Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

映画生感想『パッチギ!』

2005年02月13日 08時55分57秒 | 映画
2005年2月11日、おひとりさま、
横浜ニューテアトルさんにて、16時20分の回を観賞しました。

感想を一言で言うと、
青春時代特有の有り余るエネルギーの放出を、
一方では熱く激しく描き、一方では静かに穏やかに描いた、
緩急がしっかりとついて飽きさせない、
素直に面白いと思える、まさしく映画らしい映画でした。

こういう作品を観て、私達は育ってきたんだな。

っていう、10年、20年前の、
不良が活躍する邦画を観たかのような感覚が、
逆に新鮮だったりします。

最近、こういう方向に熱い映画ってなかったな、っていう。

映画全体の構成、雰囲気もそうですけど、
1968年という舞台自体が、もはやファンタジーというか、
当時の青春時代特有の熱い想い、言動だとか、
自分が失ったものを取り戻せる作品だと思います。

ので、私達の親世代が観た方が、
より感じるものは多いような気がします。

不良が暴力を振るったり小さな犯罪するのって、
個人的に全く好きでないので、
作品とは言えども、感情移入しにくい場面が、
わりと多かったんですけど。。。

音楽で文化の壁を取り払おう、
みたいな一見穏やかながらも、根は熱い流れの方については、
とってもニコニコ観られました。

なにはともあれ、在日なお話だけでなく、
わかりあえない人とわかりあうことだとか、
子供から大人に成長していくことだとか、
色んなことを観終わった後に、ホンのチョット考えられる、
そんな映画だと思います。

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