Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

映画生感想『鉄人28号』

2005年03月23日 08時45分59秒 | 映画
2005年3月21日、おひとり、
横浜シネマリンにて、11時の回を観賞しました。

感想を一言で言うと、
主人公である正太郎の心の動き、そして成長を主に描いた、
とっても良く出来た、子供目線の夏休み映画でした。

鉄人28号は名前と形状以外全く知らない私でしたが、
とっても素直に楽しめました。

NHKでやってる少年少女向けドラマのような印象で、
子供時代に見れば、もっとドキドキワクワクしたと思います。

ただ、物語が完全に夏休み設定なんですけど、
なぜに春休み公開にしたのかよくわかりません。

春休みラインナップの中で、
あまり目立ってないですし。。。

現代の中で、登場人物の周辺だけが、
妙に昭和の匂いがするのに違和感があったり、
有名人のカメオ出演など、妙に大人向けの遊びが多いものの、
基本、多くのキッズに見せてこそ、な作品だと思います。

見せ場であるロボット同士の戦いも、
ガンダム以降の本格的な戦争っぽい早く壊しあうものではなく、
ロボットプロレスなんて言われてた時代の、ぽこすか叩き合う、
のんびり、ほんわかとした、まけれるな、がんばれ、
って感じで、なんとも素朴な気持ちになれてステキです。

それでこそ、NHKの少年少女シリーズ、みたいな、
なんかいい子が育ちそうな、毒のない戦いです。

けどなんで今の時代に鉄人28号なんでしょうね。

今のリメイクものって、
私達かそのもうちょっと上か30代までのところがウケてて、
幼い子供がいるのも、やっぱりその世代で、
鉄人世代って40代以上で、難しいところだと思うんですけどね。。。

知らないし、観なくていいや、
っていう先入観は消せる、丁寧なつくりになってるとは思うので、
そこで壁をつくってるとしたら、ちょっと残念です。

良い悪いではなく、文化として、この手の素朴なものを大事にして、
いつまでも忘れちゃいけないと思うんですけどね。

子供っぽい、いい冒険活劇でした。

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