000c.html
■君が代妨害:処分取り消し 道教委の再審請求、人事委が却下
後志管内倶知安町の町立倶知安中学校の卒業式で、君が代斉唱を妨害
して戒告となった男性教諭の処分を道人事委員会が取り消したのを不服
として、道教委が再審請求をした問題で、道人事委は16日、請求却下
の決定を道教委に伝えた。道人事委の稲垣利彰事務局長は「道教委は判
断に遺漏があったと再審を求めたが、すべての点で問題はないと判断し
た」と述べた。道教委の吉田洋一教育長は「却下したことは誠に遺憾」
との談話を出した。【千々部一好】
毎日新聞 2007年11月17日 北海道朝刊
http://www.tibet.to/tnd/tnd40.html#3
■中国国旗を引きずり降ろしたチベット人、暴行を受けて死亡
TIN News Update, 13 October 1999
8月にラサで開催された少数民族体育大会の期間中に、ポタラ宮殿前広場
の中国国旗を引きずり降ろしたチベット人が、逮捕された際に激しい殴打
を受けて、病院に収容された後に死亡した。30才代の建設業者であるタ
シ・ツェリンは、3、4日前にラサの警察病院で死亡したと、信頼できる
非公式情報筋が伝えている。彼は中国国旗を引きずり降ろし、チベットで
は禁止されているチベット国旗を掲げようとして逮捕されたものである。
タシ・ツェリンは、治安要員に拘束される前に、体に巻き付けた爆薬に点
火して自殺しようとしたが失敗した。
タシ・ツェリンは、4、5人の治安警察官によって拘束されたが、その際
激しい殴打を受けて、両手両足および腕も骨折した。信頼できる情報筋に
よれば、頭を車の後部に打ち付けられていたともいう。治安要員によって
警察車両に引き立てられる時には、彼は歩くこともできなかった。頭部の
怪我が原因で、彼は病院で死亡したと思われる。タシ・ツェリンの行動に
最初に気がついた交通警官は、治安対策に貢献した功によって、政府から
表彰された。
関心のないニュースなんだけど、ふとチベットで殺された人のことを思い出した。合掌。
外国で、その国の国旗を引きずりおろしたり国歌の演奏を妨害したりしたら、撲殺されても、銃撃されても文句は言いにくい。
だからこそ、植民地の人や占領地域の人は支配者の国旗を引きずりおろす時、決死の覚悟で行動している。
外国の人が隣国の国旗を燃やすときは、頂点の怒りを表現しようとしている。
以前新大久保の地下のバーで会った韓国人留学生は、「日本人は旗を燃やされてもあまり文句言わないですね」と言っていた。私はにこやかに、「そうそう、国旗が大事だっていう教育を受けてきてないし。でも日本人はあんまり他の国の旗を燃やさないよ」、と言った。
いまだに私はとくに日本国旗に関心がない。
マラソン大会で朝日新聞の旗を振っている映像を見ると日本海軍の旗を思い出してしまうけど。
(でも朝日新聞はあの旗かっこいいから、デザインを変えようとはしないでしょうね)
日本の一部には日本国旗や国歌に敵愾心を燃やす人もいて、細々と活動をがんばっていらっしゃる。
教職員の組合も一種の圧力団体となって、学校の運営責任者に圧力をかける。もっともな主張もあるけど、自分のことを棚にあげた無責任な主張も多い。
責任を負う校長先生や教頭先生の苦労には頭が下がる。
ある教育関係ブログではこのように発言が見られますが、これは教職員組合とか革新系団体の視点からの意見です。
http://edugarden.blog50.fc2.com/blog-entry-799.html#more
>この問題は元をたどれば、生徒や教職員の同意なく、また式次第にも明記せずに、
>校長が独断でカセットテープを持ち込んで一方的にテープ再生を強行したことにあります。
教職員組合の方や学校長の方はよくご存知だと思いますが、組合の人たちは自分たちの意見に反するものがあると、「話し合いを」「意見を聞いてほしい」などと言って、自分たちの意見が通るまでなかなか引きません。
(しかも革新的な意見というより保身的な意見、自分が責任をとりたくない意見、他人事な意見が多いのでは)
校長に決断の権限があることでも、校長に決めさせない。校長先生がかわいそう。
校長が決定し、実行しようとすると従わず「同意がないのに強行するつもりか」などと言って糾弾する。
倶知安中学校にもそのような背景があったのではないでしょうか。
残念ですが、塾の先生ほどの教える力もなく、生徒をマネージメントする力もなく、上司の言うこともしっかりこなさず早く帰るのに、主張だけする先生は多い。
(教える力があり、生徒をまとめることができる責任感のある先生はだいたい管理職になります)
でもよほど甲斐性があるというかリーダシーップがあるというか、ヤクザやヤンキーの扱いに慣れた管理職でないと、組合に太刀打ちできません。(中には管理職に敵対的でない組合もあるでしょうが)
気の弱い管理職はノイローゼになったり体をこわしたりします。ほんとうにご苦労なことです。
それにしても、公務員は政府から給料をもらっているのだから、国旗は社旗みたいなものだとも言えるのではないのでしょうか。
仕事納めの日に、社旗を引きずりおろしたり社歌の演奏を妨害しようとしたら、会社員生命を無くす覚悟が必要でしょう。
好きなことを貫いてまで、会社(国家)にしがみつこうとする感覚がよくわかりません。
この教諭が息詰まる日本を脱出して、チベットに行って中国国旗を引きずりおろしたら、拍手しますよ。
ぜったいにそういうことはしないでしょうけど。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news2/20071119wm02.htm?f=k
■卒業式の国歌妨害教諭への懲戒処分取り消し確定(北海道)
倶知安町の中学校卒業式で、男性教諭(51)がカセットテープによる
国家演奏を妨害した問題で、道人事委は16日、戒告処分を取り消した
裁決について、道教委が行っていた再審請求を、「再審事由に該当しな
い」として却下した。これで、教諭の懲戒処分取り消しが確定した。
男性教諭は2001年3月、卒業式で国歌演奏用のCDデッキを持ち
去り、演奏を中止させた。道教委は同年7月、地方公務員法の信用失墜
行為に当たるとして戒告処分にしたが、教諭側が「卒業式での君が代強
制は憲法と教育基本法に違反する」などとして道人事委に不服を申し立
てた。
道人事委は昨年10月の裁決で、教諭の行為は公務員の信用失墜行為
に該当するとした。しかし、「国歌斉唱などは教職員の共通理解を得て
実施する」とした後志教育局と北海道教職員組合(北教組)の小樽市、
後志両支部との「労使確認」を道教委が長年に渡って容認していたうえ、
校長が学校方針の正式な決定をせず、抜き打ち的に国歌演奏をしたのは
「手続き上の瑕疵(かし)があった」などとして処分取り消しの結論を
導いた。
(2007年11月19日 読売新聞)
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/archive/news/2007/11/17/20071117ddr041100008000c.html
■君が代妨害:処分取り消し 道教委の再審請求、人事委が却下
後志管内倶知安町の町立倶知安中学校の卒業式で、君が代斉唱を妨害
して戒告となった男性教諭の処分を道人事委員会が取り消したのを不服
として、道教委が再審請求をした問題で、道人事委は16日、請求却下
の決定を道教委に伝えた。道人事委の稲垣利彰事務局長は「道教委は判
断に遺漏があったと再審を求めたが、すべての点で問題はないと判断し
た」と述べた。道教委の吉田洋一教育長は「却下したことは誠に遺憾」
との談話を出した。【千々部一好】
毎日新聞 2007年11月17日 北海道朝刊
http://www.tibet.to/tnd/tnd40.html#3
■中国国旗を引きずり降ろしたチベット人、暴行を受けて死亡
TIN News Update, 13 October 1999
8月にラサで開催された少数民族体育大会の期間中に、ポタラ宮殿前広場
の中国国旗を引きずり降ろしたチベット人が、逮捕された際に激しい殴打
を受けて、病院に収容された後に死亡した。30才代の建設業者であるタ
シ・ツェリンは、3、4日前にラサの警察病院で死亡したと、信頼できる
非公式情報筋が伝えている。彼は中国国旗を引きずり降ろし、チベットで
は禁止されているチベット国旗を掲げようとして逮捕されたものである。
タシ・ツェリンは、治安要員に拘束される前に、体に巻き付けた爆薬に点
火して自殺しようとしたが失敗した。
タシ・ツェリンは、4、5人の治安警察官によって拘束されたが、その際
激しい殴打を受けて、両手両足および腕も骨折した。信頼できる情報筋に
よれば、頭を車の後部に打ち付けられていたともいう。治安要員によって
警察車両に引き立てられる時には、彼は歩くこともできなかった。頭部の
怪我が原因で、彼は病院で死亡したと思われる。タシ・ツェリンの行動に
最初に気がついた交通警官は、治安対策に貢献した功によって、政府から
表彰された。