週末を原村で

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#068 -’18. 撤退する勇気(計画変更の勇気)

2018年03月12日 22時26分31秒 | その他
投資方針の計画変更を行う勇気とは。

人間の心に起因する、すでに実行し始めたことを変更したり中止することの困難さを思い起こしてしまった。
心は自然に自己の意思で行った事が思考の足かせとなり、すでに行った意思との整合性を採ってしまうのである。
自己の行った行為の整合性を自然に採ってしまうのである。
矛盾することを嫌うのである。
途中の状況が変わっても、すでに行った行為と整合性を採らないと自己否定と捉えてしまうのである。
心の自由な意思を抑制してまで整合性を保つのか。
まるで考え方と変えることは自己否定であるとしてしまう問題点。
何故に客観的な冷静さを失い、自己を肯定して計画変更への決断に踏み出せないのか。

今回での株価での投資方針の変更に対応できなかった、自分が存在している。

過去の教訓でこんなことがありました。
〇 戦記ものの小説や文書を読むと感じる事。
客観的に状況は撤退すべき事が分かり切っているのにその決断ができないでいること。
 ガダルカナル島の戦記を読んだ時もインパール作戦を読んだ時も作戦を中止して撤退することはなかったのです。
作戦を立案した軍人(軍令部の高級将校)は自己の過ちを認めて修正する勇気が無いのです。
その為に沢山の尊い生命が失われたのです。
自己否定につながる為に戦後、生き残ったそれら将校も責任を何らとっていない。


〇 登山ものの小説や紀行文を読むと、生きてベースキャンプまで下りてくる事が絶対ですと。
自己が立案した計画を変更すべき勇気が持てずに命を落とす場合すらあるのです。
計画を変更する事は、自己否定では無い筈です。
でも、自己否定と捉えて変更する勇気、そして撤退する勇気が持てないのです。
しかし、勇気ある撤退も時にはありです。

今回の投資では自分自身の考えと異なり、一時の売り手市場ではありませんでした。
負けを認めないと言うか、底値で買った筈との思い込みで買い増し買い増しで含み損を増やす結果になりました。
少し前には含み損は200を超えてしまいました。
銘柄にも拠りますが、含み益が出てくるまでには少し時間がかかりそうです。


現在の経済状況&政治・社会状況では直ぐに反発する筈だとの思い込みを修正することができなかったのです。
いつも正しい決断をする程、人は完全ではありません。
しかし、自分の決断を正しいと思い、思いたいのです。
間違いであると思う事が出来ない心、自己の判断だから間違っている筈は無いと思いたい心。
その後の状況の変化があっても柔軟な対応する事が出来なくなるのです。

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