F(t)麒麟山Racing 女池支部の記録

社会人になって始めた自転車ロードレースの成長の軌跡と、シクロクロス全日本チャンピオンへの道のりを綴るブログ。

第5回富士山国際ヒルクライムロードレース

2008年06月15日 | 大会
今シーズン、実業団レース2戦目は第5回富士山国際ヒルクライムロードレースだ。入賞、さらにはBR-1昇格を狙えるレースとして、ピークを合せて参戦した。

会場は静岡県、当初は自動車で行く予定だったが、家で使うとか、帰りのことなど、いろいろ考えているうちに往路は高速バス、復路は夜行(ムーンライト)で行くことにした。

ハプニング①
古町で高速バスに乗車しようとしたら、自転車は積めないと乗車拒否された。(西武バス) 新潟交通では何回か積んでいたのでこれには驚いた。
仕方ないので新幹線で行くことに。
ハプニング②
乗車した新幹線の空調が故障。大宮~上野間は車内がもわっとしていた。
ハプニング③
ランドナーを見るために、杉並区の上井草にある自転車に向かったが、間違って下井草駅で下車し、あるはずもない自転車屋を探しまくった。

土曜日の夜は相模原市の兄貴夫妻宅に宿泊させてもらう。美味しい料理にエビス、八海山、贅沢なディナーだった。

当日は会場まで兄貴に送ってもらう。会場では既に準備をしているとメールがあったニーズマ君を探して合流。ローラー台を貸してもらったり荷物を自動車に入れてもらったりとだいぶ助けてもらった。
アップはローラー台にて回転重視で行い、ケイ120~130ぐらいで20分ぐらい回す。最後にumiさんに習い、重いギアによって1分~2分負荷を与えるが、すぐに脚が疲労し2回で中止(苦笑 やり方間違ったか?!

相変わらずの段取りの悪さで、スタート位置は最後尾となった。まぁすぐに先頭に合流できるだろうと思ってスタート。先頭を目指して隙間を縫って進むが、中盤の選手の人口密度が濃く、なかなか前に出られない。ペースはどうも遅く、先頭から逆に距離が開いている模様。焦る・・・。ようやく先頭が見えたときは、結構前方に見えてかなり焦る。あっちゃ~。ここで脚を使ってはゾンビ化するのが目に見えているので、じっくりと一定のペースで距離を縮めにかかる。距離を半分に縮めた辺りで、ふともものハンさんに並ぶ。一声掛けて、先頭を目指す。先頭に追いついたのは、2キロ以上も走ったところだった。やれやれ疲れました。ここまで勾配は緩く5~6%ぐらいか。

九十九折り区間に突入し、この時点で10名ぐらいに絞られていた。ここでも勾配はそんなにきつく感じなかった。周りを見るとファイナルギアの選手がちらほら、この後大丈夫か~?? なんて思っていたらいつの間にか自分もファイナルギアで驚愕・・ おいおい・・・。
この辺りで1人の選手が徐々に差を広げていく。自分は様子見で3番手でレースを進める。次第に距離が広がって行くので、勾配が緩んだ区間でペースアップし距離を縮める。この時点で2位。

完全に追いつく前に、馬返しポイントを通過、ここからが本当の富士山が始まった。まさに壁。スピードは10キロを割り込む。先頭はすぐ前に見えるのにタイム差は20秒前後で推移。後続から2名の選手が合流し3名で先頭を追うがタイム差は変わらずで7キロ地点ぐらいまで行く。

ここら辺の激坂から自分が遅れだす。みんなダンスでもがいて粘るが自分はシッティング。距離は広がる。思わずダンスするがさらに距離が広がる。あぁ・・・ 下手にハンドルを引き付けるとウィリーする始末。なんすかこの坂は。
激坂の区間でも、たまに勾配の緩む区間や、まれに下り坂があったりした。その区間を使って一気にクランクを回して再び2位集団に復帰。それを2,3度繰り返す。

ラスト1キロは、1位と20秒差、2位と10秒差の位置。後ろにぴったりと1人ついている。ラスト200m、2位には追いつけないと確信。後ろにはしっかりと付いてきている。前に出したかったが、さらにその後ろに選手の影を感じたので、けん制による悲惨なパターンは避けたかったので、このまま後ろに付けたままでスプリントに突入!
うぉーーーー、ああーーー、あぁ・・・。。。サクッとまくられて4位でゴール。目の前まで引き寄せたBR1は、簡単には手に入れることはできなかった。

頂上ではアダムさんに滅茶苦茶な英語で質問攻めにした上、記念写真を撮って解放した(笑

最後に---
このコースは、あまりに激坂なため、軽いバイクがいいかと思われます。


70分