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身近な生き物:来年も待ってるぜ

2023-11-29 06:29:19 | 日記
犯人を特定

 今年も色々な花の種を蒔いたけれど一番楽しませて貰えたのはハナオクラ。
薄黄色の花びらを愛でるだけでなく、サッと湯がいてポン酢にくぐらせて
口に入れればあら不思議。
極薄の花びらの舌触りと口に広がる粘り気が経験したことのない世界に
誘ってくれました。
 こりゃ来年も種を蒔かねばもったいない、そう思って花後に種の収穫を
したのですが、待っていたのは想定外の邪魔者でした。

 ハナオクラの種はオクラの実を短くしてひと回り膨らませた様なズン
グリした実の中にあります。
それを収穫しようとして黒くなった実をよく見たら、あらら、表面に鉛筆
の芯で刺したくらいの穴ぼこが。
 別の実にも同じ様な穴が開いていて、大雑把に数えたら3割ほどが同様の
被害を受けていました。
何らかの小さな虫が孔を開けて入り込んだようです。
 実を割いて中を見ると糸を張った雑な巣の様なものがありました。
中を探りましたがどこかに採餌行動に出かけているのか、主の姿はありません。
 「ハナオクラ」「実」「虫」で検索すると色々な情報が出ましたが、
中にこんな一文がありました。
<オオタバコガはハナオクラの花の芯に入り込む。>(YAHOO!知恵袋 より)
 これにて犯人特定です。

確証はなし

 名前の通り蛾の一種。
<メスは寄主植物の新葉や花蕾に1粒ずつ産卵する。>(農林水産省 より)
 厄介なことにこの蛾は好き嫌いが少ない広食性。
<キャベツなどのアブラナ科、キュウリなどのウリ科、トマトなどのナス科、
イチゴ、セリ、レタスなどの多くの野菜類だけでなく、カーネーションや
キクやバラなどの花蕾と食害の範囲は広い。
幼虫は植物の葉や茎や花蕾や果実などに入り込む。
サナギで越冬し5月頃に成虫になる。
年間3~4回発生する。>(茨城県 より)
 農作物に多大な害をもたらす犯人は、サナギになるために既に抜け
出した様です。

 オオタバコガの被害が目立つ様になったのは最近の話なのだとか。
<以前から日本に棲んではいたがほとんど問題は無かった。
1994年に西日本を中心に多くの作物で被害が大発生。
飛翔能力が高いので海外から大量に飛来した可能性がある。
メスはひと晩に200~300個の卵を産み付け、幼虫は植物体内に潜り
込む性質があるので農作物への被害は大きい。>(syugeuta より)
 我が家の大事なハナオクラを蝕んだのはオオタバコガらしいけれど確証はなし。
ならば来シーズンに徹底的にマークして証拠を掴むだけ。
 心待ちする相手じゃないけれど、来シーズンも必ず来いよ。
複雑な思いで来訪を待つのでした。

コメント
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