Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

映画生感想:2013年03月まとめ(17本)

2013年04月01日 00時00分00秒 | 映画つぶやき

『世界にひとつのプレイブック』を観賞。

素晴らしい!沸き上がってくる多幸感で、心がいっぱい。表には見せない、たくさんの愛情が、小さくても大切な奇跡を起こし、運命の出会いを輝かせてくれる。ふたりのおかしさが、しっかり心を持った、可笑しさで描かれているので、とっても愛らしく感じられた。

---

『フライト』を観賞。

面白い。墜落事故後のパイロットの心情を、ほんの些細な出来事にまで緊張感を感じられるくらい、丁寧に寄り添うように描かれており。事故をきっかけに、荒れた日常の乱気流を抜けて飛び立っていく、弱く脆い心、その機微に、本当の正しさを考えさせられつつ、静かな余韻が残った。

---

『ジャンゴ 繋がれざる者』を舞台挨拶付観賞。

面白い。往年の西部劇な展開に、当時のようなカメラワーク、エグい演出、演者の見得も決まり、どこもかしこも楽しめる。監督独特のゆるい会話と突然に始まる銃撃戦で、上手く緩急をつけているので、長い上映時間ながら、飽きる時間が一切ないのがステキ。

---

『機動戦士ガンダムUC episode6』を観賞。

これまで静と動、バランス良くガンダムらしさを見せていた今シリーズ。今回は静に重点を置き、心の動を確かな言葉で語らせており。わかりあえない人の本質、わかりあえる人の可能性。どちらを信じ戦うか、想いのつばぜり合いを楽しむことが出来た。

---

『横道世之介』を観賞。

素晴らしい!心から楽しそうな、幸せそうな笑顔は、他人のものでも世代が違っても、なんだか心温まるものであり。そんなたくさんの本当の笑顔を、自然に生まれた笑顔で見守ることが出来る、とってもステキな作品。心に世之介が住んでしまったかのような余韻がじんわりと残った。

---

『オズ はじまりの戦い』をIMAX3D字幕観賞。

面白い。誰が見ても、誰と見ても問題なく楽しめる作品に、しっかり仕上げているのがステキ。春休みにピッタリ。どこか手作り感がある、3Dも活かされた、飛び出す絵本のような映像が、体験として楽しく。お話に含まれた、ほのかな毒に大人もニヤリ。

---

『キャビン』を観賞。

面白い。ホラー映画を再定義したような、定番尽くしだからこそのドキドキを、笑いを交えて、更に飛び越えて。話の展開を文章にしてしまうと、良さが伝わらないくらいの荒唐無稽さが素晴らしく。それを大真面目に、説得力のある映像と演技で描いて、信じ切らせてくれるのがステキ。

---

『クラウド アトラス』を観賞。

素晴らしい!面白過ぎて涙が滲んでくるほどの映画体験!大好き!必然の流れを持っているかのように、過去、現在、未来、そしてジャンルをも超えたお話達が、絡み合いながら1本の物語を紡き行く心地よさ。断続的にクライマックスが並行展開していく高揚感がたまらない!

---

『ダイナソー・プロジェクト』を観賞。

恐竜成分は薄めで、ほぼ主観で撮られているため、画の壮大さも控えめなものの、だからこそ探検隊の一員、恐竜の一匹として、予想外の出来事に驚けるのはもちろん、パニック時の感情の衝突や、欲望からの暴走など、人間同士で起こり得るギスギスを肌で体感出来た。

---

『偽りなき者』を観賞。

素晴らしい。真実よりも、自らの感情が産み出した思い込みを信じて疑わない。そんな無垢な善意が引き起こしてしまう正義感の暴走、そしてその感情が街全体に伝播していく。現実に起こり得るやるせない展開が、寒空の下で淡々と描かれており、心が痛くなるほどに締め付けられた。

---

『シュガーマン 奇跡に愛された男』を観賞。

面白い。ロドリゲスに対する愛情が、全編に渡って満ち溢れており。彼を語ることが幸せでたまらない気持ちが画面に映る全員から伝わってきて、幸せな気持ちをお裾分けされたよう。そして音楽の魔法が導いた歓喜に胸が熱く。彼の楽曲と共に辿る構成もステキ。

---

『ジャックと天空の巨人』を3D字幕観賞。

面白い。なにより高さやデカさが、3Dでしっかり体感できるのがいい。巨人の扱いに惜しさが感じられつつも、ジャックの冒険のお話としては、始まりと終わりが上手く対比されている構成がステキで楽しめた。家族向けに見せかけて、わりとエグいところもまた。

---

『ボクたちの交換日記』を舞台挨拶付観賞。

面白い。お笑いという題材の中で語られる、普遍的な、友情を超えた熱い想い。テンポの良い笑いも、じっくり描いたドラマも、全編通して、とっても丁寧に、実直に描かれているので、作品世界に入り込んで、どの登場人物も愛らしくなり、笑顔の涙が溢れてくる。

---

『コドモ警察』を観賞。

面白い。大人のように振舞おうとするほどに、子供らしさが際立っておかしい、そのギャップを全編に渡って楽しめた。映画だから、と特別な背伸びはせず、作品の根本的な部分を大切につくっているのがいい。真面目とおふざけのバランスも程よく、誰にも楽しめる映画になっている。

---

『シュガー・ラッシュ』を吹替観賞。

素晴らしい。各キャラの感情の動き、膨らみ続けるトラブル、たくさんの要素が盛り込まれたお話が、とっても綺麗にまとまっていく心地良さ。理屈抜きに楽しめるステキさ。姿形は変わっても、これぞディズニーな幸せで、ゲーム世界以上に心が甘くカラフルに彩られた。

---

『ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの』を観賞。

前作で収集された歴史が描かれ、今作で全米に広まっていく今と未来が描かれる。2作通して、潮の満ち引きのような、2人の海のように深く広い芸術への愛が感じられる。コレクションが分けられる賛否両論や受け入れ先の出来事など周囲の話も面白い。

---

『ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン』を観賞。

素晴らしい!絶対的な歌唱力と、愛らしい純粋さを持ったアーネルが、YouTubeきっかけに、あのジャーニーに加入し、メンバの信頼を糧に、アメリカンドリームを叶える。その姿、その歌声がとっても輝いていて、理屈抜きで感動させられた。

---

※映画館で観賞したもののみ。


音楽生感想:2013年03月まとめ

2013年04月01日 00時00分00秒 | 音楽つぶやき

Palma Violetsさん「180」を聴く。(アルバム)

目指している音にブレがない、真っ直ぐ響く潔さがステキ。心躍るバンドの一体感。懐かしい音色、それに映える渋味のある歌声、けれど音の歴史が積み重なった今でなければ出せないような音でもあり。更に次へ向かおうとしているような前向きさもいい。

---

UNISON SQUARE GARDENさん「CIDER ROAD」を聴く。(アルバム)

素晴らしい!聴きやすく、ノリやすく、わくわく楽しい。音を楽しみ、音で楽しませる。ひたすらPOPに徹した潔さが最高にカッコイイ。ロックバンドという言葉に自らを縛ることなく、いい音を信じ、突き抜け切った1枚。

---

illionさん「Ubu」を聴く。(アルバム)

洋楽っぽくではなく、洋楽の質を持って、アルバムを1つの音にまとめようとせず、1曲1曲、自由に音を楽しんでいる感じが伝わってきて、とってもいい。ソロならでは。たくさんの国の音に、自然に湧き出た日本らしさが散りばめられているのも、いい味になっている。

---

Veronica Fallsさん「Waiting For Something To Happen」を聴く。(アルバム)

好きな時代に正直な、でも今の流れを持った、生音響くPOPSに、たゆたう男女混声の歌声が心地良い。陰に光を、光に陰を感じられ。はっきりしないことが、はっきりしているのがステキ。

---

Stereophonicsさん「Graffiti on the Train」を聴く。(アルバム)

聴きやすい上に渋さも感じられる、いい歳の重ね方をした、POPな音がカッコイイ。アルバムを通して自分達の音を追求する中で、ブリットポップを踏まえた音の核となる部分が、ブレずに貫かれているのがステキ。

---

My Bloody Valentineさん「mbv」を聴く。(アルバム)

確立している音を、そのままの質で鳴らせる凄味を感じながら、安心して音に体を預けていると、いつの間にか今の流れを汲んだ新しい音に包み込まれて、体も心も躍っている。アルバムの中で、22年の時間が流れているような、軌跡の1枚。

---

Boz Scaggsさん「Memphis」を聴く。(アルバム)

自分の原点である音楽達を、大人の余裕を持って楽しんで演奏し、歌っている様子が伝わってきて、とっても幸せで朗らかな気持ちになれる。カバーの選曲も素敵で、オリジナル曲とも調和しており、アルバム全体を自らの色に染めているのが素晴らしい。

---

のあのわさん「Cry Like a Monster」を聴く。(アルバム)

日本はもちろん世界の流れを汲んだPOPな音を、心に留まる歌声で彩った、淡いカラフルな1枚。心躍る楽しさに加え、貪欲なたくましさも感じられるのがとってもいい。国と時代を超え、たくさんの音楽の入口になれるだけの面白さがある。

---

David Bowieさん「The Next Day」を聴く。(アルバム)

自らの音楽と向き合い、らしさを存分に出しながら、新たな音楽に挑戦し、突き詰めている、10年の沈黙も年齢も感じさせない意欲作。その真摯な姿勢はもちろん、緻密で深みのあるPOPな楽曲を、確かに作り、歌えるカッコ良さたるや。

---

Bastilleさん「Bad Blood」を聴く。(アルバム)

どの楽曲もPOPで質が高く、軽快さと壮大さの間をたゆたいながら、音の地平が、空が、そして世界が広がっていく心地よさの虜になる。新人バンドとは思えない完成度の高さに驚かされつつ、底知れぬ才能にすぐ次を期待してしまうほど素晴らしい。

---

Hurtsさん「Exile」を聴く。(アルバム)

自らの音が紡ぎ出す世界観を深めながら、音の壮大さも増しており。安心して音に体を預け、音の旅が出来る、確かな進化を遂げた2作目。昔の音が持つ空気を漂わせながら、っぽいでは留まらない、自らの個性、そして今の音の流れもしっかり取り込んであるのがいい。

---

Johnny Marrさん「The Messenger」を聴く。(アルバム)

確かな技術と経験で、好きな音を好きなままに、大人の余裕を持って楽しそうに奏でるカッコ良さたるや。ギターも嬉しそうに歌っているようなノリのいい軽快なPOPさが、心も跳ねるほど気持ちよく、どの楽曲も質が高い、充実の1枚。

---

Didoさん「Girl Who Got Away」を聴く。(アルバム)

生音の心地よさに体を預けていると、ジャンルを超え、たくさんの音が響き合い、気付くとクラブで踊っているような、気付くと宇宙空間に浮かんでいるような。木綿の手触りを感じされる安らぐ歌声と共に、音の旅を楽しめるのがとってもいい。

---

Scott & Riversさん「スコット と リバース」を聴く。(アルバム)

聴いてすぐノれる、POPで心地よい楽曲を楽しみながら、音楽の勉強も出来そうな1枚。日本語を活かすための、メロディ構成、音の彩り方、詞の置き方が、わかりやすく伝わってくる面白さが好き。片言な歌声もいい味を出している。

---

Eric Claptonさん「Old Sock」を聴く。(アルバム)

とっても、ゆったりと、南国の木漏れ日のように温かく、音楽の良心を感じられる、幸せな1枚。腕の立つミュージシャン達が集まっているだけあり、楽しそうな雰囲気の中で、確かな音がつくられており。大人達のスゴみも感じられるのがステキ。

---

Justin Timberlakeさん「The 20/20 Experience」を聴く。(アルバム)

楽曲の質の高さはもちろん、なにより驚かされたのはエンターテインメント性の高さ。音からパフォーマンスが伝わってくるくらいに仕掛け満載でカッコイイ。聴き込むほどに、その光景が鮮明に広がっていく。

---

※つぶやいてないCD多数。基本、新譜の生感想。