意表を突く撃退法
長野市の初雪はもう間近。
何時降ってもおかしくない空模様が続くので少し早いと思いながらスタッド
レスタイヤに履き替えました。
ひと汗かいた作業の後、もうひと汗かくためにウォーキングに出発しました。
そこで目にしたのが小さなチョウでした。
茶褐色の翅を見て最初はベニシジミかと思いましたが、それにしては
少し大きい。
飛びながら白い翅ももらちらちら見えるので、どうやらこれはウラギンシジミ。
たまに出たお日様に誘われた飛翔のまっ最中でした。
<翅の裏が銀白色に輝くことが和名の由来。
翅の表が茶色地でオレンジ模様が付いているのがオス。
メスはオレンジ色の部分が白または淡い水色。
全体に渋い色合いをしているチョウで、日本では本州より以南に生息。>
(Wikipedia より)
ウラギンシジミの幼虫には独特な部位があります。
それが胴体の先端に付くふたつの突起。
アゲハチョウの幼虫も興奮すると頭部に一対の突起を出しますが、こちらの
突起はお尻方面にあります。
<危険を察すると筒状の突起からブラシ状の角を出して威嚇する。
ブラシの先端は花火の様な円形に広がる。>(ムシミル より)
孵化したばかりの幼虫には無く、2齢の幼虫からこの突起を持つ様になります。
これはかなり意表を突く撃退法。
近づいた天敵も目の前でいきなりこんな物が開いたら驚くこと間違いなしです。
南方系のチョウ
ウラギンシジミは南方系のチョウ。
<1950年頃の北限は関東地方と言われていた。
近年は温暖化の影響で宮城や山形でも越冬している。>(気候変動大百科 より)
決して寒さに強そうには見えないのに、冬越のスタイルは意外にも成虫越冬型。
ウスバシロチョウなどは卵、モンシロチョウなどは蛹で越冬しますが、
これならば寒さも平気です。
オオムラサキなどは生身の幼虫で冬を越しますが、落ち葉の下など寒さを凌げる
場所に幾らでも潜り込めます。
最悪なのは脆弱な翅を持つ成虫、穴倉などには入り込めません。
仕方がないので木の枝や葉の裏などでじっとして寒さに堪えます。
しかし環境は厳しいもの。
<降雪や強風で越冬中の個体が地面に落ちてしまうこともしばしば。>
(多摩森林科学学団 より)
その一方で息抜きも訪れます。
<変温動物なので体温が下がれば動けない。
しかし冬でも晴れた日には太陽光を浴びて体を温め飛翔する。>
(ホタルの独り言 より)
おてんとうさまに誘われたウラギンシジミが、徘徊中のオヤジと
すれ違いました。
長野市の初雪はもう間近。
何時降ってもおかしくない空模様が続くので少し早いと思いながらスタッド
レスタイヤに履き替えました。
ひと汗かいた作業の後、もうひと汗かくためにウォーキングに出発しました。
そこで目にしたのが小さなチョウでした。
茶褐色の翅を見て最初はベニシジミかと思いましたが、それにしては
少し大きい。
飛びながら白い翅ももらちらちら見えるので、どうやらこれはウラギンシジミ。
たまに出たお日様に誘われた飛翔のまっ最中でした。
<翅の裏が銀白色に輝くことが和名の由来。
翅の表が茶色地でオレンジ模様が付いているのがオス。
メスはオレンジ色の部分が白または淡い水色。
全体に渋い色合いをしているチョウで、日本では本州より以南に生息。>
(Wikipedia より)
ウラギンシジミの幼虫には独特な部位があります。
それが胴体の先端に付くふたつの突起。
アゲハチョウの幼虫も興奮すると頭部に一対の突起を出しますが、こちらの
突起はお尻方面にあります。
<危険を察すると筒状の突起からブラシ状の角を出して威嚇する。
ブラシの先端は花火の様な円形に広がる。>(ムシミル より)
孵化したばかりの幼虫には無く、2齢の幼虫からこの突起を持つ様になります。
これはかなり意表を突く撃退法。
近づいた天敵も目の前でいきなりこんな物が開いたら驚くこと間違いなしです。
南方系のチョウ
ウラギンシジミは南方系のチョウ。
<1950年頃の北限は関東地方と言われていた。
近年は温暖化の影響で宮城や山形でも越冬している。>(気候変動大百科 より)
決して寒さに強そうには見えないのに、冬越のスタイルは意外にも成虫越冬型。
ウスバシロチョウなどは卵、モンシロチョウなどは蛹で越冬しますが、
これならば寒さも平気です。
オオムラサキなどは生身の幼虫で冬を越しますが、落ち葉の下など寒さを凌げる
場所に幾らでも潜り込めます。
最悪なのは脆弱な翅を持つ成虫、穴倉などには入り込めません。
仕方がないので木の枝や葉の裏などでじっとして寒さに堪えます。
しかし環境は厳しいもの。
<降雪や強風で越冬中の個体が地面に落ちてしまうこともしばしば。>
(多摩森林科学学団 より)
その一方で息抜きも訪れます。
<変温動物なので体温が下がれば動けない。
しかし冬でも晴れた日には太陽光を浴びて体を温め飛翔する。>
(ホタルの独り言 より)
おてんとうさまに誘われたウラギンシジミが、徘徊中のオヤジと
すれ違いました。