ギャラリー樟楠&あるぴいの銀花ギャラリー日記

作家の紹介から展覧会の様子。 ギャラリーのあるアルピーノ村の季節のお知らせ。

夢積工房 髙橋睦 漆塗 4寸椀【かぶ絵付】

2020年05月02日 19時17分28秒 | あるぴいの銀花ギャラ...
 

 
夢積工房 髙橋睦 漆塗 4寸椀【かぶ絵付】
 
春の旬を迎えている蕪。
やわらかな春の蕪は、サッと火を通して食べたいですね。
そんな蕪が、どーんと描かれた椀の紹介です。
 

 
 
 

 
朱塗りと溜塗りの椀に白い蕪とイキイキとした菜っ葉、ちょろんと伸びた根も可愛いですね。
見込みにも菜っ葉が伸びています。
 
木地はけやき。
汁椀として、標準的なサイズで、7分目で220mlほど入ります。
薄い口造りで、口当たりも良いです。
見えづらいですが高台にも特徴があり、外に向かって反りのある高台です。
手に持つときに指がしっとりと納まります。
 
葉付きの蕪でお味噌汁もいいですが、煮込みを盛る鉢としてもお勧めです。
 

 

 
画像をクリックしていただけるとon-line storeに繋がります。
 
暖かいを通り越して、暑い一日になりました。
来店にはマスクの着用をお願いしていますが、こんな日にマスクなんて、自分でも嫌になっちゃいます。
 
外出自粛中なので、涼しいお部屋でオンラインストアでもチェックしてください。
 
 
ギャラリー樟楠
 
 
 
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田村一/からみコップ すっぽん口

2020年05月02日 19時06分40秒 | on-line store
 

 
田村一/からみコップ すっぽん口
 
コップという名ですが、酒器や茶器として活躍してくれそうなサイズです。
【からみ】については、田村さんの詳しい説明があるので、ラストに転記させていただきます。
 
からみに続き、気になるのが「すっぽん口」。
口と付くように口縁の造りが由来です。
田村さんの口縁は、のびやかでシャープな印象がありますが、すっぽん口は、一度、縁を内側に絞りってあることを言います。
形が、すっぽんの頭に似ているということで、その名がついたと言われています。
天目茶碗に見られる造りで、内側のせりあがったところで、酒や茶が一度止まり、一気に流れてこないようになっています。
 

 

 
すっぽん口の幅に違いがあり、自分みたいな たらこ口には、幅が広い方が合う気がします。
画像をクリックしていただけるとon-line storeに繋がります。
 
ちなみにすっぽん口でない からみコップはこちら
 

 
 
さて、からみについてです。
少し長文ですが、秋田県らしいモノ作りにこだわった、田村さんの言葉にお付き合いください。
 
「からみ」ですが、これは簡単にいうと鉄とマンガンの化合物の結晶です。
秋田には銅山が数ヶ所ありました。そこで産出される鉱石から銅を選分け抽出する際に出るこれらの金属を含んだ不純物を「からみ」と呼びます。からみは必要ないものなので、鉱山の周囲に小石状になって廃棄されてました。それを数年前にお客さんには何かに使えないかということでいただいたのですが、当初どう使えばいいかまったく分からなかったですが、ある日埋め込むことを思いつきました。
鉄とマンガンが主成分なので融点が低く、本焼きする事で釉薬の中に成分が解け出してなかなか、面白い効果になります。なかなか宇宙的かと。
このからみはは阿仁銅山産のものになります。
(田村一)
 
ギャラリー樟楠
 
 
 
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