『寄生獣』を観賞。面白い。映画2本に収めるため、そしてわかりやすく娯楽化するための、ダイジェスト感や改変はあれど、原作の軸となる話や世界観の構築に必要な要素は、いずれも真摯に違和感のないVFXで描かれていて。物語を再確認するように楽しむことができた。続く完結編への期待も膨らんだ。
『ドラキュラZERO』をIMAX観賞。
面白い。モンスター映画として、しっかりと驚かせて、恐がらせようとしてくれる上に、新たなヒーロー映画として、見たことのないアクションで楽しませてくれる。ひとつの選択が呼び込む、どうすることも出来ない悲哀を帯びた物語の中に、希望があるのもステキ。
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『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』を観賞。
面白い。序盤から飛ばした展開で、実生活を絡めたネタや男同士のいじり合いを大いに楽しめて。中盤、若者に託したがる、よく見る展開もありつつ。終盤、観客の見たいカッコイイ画を、アクションを、ド派手に魅せてくれたのが、とってもよかった。
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『イコライザー』を観賞。
素晴らしい。本気を出した主人公のカッコ良さたるや、体が、心が震えるほど!ゆったりとした日常の中、おだやかな人物として描かれているからこそ、淡々と仕事をこなすような電光石火のアクションが、より冴え渡って感じられて。素手とその場にあるもので倒す姿がステキ過ぎ。
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『誰よりも狙われた男』を観賞。
素晴らしい。日に当たってはならない、スパイの真の姿、生き様を垣間見たような。嫌われ役になっても、懐に飛び込み、良心に訴えかけ、疑心を信頼に変えていく人心掌握術。それらを駆使し、他国と駆け引きしながら、じわじわと大きな目標に近づいていく、静かな面白さ。
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『100歳の華麗なる冒険』を観賞。
素晴らしい。純粋に生きる主人公の、現在の行き当たりばったりな旅と、過去の黒い歴史との関わりを、行ったり来たり、ユーモアたっぷりに描いており。周囲に死を呼び込む様もあっけらかんと受け入られてしまう、ゆるい登場人物達と紡ぐ、大人のおとぎ話感が大好き。
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『マダム・マロリーと魔法のスパイス』を観賞。
素晴らしい。料理を通して繋がる、人と人、人と土地、各々に抱く普遍的な想い。物語を優先し過ぎずに、心の動きをしっかりと描いて、甘さも苦さもスパイスとして効かせているのがステキ。大切な人と美味しい食事をしたような、幸せな気持ちで満たされた。
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『6才のボクが、大人になるまで。』を観賞。
素晴らしい。12年に渡る実際の時間経過がもたらす一言の重み。親がどんな状況でも、子供はすくすく育ち、いつしか親を継いだような言葉で話し出す。止まることのない流れの中で、失ったもの、残ったもの、この先にあるもの。言葉にできない余韻が残った。
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『紙の月』を観賞。
面白い。幸せそうに思えない幸せ、息苦しさのある開放感など、どの場面にも相反する印象が混ざって感じられて。背徳的な行為が天からの赦しのように描かれているその軽さが、心に重く伸し掛かる。果たしてなにが得られたのか、本物とはなんなのか、もやもやとした余韻がたまらない。
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『トワイライト ささらさや』を観賞。
面白い。ミニチュアのような街並みに、愛らしい人達が集まるも突き詰めない人情ドラマの数々、そして言葉数の多めな台詞のやりとり。要所要所に散らばる妙な違和感も、腑に落ちてから思い返すと、どれも納得な演出であり。夫婦と親子の物語、その丁寧さがステキ。
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『西遊記~はじまりのはじまり~』を字幕観賞。
面白い。ありとあらゆるハラハラドキドキが詰め込まれた、ハチャメチャが過ぎるお話が、綺麗に収まっていくのがステキ。極端さやしつこさ、間を使った笑いやブラックな笑いなど、チャウ・シンチー監督らしさがたっぷり。続きが観たくなるほどに楽しめた。
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『天才スピヴェット』を3D字幕観賞。
素晴らしい。いつかこの経験が宝物になるような、愛らしくかわいらしい冒険の中で。甘さだけでなく、ほんのり大人の苦みもある、喪失を伴う成長と絆がしっかりと描かれていて。絵本のような装飾に、3Dもとっても効果的で、画面が変わるたびに楽しくなるくらい。
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『想いのこし』を舞台挨拶付観賞。
面白い。いくらでも重く扱えそうな出来事をカラッと軽く流して、娯楽作、として昇華しているのがステキ。第一に笑わせることで心を緩めて、登場人物達の大切な想いを際立たせ、感動を呼ぶ。人の強さも弱さも笑いの中に。主人公の変化が劇的過ぎず、緩やかなのもいい。
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第15回東京フィルメックス『扉の少女』をQ&A付観賞。
面白い。はみ出した言動はするものの劇的過ぎはしない、日常にもありそうな登場人物と事件で語り続ける、抑え方が効果的で。だからこそ言葉の少ない主人公ふたりの、世間に溶け込めない異質感が際立ち、その淋しさ、必要と想う心が感じられた。
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『インターステラー』をIMAX観賞。
面白い。想像していたものとは違ったけれど、これはこれで好き、と素直に思えた。大人の彩りで描かれる、ロマンチックなすこしふしぎ感がとってもステキ。SF作品として理系的な土台はあれど、理論的に詰めていくのではなく、感覚的に楽しませてくれるのもいい。
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『ショート・ターム』を観賞。
素晴らしい。優しさの輪に素直に入れず、悲しみを何十倍にも受け止めてしまう。心に大きな傷を負った少年少女達の、劇的な解決策のない、癒やしの難しさ。重苦しさを抑え、明るい面を見せながら、辛い現実としっかり向き合って。一歩一歩、未来へ向かっていくのがステキ。
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『フューリー』を観賞。
素晴らしい。戦車主体の戦闘を、乗車する個性的な5人の生き様と共に興味深く魅せてくれる、娯楽作品としての要素を持ちながら、戦争の嫌な面を執拗に描いており、重い気持ちが心に残った。新兵が戦場に染まっていく過程が、納得出来てしまうものだからこそ、やるせなさも強く。
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『ザ・レイド GOKUDO』を観賞。
面白い。 格闘にカーチェイスに、見たことのないアクションをしっかり魅せてくれて、大満足!格闘が始まる前のタメ、スピード感のある組手、本当に痛そうな打撃に追撃、どれもカッコイイ。前作に対してドラマ部が長めなものの、あらゆる思惑を吹き飛ばす楽しさ。
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『寄生獣』を観賞。
面白い。映画2本に収めるため、そしてわかりやすく娯楽化するための、ダイジェスト感や改変はあれど、原作の軸となる話や世界観の構築に必要な要素は、いずれも真摯に違和感のないVFXで描かれていて。物語を再確認するように楽しむことができた。続く完結編への期待も膨らんだ。
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※映画館で観賞したもののみ。
Taylor Swiftさん「1989」を聴く。(アルバム)
80年代の要素が多く入っているも、突き詰め過ぎず、聴きやすく、今の音にピッタリと合わせた絶妙なバランス感覚がステキ。自身初のPOPアルバムと思えないくらい洗練されていて、POPアイコンとしての見られ方も楽しんで引き受けているよう。
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Earth Wind & Fireさん「Holiday」を聴く。(アルバム)
初のクリスマスアルバムで、自分達らしさを出して、とっても無邪気に遊んでいるのがステキ。スタンダードな楽曲が聴いてすぐわかるくらいEWFの音になっていたり、まさかのセルフパロディまであったり。他にないお祭り感が大好き。
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Christopher Owensさん「A New Testament」を聴く。(アルバム)
耳にするだけで、聴く人それぞれの心の中にある、原風景が目の前に彩り豊かに広がっていくような。穏やかに安らぎを与えられるPOPな音が、とってもステキ。時代や年代に関係なく、体に染み渡る、いい音楽、とも。
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Chageさん「equal (ChageLiveTour2014 〜 equal 〜)」を聴く。(配信シングル)
膨らみ切った物語に対するたくさんの想いを全て詰め込んで、これまでとこれからを力強く歌い上げており。音と詞の両面から、言葉を超えた心が伝わってくる。顔を上げて、共に1歩を踏み出せる1曲。
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Pink Floydさん「Endless River」を聴く。(アルバム)
20年ぶりにして最後のアルバムとも言われている今作。物語を言葉ではなく楽器で語っているような。らしい音、らしい響きを存分に味わうことができて。この音が後進にも影響を与えてきたんだなと、しみじみと聴き入ってしまったほど。
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Queenさん「Queen Forever」を聴く。(アルバム)
なによりまず愛に満ちた選曲がとっても良くて、更に未発表曲が聴けるという付加価値も加わって。1曲1曲に大切な思い出とファンへの想いを添えた、バンドからの心のこもった贈り物のように、手触りのある温もりを感じることが出来るのがステキ。
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Foo Fightersさん「Sonic Highways」を聴く。(アルバム)
なにより聴きやすくPOPでカッコ良いと思える、こだわり抜いた凄味を感じさせない凄味が素晴らしい。らしさを存分に発揮しながら、米国の音楽の歴史を異なる8つの楽曲に詰め込んだ濃密な音は、聴く度に発見があるほど面白い。
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※つぶやいてないCD多数。基本、新譜の生感想。