この半年間で25作品の映画を観たわけです。
なんというか、この2005年上半期は、
映画のあたり月間だったのか、はずれ月間なのか、
いまいち謎というか、観たいと思える作品が少なかったというか、
観た作品も、あたりはずれが多かった気もします。
良い方向に進んでる作品と、
悪い方向に進んでる作品がはっきり分かれてたような。。。
そんな総評は後にしまして、
早速、再度感想を書いてみましょう。
2004年上半期23作品分は
こちらから。
2004年下半期38作品分は
こちらから。
以下、あからさまに手抜きに、
しばらく2004年上半期のコピペ注意書き。
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ちなみにDVD鑑賞は入れません。
そもそもblogにおいて書くことも少ないです。
映画は劇場で観るために撮られてますからね、
DVDで観るのはチョット制作者の意図するとこと違うかな、
と、あえて感想は書きたくないんです。
理屈っぽいです。理詰めで責めます。私リカです。嘘です。
さて、今回はまとめて短文で紹介するということで、
趣向を凝らして♪印による相性もつけてみたいと思います。
基本が♪3つで、
あとは♪5つまで相性具合で上下します。+は半分。
ただ、この♪の数については、わりと直感です。
というか、あくまで評価ではなく相性なので、
映画として楽しめてても私の好きな展開や内容という枠組と戦った結果、
♪の数が少ないことがあったりも平気でします。
評価するのなんておこがましいですからね、
どれだけ自分と合ったかだけです。
ちなみに明日には♪の数が変わっているかも、くらいな、
テキトーな気持ちで相性診断してるので、ご注意を♪
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…という、ハズしまくった注意書きを受けた上で、
2005年上半期の相性をちょっと書いてみましょう。
---以下blog掲載分(各感想にリンクしてます。)---
『
僕の彼女を紹介します』(2回目)
相性:♪♪♪+
あくまで2回目なので、相性が落ちてしまいがちです。
というか今作は、色々な伏線が張ってあるので、
なるほど、なんて思いつつ観るというチョット違う見方になりました。
それでも最後にはうるうるしたわけで、
さらにDVDも買ってしまったのですが。。。
『
カンフーハッスル』
相性:♪♪+
自分と感性が合わず、笑えないコメディっていうのは、
なんだかとっても悲しいというか、
作品にとても申し訳なく感じてしまいます。
もう一世代前な方は笑えると思いますが、
やはり私はチャウ・シンチーとは波長が。。。
『
スーパーサイズ・ミー』
相性:♪♪♪+
笑いをとりながら、わかりやすく、毒とも言える真実を解き明かす、
という昨今の米国ドキュメンタリ手法は、とっても好きな部類だったりします。
文化の違いがあるからこそ現実の姿が笑える、
スーパーサイズのスーパーな大きさを見るだけでも、
この作品に価値はある気がします。
『
インストール』
相性:♪♪♪
淡々といかにも今風という雰囲気を漂わせた、
一口目は変だけど、後味はサッパリ薄味炭酸飲料な印象。
いわゆるアイドル映画とは違う、妙な空気感を持った作品なもので、
実験的な映画が好きな方も楽しめそうな感じもしつつ、
でもやっぱり上戸彩が好きであればあるほど、作品への愛も深まると思います。
『
オペラ座の怪人』
相性:♪♪♪
劇場で観てこそな圧倒的映像美と、
音質、音量とで楽しむべき作品だと思います。
まるで舞台を見ているかのような印象。
物語については、はっきり決められない女性が主人公だと、
男的にはいらいらしてしまう。。。
『
オーシャンズ12』
相性:♪♪♪
みんな楽しんでやってるな、という和やかな雰囲気は伝わってくるものの、
前作に比べると、ちょっとおふざけ方面に進み過ぎてしまったというか、
トリックが意味をなさなくなり、スタイリッシュさが減ってしまった気がします。
でも、作品云々でなく、こんな豪勢な組み合わせが楽しんでる映画を観られるということ自体、
幸せなことのようにも思えて、映画制作の根本を感じられる作品な気がします。
『
ネバーランド』
相性:♪♪♪+
心温まる作品に思えつつも、実際目も潤みつつも、
どこかひとつ引っ掛かるものが残るような。。。
もっとずる賢く泣かせに走ることも出来た気もしますが、
夢の世界を見せるところで、そんなずる賢さは必要ないですね。
疲れたときに観ると癒される、心優しくなれる作品です。
『
パッチギ!』
相性:♪♪♪
日本流の不良が活躍する映画って、どうも受け付けないというか、
存在自体が嫌いかつ、学生時代のコワイ思い出が蘇ってなかなか。。。
とは言いつつ、とても熱い映画で大いに楽しめました。
いかにも日本の青春映画という雰囲気漂う作品で、
私達世代は作品の時代設定とは違った懐かしさを感じる気がします。
『
Ray/レイ』
相性:♪♪♪
レイという人物の生き方に共感できるかどうかは別として、
音楽家としては素晴らしい才能を持った人物だったと、
数々の名曲を聴きながら思えた作品でした。
もっともっと長く、彼の人生、そして楽曲を、
観続けていたかったな、と余韻が残る作品です。
『
ローレライ』
相性:♪♪♪
作品の物語展開も、もちろんですが、
台詞や演技があまりにアニメっぽ過ぎました。
淡白な日本人俳優を並べてそういうことしても、
似合わないどころか違和感が。。。
いっそのことアニメにしてしまえばよかったのに。
『
香港国際警察/NEW POLICE STORY』
相性:♪♪♪♪+
これぞジャッキーという素晴らしい作品。
ジャッキー遺伝子を持つ方には必ず観て欲しい作品です。
もしも踊る大捜査線の和久さんにあたる人がジャッキーで、
そして超絶アクションで現代的事件を解決してくれたなら…、
想像するだけで観たくなりません?面白いと思いません?
『
鉄人28号』
相性:♪♪♪
なぜに夏休み拡大公開とかしなかったんだろう?
と、とても疑問に思う、素晴らしいくらい子供向けにつくられた、
健全なロボット映画、わかりやすい少年成長映画です。
下手なハリウッド作品より、こういう作品を観て育った方が、
日本人気質を持った表現者に成長できる気がします。
『
エターナル・サンシャイン』
相性:♪♪♪+
監督と脚本家、そしてその設定自体も、すこしふしぎ系で好きだったのですが、
その設定があまり上手く生かし切れてない物語展開かなと。。。
もっと面白く出来た感が漂っていてそこが残念ですが、
でも面白い作品です。記憶こんがらがり系好きにはぜひ。
『
ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』
相性:♪♪♪
普通に面白くはあるのですが、あまりに驚きがないというか、
可もなく不可もなく、しっかりと続編をつくりましたね、という感じです。
でも、それ以上でも、それ以下でもなく、
あればあったでいいし、なければなかったでいい、そんな作品な気がします。
前作が好きだった人には嬉しい作品です。ので私は素直に楽しみました。
『
ナショナル・トレジャー』
相性:♪♪♪
いわゆるアドベンチャー映画とはまた違った、
誰にでもわかりやすい簡単な謎解きが、
頭使わずに楽しめて、素直に面白いです。
全部が全部こうだと正直困りますが、
たまにはこういう空っぽ映画も必要な気がします。
『
コンスタンティン』
相性:♪♪♪
何年かに一度作られて、米国人が妙に好きに思える、
天使と悪魔の図が観られる作品です。キアヌはこういうの好きなのかしら?
…と言いつつも聖書なお話は日本人には馴染みが薄く、
皮肉られても、遊ばれても、あまりよくわからなかったりしますが、
単純な物語と映像だけでも、それなりに楽しめる作品になってる気がします。
『
ウィンブルドン』
相性:♪♪♪+
さすが英国産なラブコメと呼べる、
笑いながら気楽に楽しめる、安定感ある面白さ。
単にラブコメだけでなく本当のテニス中継並みか、
それ以上にドキドキさせられる試合演出が素晴らしく、
実は劇場で観てこそな作品に仕上がってる気も。
『
交渉人 真下正義』
相性:♪♪♪+
真下だけで、かつ濃い新キャラも登場しますが、
それでも踊るの世界観そのままで、
楽しくあの雰囲気を味わうことが出来ます。
もしも踊るキャラ映画が、寅さん的に毎年の恒例行事になっても、
この世界観を味わいに観に行ってしまいそうな気がします。
『
真夜中の弥次さん喜多さん』
相性:♪♪
キャラ先行で笑わせる笑いはどうにもズルイというか、
容姿をネタにするのはズルイというか、
モンティ・パイソンというお手本を上手に昇華できなかったのが、
なによりも残念でならないというか、
そもそもオリジナルで勝負してほしかったというか。。。
『
バタフライ・エフェクト』
相性:♪♪♪♪♪
この二十何年かの映画観賞歴の中で、
ここまでドキドキする凶器みたいな作品に出会えたのは、
初めてのことかもしれません。本当に素晴らしい。
一度始まったら止められない人生の恐怖や緊張感を、
何十年分の人生と共に、突きつけられた気がします。
『
機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-』
相性:♪♪♪♪+
トミノ子と呼ばれるには二世代若い私ですが、
やっぱり富野作品は大好きなわけで、
衰えない富野監督の手腕を存分に見たなというか、
こうも潔くテンポ良く仕上げられる富野監督を改めて好きになりました。
二部、三部と続くに従って、きっと評価も鰻上りでしょう。
『
電車男』
相性:♪♪♪
オタク要素を色濃く出さず、かと言って嘲笑の対象よりむしろ、
自分に閉じこもることの象徴として描いたことで、
誰にも見やすい、コメディ要素の強いラブコメ映画になったと思います。
女性に多く観てもらってオタクながらに頑張る男性も見直して欲しいのですが、
これはあくまで物語で、実際はそうもいかないのかな。。。
『
バットマン ビギンズ』
相性:♪♪♪♪+
先行して蘇ったスパイダーマンに対して、
今まで最もバットマンらしい作品で素晴らしい蘇り方が出来たと思います。
いかにもアメコミっぽい荒唐無稽なことしつつも、
大真面目に暗い人間ドラマを見せられるこの雰囲気を、
次作以降も継続して欲しいものです。
『
スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』
相性:♪♪♪♪♪
終わりよければ全て良しというか、1作として評価するのは難しく、
全6作を通して、素晴らしかった、ありがとうスターウォーズ、と思える、
娯楽要素を盛り込みつつも、しっかりと繋ぎ役を担った、
新3部作を締め括るにふさわしい、素晴らしい作品でした。
何回か観たいかも、これは。
『
宇宙戦争』
相性:♪♪+
面白い要素というのはわかるのですが、
それが自分にとって全てマイナスに作用してしまうと、
相性としては悪くなるわけで、今作はそんな残念な作品でした。
パニック映画としては面白い部類だとは思うんですけどね、
でもそのパニック元がどうにも私には。。。
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ということで、今回は最初に書いた通り、
良い悪いがくっきり出ている作品が多かった気がしてたのですが、
そんなこともなかったようで。
というか、これの相性を悪くしたいけど、あれよりそんなに悪いと思えないし、
みたいな相対的なところで、下駄が履かされてる気も。。。
今回の結果、あくまで私と相性が合うか合わないかのお話であるので、
面白いか否かは、ご自分で鑑賞して確かめてみてください。
ちなみにDVD観賞の作品を書くのは原則ナシにしてますが、
『エージェント・コーディ』は、かなりにおすすめな面白さでした。
やっぱり映画館で観たかった。
以上、2005年上半期映画生感想でした。
下半期はなにかいい作品出て来るのかしら。
あれとかあれとか楽しみかも。