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国語のおさらい:表と裏

2023-11-23 06:29:49 | 日記
〇〇の無い性格

 毎週木曜日は国語をおさらいしています。
今週は「表と裏」のおさらいです。
 日本語の難しさを感じるのは簡単な言葉の違いが分からなくなる時。
表も裏も日常会話で使う言葉だから意味は十分に理解しているつもりです。
ところが簡単な言葉が合体した途端に難解言葉に大変身。
「表裏」と「裏表」、違いを説明しようとして悩みます。
 <表裏おもてうら:①表と裏 ②表面に現れた言動や態度とそれに全く
相反する内心。>
<裏表うらおもて:①裏と表 ②表と裏とが通常とは反対の状態であること。
本当は裏であるのに表であるかのように扱うこと ③言行などに表向きと
内実とで一致しない点があること>(新明解国語辞典 より)
 分かった様で頭の中は混乱したままです。

 こんな解説がありました。
<裏表、表裏、二語とも物事の表面と裏面の意味の他に、物事の表面に
現れた部分と内面に隠されている部分の意味がある。
具体的な物の表と裏を一つずつとらえて言う場合には裏表を用いること
が多く、表裏はもっぱら外面と内面の両面を一組として表現する場合に
限られる。>(goo辞書 より)
 かなり踏み込んで説明してくれましたがまだ混乱は解消しません。
日常会話の中でどう使い分けたら良いのか、その点を深堀してみました。
 「あの人は〇〇の無い性格の人なので信用できる、とした場合〇〇に
入るのはどちらか?」の問いがありました。
回答は<表裏とした人が20.4%、裏表とした人が67.3%、どちら
でも良いとした人が12.3%だった。>
 多数派は「裏表」ですが果たして正解は?
<どちらでも間違いではないがお勧めは裏表。
こんな質問を受けたら「よく使われるのはこちらです」と提示するのが良い。>
(毎日ことば より)

コピー用紙の表面

 人間の体にも表と裏があるそうで。
<体の外側を表と言い現代医学的には皮膚・皮下組織・筋肉などに相当する。
裏は体の深部を言い消化管・腸間膜などに相当する。
漢方では風邪などの急性疾患は体の外から来て時間の経過とともに中に
入ると考える。
風邪の引きはじめは頭痛や関節痛になり、すぐに治らない場合は咳が出たり
食欲が無くなったりする。
これは病気が表から裏に移ったためと考えられる。>(日本臨床漢方医会 より)

 人間の体だけじゃなく、コピー用紙みたいな単純な物にも表裏はありました。
<両面ともつるつるで違いは分かりにくいが、購入した時に包装紙が糊付け
されている方にあるのが表面。
普通の使い方では中央の糊付け部分を剥がして取り出すことが多いのが
その理由。>(東京総合紙機 より)
 今週のおさらいで学んだこと、それはどんな物にも表と裏がある、でした。


コメント
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