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身近な生き物:加齢臭に誘われて

2023-11-15 06:29:09 | 日記
ゴマ粒よりも小さな虫

 人の頭の高さで群れをなして飛び回る小さな虫、いわゆる「頭虫」の
正体はユスリカ。
<外観は蚊に似ているが蚊とは異なり吸血しない。
成虫の大きさは6mm程で淡い黄緑色をしている。
メスは大きな蚊柱を作って群れを成して飛翔する。>(日本防疫 より)
 小春日和の昼下がり、数多の小さな虫に頭の辺りをしつこく乱舞されて
イライラしました。
これまで何度も遭遇したユスリカの集団には遠く及ばない数なので、蚊柱
ではなくせいぜい爪楊枝。
それでも顔にどんどんぶつかり、たまには口の中に飛び込んで不快指数は
100を越えました。

 ぱっと見ではユスリカよりも小さな虫ですが正体は掴めません。
それで捕虫網を持ち出して宙を一振り、それだけで網の中にはゴマ粒よりも
小さなものが幾つか入りました。
 もそもそ動く1mmちょっとの奴を潰さぬ様に苦労して指先にとまらせ、
それをルーペで覗くとユスリカとはかけ離れた姿です。
大きな複眼、短い手脚、黒い体色、極めつけは翅が2枚しか見えません。
蚊ではなくコバエの仲間の何かです。
 コバエはショウジョウバエ、ノミバエ、キノコバエ、チョウバエなどの
小さなハエの総称。
 図鑑によるとチョウバエの大きさは5mmとあるので除外です。
ショウジョウバエの赤い複眼と違いこちらは黒っぽい眼なのでこれも除外し、
黒い体色からキノコバエと断じました。

新種かも

 キノコバエとは初めて聞く名前です。
<正式名はクロバネキノコバエで国内では126種が確認されている。
一年を通じて見かけるが春と秋に発生しやすい。
人を刺したり噛んだりはしないが、網戸の目を通り抜ける程小さいので
人家にも侵入する。
土の表面から2~3cmの深さに数百個の卵を産む。
4~7日で孵化した幼虫は土中の腐食物や朽ち木の腐った部分を食べて
成長し、8~20日程で蛹になり3~5日で羽化。
成虫の寿命は4~10日、中にはたった数時間で死んでしまう種類もいる。
移動の際に無数の仲間が群でひとつの塊になり、うねうねと飛行する習性がある。
夜明けから午前10時頃まで活動する。>(For your LIFE より)

 大雑把な生態は分かりましたが気になるのは最後の箇所。
遭遇したのは昼過ぎなので活動時間が違います。
あれはキノコバエじゃなかったかも。
 <その日の気候などによっては午後から夕方に発生することもある。
発生のメカニズムなど不明な点が多い。>(可児市 より)
 126種もいればずれた時間の昼下がりに活動する種がいても不思議
じゃありません。
 それにしてもあのキノコバエ、しつこかった。
もしかしたら加齢臭に集まる種類がいるのかもしれません。




コメント
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