絵本と児童文学

絵本と児童文学、子ども、保育、サッカーなどの情報を発信する

といれとれーにんぐ

2005-02-16 22:50:29 | みるふぃーゆのコラム
といれとれーにんぐ  (2005年02月16日 (水) 22時50分)

 我が家の2歳半の息子はそれこそトイレトレーニングの真っ最中。
トイレトレーニングをスタートさせる兆しは去年の夏であった。彼は普通のおむつを突然嫌がりだした。おむつ交換のたび抵抗してやりづらいので、はかせるタイプのおむつにした。そうしたら「パンツ」と喜んではいている。そういえば、お友達が家に遊びに来た次の日からだ。彼女がはかせるオムツをはいていた。
 そして、おとながトイレにはいるのについていってはのぞくのでいっしょにおまるに座らせてみた。うまくいったのはここまでだった。なにが気に入らなかったのか、彼はおまるを見ると逃げていってしまうようになった。座らせると泣くのであまり無理強いもできず、そのうちできるようになるさと自分にいいわけしながらトイレトレは中断状態であった。
 最近になって、夫が2歳向けの絵本を買ってきた。色や大きさの概念・体の部位の名称・生活習慣やあいさつ等々いろいろ描いてある。その中のトイレで排泄する絵が描いてあるページをおむつ交換のたび見せていた。「おしりがむずむずしてきたら、とんとんといれにいくんだよ~」
 息子もあいかわらず、トイレを嫌がるものの、「行かなきゃならないのか?」ぐらいは思っていたようである。トイレのページをひらいてトイレの前まで行ってみたりしていた。
 うちは2階にもトイレがある。いちいちおまるを運ぶのも大変なので、補助便座(普通の便座の上において使う)を買うことにした。私は、ふつうのを買うつもりでいったのだが、値段はほとんど変わらなくてアンパンマンのの補助便座があった。おまけにこのアンパンマンにはスイッチが3つあって喋ったり、水の音が出たり、音楽が流れたりする。普段、キャラクターものはいっさい買わない私なのに、なぜか誘惑にかられた。そして、買った…。
 息子は私がパッケージからだすのも待てないというように、スイッチをおしては音がでるのを楽しんでいる。(あ~、やっぱりおもちゃになってしまった…)「おトイレに持って行ってのってみようか」と彼をうながすとニコニコ喜んでついてくる。そしてニコニコ喜んで便座にまたがった!(お~、成功だよ!成功!)あげく彼はこう言ったのだ。「ちっこ、ちーちー」
あなた、どうすべきかはわかっていたのね…。まあ、いいか。とりあえずは便座に座ってくれるようになったもの。アンパンマンでつるなんて姑息な手段だけどさ。
 実はそれは昨日のこと。トイレに座るようになったものの、まだ一度もそこでおしっこもうんちもしていない。今朝なんて、さんざん座っていてダメで戻っておむつをしてすぐうんちをした。
座ってくれるようになっただけでよしとするかぁ。これからこれから。
 彼にはおしっこやうんちをトイレでできるようになる日がいつくるのだろうか。みんな、こんな難しいことをふつうにやってるんだもの。あらためて、すごいよ。
 「トイレでおしっこ・うんちをする」
あたりまえで簡単なことなのに、子どもにそれを獲得させるのはなんと難しいことか…。自動車教習所に通っていた頃、路上を運転する人がみな天才に思えた。そんなかんじだ。世の中の親たちはこんな難しいことをみなしつけているのだ。だって、みなさん、ちゃんとトイレでおしっこやうんちをしてるでしょ?それは、あなたの親がちゃんと獲得させてくれたたまものなのよ。

コメントを投稿