Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

映画生感想『逆境ナイン』

2005年07月23日 07時49分49秒 | 映画
2005年7月22日、会社帰りお友達さんとふたり、
TOHOシネマズ海老名さんにて、20時15分の回を観賞しました。

感想を一言で言うと、
島本漫画を大真面目に実写化しようとしており、
とっても好感の持てる、頑張りの伝わる、
ベタベタながらも、素直に笑える作品でした。

やはりバカバカしいものこそ、
こう、大真面目に撮らなくてはいけません。

原作本は読んでないのですが、島本漫画については、
高校の部室に置いてあった『炎の転校生』を読んでいて知っており、
絵の濃さ、暑苦しさと、絵故の勢いで無理矢理ストーリーを進め、笑わせる、
そんな世界観を実写で表現するのは、あまりに難しいと思いました。

比較的写実的なアメコミと違って、
日本の漫画は、ストーリー重視な青年誌の漫画は実写化しやすいものの、
少年誌の漫画では、台詞の言葉遊びや効果線や絵の勢いや効果音な文字や、
独特の漫画文法で楽しませますからね。

その独特の漫画文法が通常の何百倍も使われており、
それで楽しませる島本漫画の実写化ですからね、それはそれはもう。。。

けれど今作では、上手い具合に表現を丸めて、
観ていて不自然に思えない漫画的世界観を実写ながらも作り上げて、
島本漫画の持つ面白さに近付けようと、
出演者も制作者も懸命に頑張ってる感が伝わってきました。

頑張った結果、アメコミをハリウッドが大真面目に調理してるように、
日本の漫画を邦画界が大真面目に調理するならこうなんだな、
っていう方向を、確かに見せてくれたと思います。

あの暑苦しさ、男くささを一般大衆がウケるラインまで削ぎ落とし、
誰でも、女性でも楽しめる、間口の広い作品になっていて、
島本漫画を知らない人でも、というか知らない人ほど、
素直に楽しめる、自然に笑える作品に仕上げたのは素晴らしい功績です。

漫画のコマ割を意識したにしても、
ちょっと演出やカット割、アップ率の高さがテレビっぽ過ぎますけど。。。

なんにせよ、多感な少年達が見たら、
マネージャーに恋してしまうでしょう。

夏休みはハリウッドの大作映画がたくさん公開されてますが、
私達の年代から下に、ぜひ観て、素直に笑ってみてほしい作品です。

…とか、延々と偉そうなこと言いつつ、
元々週刊なジャンプ、マガジンしか読んでおらず、
それらさえも大学入って読むの止めてしまったので、
実際のところ、私はあんまり漫画読んでないですけどね。

あくまでイメージで、それはそれこれはこれ、ってことで。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (aliz)
2006-02-27 23:24:28
Tはじめまして。



あの馬鹿馬鹿しさを劇場で観ると、

それだけで面白かったですよ。
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はじめまして!! (MIYAUCHI)
2006-02-27 20:18:37
こんばんは。

TBさせていただきました。



DVDで観ましたが、最高でした。

何も考えずに楽しめました。
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